2018年発売予定のサバイバル・アクションアドベンチャー『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』。シリーズ4作目となる本作は、人間ドラマや生理現象をこれまで以上に徹底して描写し、“リアルな都市災害シミュレーター”を目指して開発されている。

 そんな本作の最新情報が到着。スクリーンショットにあわせて、ストーリーやシステムの概要を紹介していく。

物語の舞台は、真夏の都市

『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』にはオンラインランキング要素が!? スクリーンショットが多数公開_03

 本作では、主人公の立場や性別をプレイヤー自身が選択可能。就職活動で上京してきた学生、都心で働く社会人など、自分に近いパーソナリティーを設定すれば物語により没入できるだろう。

 容赦なく降り注ぐ夏の日差し、不足する水と食料、劣悪な衛生状態……、気力と体力を奪っていく過酷な崩壊都市からの脱出を目指すことになる。

自分は何番目に悪行を積んだのかがわかる?

 また、本作にはなんとシリーズ初となる、オンラインランキングシステムが搭載される予定だという。詳細は不明だが、どれだけ善行をはたらいたか、あるいは悪行に手を染めたかのようなプレイスタイルが数値化され、オンラインに繋がれたプレイヤーの間で順位づけが行われるようだ。

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シリーズおなじみの多彩な選択肢。前述したランキングにも関わってくる?
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崩壊したコンビニ。生きるための食料は日に日に減っていく。
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校舎の収容人数は限界を越え、校庭まで人々が溢れている。ストレスから泣きだしたり、言い争いが始まる場面に遭遇することも。
この男性はショールームに突っ込んだ乗用車を運転していたようだ。
本作では、様々な被災者から情報を入手したり、協力したりすることで震災から生き延びることを目指す。

60名以上の人物が織りなすリアルな人間ドラマ

 登場人物はシリーズ最多の60名以上。初めて出会った人々が災害を前に協力し、時には傷つけ合いながら生き延びていく。

 登場人物はそれぞれに物語を抱えており、主人公は人々との関係性を強めながら崩壊都市を進んでいくことになる。

 また、飢餓感、のどの渇き、排泄欲求といった生理現象も表現に取り入れ、よりリアルで感情移入できるキャラクターが描かれているようだ。

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リストラにあったばかりの中年男性。震災のショックよりも、無職になったことをどう家族に打ち明けるかで悩んでいるようだ。

消防局や防災ジャーナリストが災害シーンを監修! 現実に応用できるほどリアルな知識を

 ゲームに登場する災害シーン・防災マニュアルは、神戸市消防局や防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏が監修に協力。メインとなる震災だけでなく、それにともなって発生する“火災”、“飢餓”、“集団パニック”、“液状化現象”なども取り扱っている。

 そうした描写を物理エンジンを使ってリッチに表現し、都市災害の恐怖をリアルに体験できる。マニュアルを読めば現実での緊急時に役立つ知識も得られそうだ。

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ビル火災が発生し、やじ馬がスマホで写真を撮っている。道路は液状化現象で水浸しだ。
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仮設トイレには長蛇の列が。極限状況下での人間描写にもこだわっている。