2018年5月に創業60周年を迎えたエポック社。本日2018年6月4日、創業60周年を記念したイベントが開催され、スペシャルゲストとして関根勤・麻里親子、稲村亜美が登場した。
エポック社といえば“野球盤”を思い浮かべる人も多いだろうが、その“野球盤”も今年で60周年、つまり、創業とともに同社の歴史を作ってきた大ヒットシリーズなのだ。
前田 道裕氏
まず登壇した、エポック社 代表取締役社長の前田道裕氏は、「当社は2018年5月6日に60周年を迎えました。創業者・前田竹虎が、60年前“野球盤”という商品を世の中に出すためにエポック社を創業し、ここに60周年を迎えることができました。60周年にあたり、特別な商品と企画を3つ用意しました」と、今年の重点アイテム3つを紹介した。
(1)さらなる進化を遂げた野球盤
“野球盤3Dエース モンスターコントロール”と題された60周年記念の新商品が、2018年6月9日より発売される。本作の特徴は、何と言っても“3Dコントロールピッチング機能”! これまでも、投げたボールが空中を飛んでいく“3Dピッチング機能”は搭載されていたが、本作ではそのボールを、高め・真ん中・低目の高低3段階と、左・真ん中・右のコース3段階の合わせて9方向へ投げ分けることができるようになったのだ。もちろん、“消える魔球”も健在。
一方のバッターも、投球の高低差に対応できるように、上下に動かすことができる“3Dスラッガー機能”を搭載。さらに、“スピードガン電光掲示板機能”を加えた3つの機能が新搭載された。
前田社長は、いままでの野球盤は、野球というスポーツを物理的にシミュレートしてきたが、最新作ではプロ、アマ問わず生身の選手たちがくり広げる駆け引きや勝負を再現し、「明らかにこれまでの野球盤より次元が上った」とアピール。
<野球盤3Dエース モンスターコントロール>
発売日:2018年6月9日(土)
価格:12000円[税抜]
対象年齢:5歳以上
(2)さらなる進化を遂げているトレーディングカード“EPOCH-ONE”
“EPOCH-ONE”は、創業60周年記念の新規事業としてスタートしたもので、プロ野球で記録を達成した瞬間など、記録的なシーンをトレーディングカード化するもので、完全受注生産方式の専用ECサイト“エポック・ワン”にて、72時間限定でアップされていく。購入すると、約10日ほどで手元に届くという仕組み。メモリアルな瞬間を集めることができるのだ。価格は1枚500円からスタートし、枚数が増えるごとに安くなっていく仕組みだ。
<EPOCH-ONE>
公式サイト:epoch-card.com
販売価格(送料・税込):1枚購入/500円、3枚購入/1350円、5枚購入/2000円、10枚購入/3500円
発送方法:販売終了から約1週間後に定形郵便、定型外郵便で発送
(3)テーマパーク“シルバニアパーク”が7月14日にグランドオープン
エポック社を代表する人気コンテンツのひとつ“シルバニアファミリー”でも新展開が。テーマ内パークとして、“こもれび森のイバライド”(茨城県稲敷市)内に、2018年6月23日(土)にオープン、7月14日よりグランドオープンすることが決定した。これは、首都圏初のテーマパークであり、1000坪の敷地内に、シルバニア村を再現した屋外型のテーマパークで、入場料は500円(3歳以上)となっている。
<シルバニアパーク>
施設名:シルバニアパーク
所在地:茨城県稲敷市上君山2060-1(こもれび森のイバライド内)
敷地面積:約3320平方メートル(1000坪)
営業時間:10:00~17:00 ※季節によって変動あり
入場料:3歳以上一律500円(こもれび森のイバライド入園料別途) ※シルバニアファミリープレミアムファンクラブ会員は100円引き
「この60年は、必ずしも平坦ではありませんでした。しかし、シルバニアファミリーや野球盤、女児ホビー、ジグソーパズルなど、自分たちで範囲を定めた商品群の進化に圧倒的なエネルギーを注ぎ、進化に進化を重ねてまいりました。その結果、グローバルにも高い評価を勝ち得て、グローバリゼーションを進めています」と前田氏。
続いてスペシャルゲストとして、関根勤&麻里が登場。じつはふたり揃って、こういったPRイベントに出演するのは初めてだという。「野球盤で青春を過ごしたひとり」という父・勤に対し、娘・麻里は「私はシルバニアファミリーを遊んできました。これからは、娘と遊びたいなと思います」とコメントし、前田社長に60周年記念の豪華な花束を贈呈した。
さらに、デビューした年が同じということもあり、1960年(昭和35年)に野球盤のテレビCMに登場した長嶋茂雄氏から、スペシャルメッセージが届けられた。メッセージを読み上げたのは長嶋茂雄氏……ではなく、関根勤十八番のモノマネで!
続いてのトークコーナーでは、関根勤・麻里ファミリーから野球盤やシルバニアファミリーなど、エポック社の商品についての思い出が語られた。野球盤について勤は、「“消える魔球”で、星飛雄馬と対戦した花形満の心境がわかった」。
一方、麻里がエポック社の商品では「シルバニアファミリー以外でも、ジグソーパズルやバーコードバトラーなども遊びました」と振り返ると、勤は「じつはバーコードバトラーのCMに出ていたんですよ。監督のノリがよくて、撮影が1時間で終わっちゃった」と当時を振り返ってくれた。
また、今年の野球盤のラインアップに、“スーパーマリオ野球盤”や“ドラえもん野球盤”があることから、「どんな野球盤で遊んでみたいか?」という司会者のフリに勤は、「歴代ボクシング選手による野球盤とか。あとは元女子アナ野球盤とか、野球盤・関ヶ原の戦い。ほら、版権がないから(笑)」。
シルバニアファミリーのテーマパーク“シルバニアパーク”のオープンについては、関根ファミリーが大興奮。現在麻里の娘さんは2歳半だが、3歳になったらシルバニアデビューさせる予定で、すでにキャラクター名も覚えているのだという。
と、ここで唐突に対決コーナーに突入。野球盤で対決し、なんと勝てばエポック社の商品が何でももらえるという太っ腹なコーナー。そして関根親子に対する刺客として、“神スイング”でおなじみ、稲村亜美がさっそうと登場した。
もちろん対決に使用するのは最新版の“3Dエース モンスターコントロール”。対決に先立ち、稲村が(野球盤で)始球式! これまで数々の始球式に登板した稲村だが、自己記録103kmを更新する136kmを記録した。
対決に先出ち、「本当の野球では亜美ちゃんに勝てないけど、野球盤なら……。何しろ、“盤キャリ”(=野球盤を遊んだキャリア)が違います」と関根勤が言えば、稲村も「麻里さんには悪いのですが、野球では負けられません」と真剣勝負を宣言!
投手・関根勤対打者・稲村亜美。3球勝負の結果は……実績十分、“盤キャリ”に勝る関根勤が勝利! 稲村は関根勤の投球をジャストミートすることができず、見事関根ファミリーがプレゼントをゲットした。対戦を終え、いろいろな球種を投げられることに驚いた関根勤は、「やり込むとバッターのレベルも上がってくる。でも、何十点も入ることはなく、2、3点の投手戦になりそうですね」と感想を語った。
ちなみに稲村にもビッグなプレゼントが! 先日、甲子園球場で自己最速を記録した始球式を、“EPOCH-ONE”でカード化してプレゼントされた。さらに、先ほどの“野球盤”始球式もカード化され、こちらは一般販売されることが明らかになった。なんでもプロ野球選手以外でのカードは初だそうで、これには稲村も「女性でも初ということですね。光栄で、幸せです」と語った。このカードのオーダー受付期間は6月5日~8日までとのことだ。
「今年達成してほしいのは、千葉ロッテの福浦選手の2000本安打ですね。残り23本なので、今年中に何とかクリアーしてほしいです」と稲村。最後にゲストの3人からコメント!
「野球盤からシルバニアファミリーと、大人から子どもまで楽しめる製品がたくさんあると思うので、皆さんぜひ楽しんでください!」(稲村亜美)
「60周年、本当におめでとうございます。これからもみんなで楽しめる、ワクワクするおもちゃや今度はテーマパークまで、どんどん提供してください。私たちも遊ぶのを楽しみにしています」(関根麻里)
「(長嶋茂雄のモノマネで)エポック社は永久に不滅です!」(関根勤)