シリーズ7周年を迎えるデジタルキッズカードゲーム『ガンダムトライエイジ』、新シリーズ『OPERATION ACE』の魅力を開発のキーパーソンが語る!

シリーズ7周年を迎えるデジタルキッズカードゲーム『ガンダムトライエイジ』。その新シリーズである『OPERATION ACE』が5月24日から稼動開始するのにあわせて、開発スタッフであるナ・カイシデン氏にアレコレ聞いてみた。

 日本に住む者なら知らない人はいないであろう人気コンテンツ『ガンダム』シリーズのほぼすべての作品から選ばれたモビルスーツ&パイロットのカードを組み合わせ、7枚のカードで作った小隊でバトルを楽しむアーケードカードゲーム、『ガンダムトライエイジ』。2011年の稼動以来、絶えずバージョンアップを続けてきた本シリーズだが、5月24日から稼動がスタートした新シリーズ『ガンダムトライエイジ OPERATION ACE』(以下、『オペレーションエース』)では、新たなゲームルール“ACEバトル”が追加され、遊びかたや対戦環境にシリーズ最大級の変化が訪れることが予想される。ここでは『ガンダムトライエイジ』開発スタッフであるナ・カイシデン氏に、“ACEバトル”を導入した経緯や狙いについて語ってもらった。

ナ・カイシデン氏。イベントや配信番組に登場するプレゼンターとしてなじみ深い存在でもある。

7年続く人気シリーズ『ガンダムトライエイジ』の魅力とは?

――今日はまず『ガンダムトライエイジ』の存在を知らないファミ通.comの読者向けに、シリーズ全体の話から入ってもらってよろしいでしょうか?

ナ・カイシデン わかりました。バンダイはさまざまな作品でカードゲームを展開していますが、『ガンダムトライエイジ』のように筐体にフラットパネルと呼ばれるカードの動きを認識する機能がついているタイプのゲームは、カードを実際に動かして遊んでもらうことを主眼に置いて作られているタイトルです。開発当初から『ガンダム』という題材を扱ったうえで、しっかりとしたゲーム性を持たせて作っていこうというコンセプトがありました。
 あとは7年間続いているシリーズということで、いままで遊んでくださっている方に対して、ゲームとしておもしろい、飽きがこないように心がけています。それと同時に毎弾新しい人が入ってきてくださっているので、新しく入ってきた人が遊べないことはないよう、難しく複雑になりすぎないようにというところのバランスを心がけて作っております。

――長期で続いているシリーズ、とくにアーケードゲームは“新しい人が入ってこない”のが問題になりがちなように思うのですが、『ガンダムトライエイジ』はそうでもない?

ナ・カイシデン そうですね。そこが7年続けられている理由に繋がっているかと。『ガンダムトライエイジ』はほかの『ガンダム』ゲームと違って、テレビアニメなど映像作品が展開するときは、そこにしっかり連動するようにしていることが続いている理由だと思います。タイトルにもあるように、『ガンダムトライエイジ』は『機動戦士ガンダムAGE』のテレビ放映がスタートしたときに稼動がスタートしましたが、『機動戦士ガンダムAGE』の機体が入っていて、テレビに登場したキャラクターがゲームでも遊べるというのをウリにしていました。その上でほかの『ガンダム』シリーズのモビルスーツでも遊べるオールスター戦のような楽しみも提供しつつ、旬な作品も『ガンダムトライエイジ』なら同時進行で必ず遊ぶことができるというのが、新しいお客様にも『ガンダムトライエイジ』を始めていただける要因になっていると思っています。

『オペレーションエース』では現在テレビ放映中の『ガンダムビルドダイバーズ』のモビルスーツやパイロットがさっそく参戦している。

ナ・カイシデン あとはゲームセンターだけではなく、ショッピングモールや家電量販店といった、さまざまな商業施設にマシンを置いてもらっているのも大きいですね。そのおかげで、ほかの『ガンダム』ゲームよりも、ユーザー層が幅広いのも挙げられるのではないかと思います。大人だけではなく、小・中学生にも遊んでもらえているのも大きな要因じゃないかなと。

――なるほど(笑)。それはほかのアーケードゲームではなさそうな現象ですね。

ナ・カイシデン 『ガンダム』ゲームの中でもなかなかないみたいですね。また稼動から7年経っているので、いまは高校生や大学生、社会人でも、ゲームを始めたのは小中学生のころからというプレイヤーは多いですね。ヤング・ミドルエイジで全国大会に出場していたプレイヤーが、全年齢のオールエイジでも上位入賞しているケースも何回かありましたし。

――稼動している場所が多くてユーザーの年齢層が幅広いということは、『ガンダムトライエイジ』で初めて『ガンダム』というIPに触れて、『ガンダム』そのものにハマっていくというケースもよくある流れなのでしょうか?

ナ・カイシデン そうですね。さまざまなシリーズのガンダムが参戦しているので、最初は“光っていて強いから”という理由でカードに興味を持って、そこから作品に興味が湧くケースもあるみたいです。カードをスキャンするだけでモビルスーツが画面に出てきて、それが動いて戦ってくれるので、「この機体ってこう動いて、こんな攻撃をするんだ」というのを、直感的にわかってもらえる。それも『ガンダムトライエイジ』ならではのおもしろいポイントかなと。

――ゲームでは、『ガンダムトライエイジ』にしか参戦していない機体もありますよね。

ナ・カイシデン はい。テレビ作品や外伝の機体だけではなく、ゲームでは『ガンダムトライエイジ』にしか参加していない機体もありますよね。『ガンダムビルドファイターズトライ』が放映されていたころに『ガンダムトライエイジ』に追加されたガンダムトライオン3がアニメ本編に登場する流れを組めたりですとか、トライオンの派生であるドライオンIIIが2017年年末に配信された『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』に入っていたりですとか、そういう流れが組めているのもおもしろいところかなと思っています。

――放映中の『ガンダム』タイトルによって『ガンダムトライエイジ』に入ってくるユーザーへの年齢層が変わってくるというのもありますか?

ナ・カイシデン ガンプラを題材にした『ガンダムビルドファイターズ』や『ガンダムビルドファイターズ トライ』のときは年齢層が低めになっており、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のときは比較的年齢層が高めのユーザーが増えたように見受けられました。

――ゲームのシステムに関しても放映中の作品に合わせて追加していく流れできていますよね。『ガンダムビルドファイターズ』が放送されたときにリリースされた“ビルドMSシリーズ”から“ビルドMSシステム” (※プレイヤーが機体とアビリティを組み合わせて機体を育成するシステム)が追加されて、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のときにはマルチフレームシステム(『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場するモビルスーツをベースにプレイヤー好みの機体を育成するシステム)が導入されました。

ナ・カイシデン 作品に紐づいたゲームシステムもウリになっていると思います。自分の好みの性能にモビルスーツを仕上げられるというシステムは好評をいただいております。また、昨年追加されたイグニッションカードは対戦をメインに楽しむ方を中心に好評価をいただきました。対戦を重きに置いた層に向けて作ったカードだったので、狙った層に受け入れてもらえたのはうれしかったです。

――『ガンダムトライエイジ』はかなり盛んに対戦が行なわれていて、イベントも多いですよね。

ナ・カイシデン そうですね。全国のコロニーショップの協力のもと、毎月大会を開催していただいています。とくに昨年からは大会参加景品パックをリニューアルして、封入されているカードの種類を増やしたんですよ。加えてカードの仕様も豪華にすることで、ユーザーの参加率がすごく上がりました。

『オペレーションエース』も稼動がスタートした翌月の6月から大会参加記念品が更新される。写真は大会に参加するともらえる“NEWスペシャルカードパック03”の一部。

――ユーザーの方に聞いたのですが、ユーザーの声を拾ってゲームやサービスを改善しているのはすばらしいですね。

ナ・カイシデン もちろんできないこともあるんですが、解決できることに関しては、ユーザーの声をダイレクトに拾える場所で拾って、応えていきたいです。そういうことができているのも、シリーズが7年間続いたポイントかなと思っています。