【Q&A】2019年後半発売予定の『ポケットモンスター』シリーズ完全新作のヒントも!? 新作発表会後に行われた質疑応答の中身が気になりすぎる

2018年5月30日に開催され、新作『ポケモン』ゲームのほか、新たなデバイスの存在が明らかになった“ポケモン新作発表会”。ステージ発表のあと、プレス向けに開催された質疑応答の模様を公開する。

 2018年5月30日に開催され、ニンテンドースイッチ向けソフト『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』、ニンテンドースイッチ/スマートデバイス向けソフト『ポケモンクエスト』など、各種『ポケモン』ゲームの最新情報が明らかになった“ポケモン新作発表会”。ゲームファンを驚かせる発表の連続で会場が大いに沸いたステージ発表も印象的だったのだが、じつはその後、プレス向けに開催された質疑応答も、気になる発言が続々と飛び出した見逃せない内容だった。

【関連記事】

『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』、『ポケモンクエスト』のほか新デバイスも! 衝撃発表に沸いた新作発表会の要点まとめ

2018年5月30日(水)、株式会社ポケモンが新作発表会を開催。新作ゲーム『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』と『ポケモンクエスト』を発表した。これに併せて、新デバイス“モンスターボール Plus”も公開。以下では、内容が盛りだくさんだった発表会の模様をリポートする。

写真左から石原恒和氏、増田順一氏、大森滋氏。

 メディア各社からの質問に応じたのは、株式会社ポケモン代表取締役社長の石原恒和氏、ゲームフリークの増田順一氏、大森滋氏の3名。発表された『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』に新ポケモンが登場するのか否かといった質問や、ニンテンドースイッチに関する質問のほか、2019年発売予定の『ポケットモンスター』シリーズ完全新作についても、ほんのわずかながら方向性が語られた。以下では、興味深い回答も飛び出したその模様をQ&A形式で紹介していく。

※文中の“Q”は各社記者からの質問です。

質疑応答

Q.『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は、『ポケットモンスター ピカチュウ』をベースに開発されたとのことですが、『ポケモン 金・銀』以降に新たに登場したポケモンは出てこないのでしょうか?

石原 基本的には出てきませんが、先ほども発表があった(編注:新作発表会のステージ中、『ポケモンGO』に登場することがアナウンスされた)アローラナッシーのように、“アローラのすがた”のポケモンが出てきます。

Q.アローラナッシーのほかにも、アローラライチュウなども登場するということでしょうか?

石原 はい。

Q.『ポケモンGO』のようなゲットのシステムが採用されていますが、やせいのポケモンとのバトルはなくなっているのでしょうか?

増田 今回はJoy-Conを使った遊びを中心に考えた結果、やせいのポケモンとのバトルはなくしました。そのぶん、トレーナーとのやり応えのあるバトルを楽しんでもらえると思います。

Q.(『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の)タイトルとなるポケモンについてお聞きします。ピカチュウの対を成すポケモンとして、イーブイを選ばれた理由を教えてください。

増田 『ポケモン ピカチュウ』で“主人公がピカチュウを選んだときに、ライバルはイーブイを選ぶ”というのが理由のひとつです。また、Twitterなどでイーブイの多くのイラストを見たり、11月21日をイーブイの日と設定していただいたり、ファンの方たちの熱意に負けました(笑)。結果、ピカチュウと対になるかわいさをもっているのはイーブイなのではないか、という結論に達しました。

Q.『ポケモン Let’s Go!ピカチュウ・Let’s Go!イーブイ』のPVで、最後に“You’ll meet A Special Pokemon”の表記がありましたが、これは新しいポケモンが1匹登場するということでしょうか?

石原 細かいところまで見ていただいて、ありがとうございます(笑)。いままで出ていないまったく新しい1匹が出る、ということになります。

Q.『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』では、ユーザー間での対戦や交換といった通信はあるのでしょうか?

増田 対戦や交換はありますが、それを行うためには、基本的には本体(ニンテンドースイッチ)が2台必要です。ただ、1本のソフトで同じニンテンドースイッチを使って、複数のアカウントでプレイすることはできます。

Q.『ポケットモンスター』シリーズ本編は、これまですべて携帯機で発売されてきました。今回、据え置き機であるニンテンドースイッチで発売することになった経緯を教えてください。

石原 ニンテンドースイッチは、据え置き機と携帯機の両方の性質を持っている統合機だと認識しています。統合機で開発することによって、これまでに作り上げてきた『ポケットモンスター』のいいところを拡大できるという判断です。

Q.ニンテンドースイッチを統合機として認識されているとのことですが、どういったところに魅力を感じて開発を行われたのでしょうか。

石原 ニンテンドースイッチは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』などの優秀なソフトにけん引され、現在までに急成長を遂げています。しかし発表された当初は、任天堂さんにはたいへん申し訳ないのですが「このハードはうまくいかないのではないか」と思っていました。とは言っても、そう思っていた頃から“あわよくば自分たちがけん引しよう”という気概を持ち、(ソフトの)開発を始めていました。だからこそ、いまのタイミングでこのような発表ができているのです。そんな『ポケモン Let’s Go!ピカチュウ・Let’s Go!イーブイ』は、『ポケモンGO』で初めて『ポケモン』を遊んだ人が、つぎに遊ぶポケモンのゲームとなってほしいという思いで作られています。

Q.2019年後半に発売予定と発表された『ポケットモンスター』シリーズ完全新作ですが、もう少しだけ、どんなゲームになるのか教えてもらえないでしょうか。

石原 現時点で内容についてお話しできることはできません。ただ、『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』は、(ニンテンドースイッチの)据え置き機としての楽しみかたをメインに作り上げましたが、完全新作では携帯機としての性質をより強化できるようなアイデアを取り入れていこうと考えています。

Q.『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』をプレイするうえでの、『ポケモンGO』をプレイすることのメリットはわかりました。逆に、現在『ポケモンGO』をプレイしている人が、『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』をプレイすることによって得られるメリットには、どんなものがありますか?

増田 小さな子どもたちの中には、親御さんといっしょでないと『ポケモンGO』をプレイできない子もいます。そんな子どもたちが、親御さんといっしょに出かけたときに捕まえたポケモンを『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』に送ってもらうことで、自分のポケモンとして育てられると。親御さんに限らず兄弟など、いろいろな人の『ポケモンGO』からポケモンを送ってもらうことで、『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』での冒険がより豊かになるという楽しみかたもあります。

石原 基本的には、両方を遊んでいると両方に“いいこと”があります。

Q.『ポケモンクエスト』は、ニンテンドースイッチ版のデータとスマートフォン版のデータを共有できるのでしょうか? また、プレイする際に、常時インターネットに接続しておく必要はありますか?

石原 データの共有性はありません。また、常時インターネットに接続しておく必要もありません。

Q.“モンスターボール Plus”は、新しい端末としてほかの使い道も考えていらっしゃるのでしょうか?

石原 複数のソフトで使える汎用性はあるものの、『ポケモン』専用のデバイスであると考えています。じつは、私が最初に考えていたものは“Pokemon GO Plusの進化形”のようなデバイスでした。そこへ、任天堂さんから「どうせなら究極のモンスターボールを作ろう」という話をいただいたのです。(モンスターボール Plusの)中にポケモンを1匹入れて持ち歩くことで何か“いいこと”が起きるのですが、その内容については、いまはまだ内緒にさせてください。

記者たちからの際どい質問にもざっくばらんに回答していた石原社長。各種新作の今後の動向が気になる!

 質疑応答の模様はここまで。『ポケモン Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』では、新たな1匹の新たなポケモンが登場するということが明かされたほか、2019年発売予定の『ポケットモンスター』シリーズ完全新作について石原氏から方向性に関するコメントが飛び出したことは収穫といえるだろう。それらが何を示すのかは今後の発表を待つ必要があるが、楽しみにしたいところだ。