“『ガンダム』シリーズ 新作発表会”開催! ニュータイプ神話の行き着く先――『機動戦士ガンダムNT』2018年11月劇場公開予定

サンライズは、2018年4月20日、ガンダムベース東京にて“ガンダムシリーズ 新作発表会”を開催。2018年11月に劇場公開予定の『機動戦士ガンダムUC』の続編となる劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の概要が公開された。

 サンライズは、2018年4月20日、ガンダムベース東京にて“『ガンダム』シリーズ 新作発表会”を開催。2018年11月に劇場公開予定の『機動戦士ガンダムUC』の続編となる劇場用アニメ『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』の概要が公開された。

 本作は、『機動戦士ガンダムUC』に続いての登板となる福井晴敏氏が脚本を担当。サンライズ第1スタジオが制作する。監督は吉沢俊一氏、メインキャラクター原案は高橋久美子氏、キャラクターデザインは金世俊氏。メカニカルデザインはカトキハジメ氏、小松英司氏、音楽は澤野弘之氏という布陣となっている。

『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』2018年11月劇場公開! 『機動戦士ガンダムUC』のその先を描く

『機動戦士ガンダム』シリーズの最新作となる劇場作品『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が発表。『機動戦士ガンダムUC』の続編を描く。

―あらすじ―

U.C.0097――。
“ラプラスの箱”が開かれて一年。
ニュータイプの存在とその権利に言及した“宇宙世紀憲章”の存在が明かされても、世界の枠組みが大きく変化することはなかった。

のちに“ラプラス事変”と呼ばれる騒乱は、ネオ・ジオン残党軍“袖付き”の瓦解で終結したかに見えた。
その最後の戦闘で、2機のフル・サイコフレーム仕様のモビルスーツが、人知を超えた力を示す。
白き一角獣と黒き獅子、2機の脅威は、封印されることで人々の意識から遠ざけられ、忘れ去られるはずだった……。

しかし、2年前に消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機が、地球圏に再びその姿を見せ始めた。
金色の“不死鳥”……その名はフェネクス――。

・キャラクター

ヨナ・バシュタ
25歳。地球連邦宇宙軍所属。階級は少尉。
“不死鳥狩り”作戦の増援として送り込まれたナラティブガンダムのパイロット。
ミシェルとリタの幼なじみ。少年期にオーストラリアで被災した過去を持つ。

ミシェル・ルオ
25歳。ルオ商会特別顧問。略筮法での占いに長け、政財界から絶大な信頼を得る。“不死鳥狩り”作戦を展開するクラップ級宇宙巡洋艦ダマスカスに、増援のナラティブガンダムを伴って乗り込んでくる。

リタ・ベルナル
25歳。地球連邦宇宙軍所属。階級は少尉。
消息不明となったユニコーンガンダム3号機フェネクスのパイロット。少女期にオーストラリアで被災し、奇蹟の子供達と呼ばれた過去を持つ。

 もうひとり公開されたキャラクター、ゾルタン・アッカネンが『ガンダムUC』に登場したシナンジュのプロトタイプとなるシナンジュ・スタインに搭乗する。ゾルタンはヨナのライバル的存在になるという。

・メカ

ナラティブガンダム
主人公ヨナ・バシュタが搭乗するアナハイム・エレクトロニクス社製MS。
RX-93 νガンダムの試験機として開発され、各部の形状がνガンダムと同様のパーツ構成となっている。
試験機としてデータ取得が主な目的だった為、機体各所に装甲が装着されておらず、フレーム構造がむき出しになっている。
素体自体に、武装は頭部バルカンのみで、“不死鳥狩り”作戦にはルオ商会の力を借り、複数の武装を換装して運用する。

シナンジュ・スタイン
“UC計画”においてサイコフレームの強度・追従性のテスト機として開発された試作MS。
開発コードはスタイン01。
U.C.0094、地球連邦宇宙軍所属のクラップ級巡洋艦ウンカイで輸送中に強奪されたとされている。

ユニコーンガンダム3号機フェネクス
試験用に先行納入されたフル・サイコフレームの素体をもとに、白い1号機と黒い2号機の建造データを反映して組み上げた金色のユニコーンガンダム3号機。U.C.0095、暴走事故を起こし、行方不明となっている。

11月に劇場公開! トークショウで追加情報も公開

 発表会では、まずサンライズの宮河恭夫社長が登壇。宮河社長によれば、「アムロとシャアの戦いから始まり『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、『機動戦士ガンダムUC』へと連なる宇宙世紀サーガ。そこからさらに新たな宇宙世紀100年の歴史を描く新作タイトルをシリーズ展開するプロジェクト“UC NexT 0100”を始動する」とのこと。

 『機動戦士ガンダムNT』はその先駆けとなる作品で、新領域の開拓・拡大を目指しているという。とくにバンダイナムコエンターテインメントとタッグを組み、ゲームとの連動を意識したものになるという。そのほか、コミック、小説などマルチプラットフォームでの発信を予定しており、宇宙世紀を終わりまで描いていく予定であることが語られた。

宮河恭夫社長

 プロモーションビデオに続いて登壇したサンライズの小形尚弘プロデューサーは「本作は『ガンダムUC』の物語の裏側で開発されていた“フェネクス”をめぐる物語になる」と概要を紹介。シナリオを担当した小説家の福井晴敏氏をステージに呼び込んでのトークショウとなった。

小形尚弘プロデューサー

福井晴敏氏

 『機動戦士ガンダムNT』というタイトルは、“NT”を“ニュータイプ”にかけているだけでなく、“ナラティブ”という言葉に“語る”、“語りなおす”、“編纂する”という意味合いがあり、これまで語られてきた“ニュータイプ”に対してひとつ句読点を打つように作れたら、という思いが福井氏にあるようだ。

 本作はヨナ、ミシェル、リタの幼なじみで25歳のキャラクター3人が主人公となる。「いままでの『ガンダム』は少年がひょいと乗り込むということがあったが、今回は正規の軍人。3人には過去にいろんなことがあった(子ども時代はPVでも描かれている)。ミシェルは『Zガンダム』などに登場した“ルオ商会”と関係のある人物。ステファニーとは血縁関係にはない。リタに関してはヒロイン的立ち位置で、彼女だけほかのふたりよりも幼く見えるが、それには事情があるという。

 続いてモビルスーツに関して。ナラティブガンダムは頼りなく見えるが、そのコンセプトは“着せ替えガンダム”。公開されたのが素体となるボディで、作戦に応じていろいろなパーツを付け替えていく。PVに登場していたのは“A装備”で、今回のフェネクスを捕まえる“不死鳥狩り”という作戦に参加する姿となる。

 フェネクスは暴走事故を起こして姿を消していたが、『ガンダムUC』でのミネバの演説のあたりから目撃証言が出始め、1号機の強大な力を目の当たりにした人類がフェネクスを放置するのはまずい、ということで“不死鳥狩り”を実行するということになる。フェネクスはお台場限定の映像や小説『ガンダムUC』11巻に登場しており、過去の作品と共有している部分はあるが、U.C.0097を描く『ガンダムNT』ではまったく新しい描きかたがされているとのことだ。

 もうひとり公開されたキャラクター、ゾルタン・アッカネンが『ガンダムUC』に登場したシナンジュのプロトタイプとなるシナンジュ・スタインに搭乗する。ゾルタンはヨナのライバル的存在になるという。

 本作は11月に劇場公開される。『ガンダムUC』のように劇場でBlu-rayを先行販売するような形ではなく、まず劇場作品として展開される。“ニュータイプ神話の行き着く先―”というキャッチコピーには、サイコ・フレームがいかに危険な兵器か……「開けちゃいけない扉というか、開けちゃいけない扉、まだちょっとその扉を開けるには人間には早いかもしれないというような」(福井氏)物語を描いていく。

 ここから、『ガンダムUC』でリディ・マーセナルを演じた浪川大輔氏と、よゐこの濱口優氏が登場。『ガンダムUC』のTV放映時の副音声収録で集まったメンバーでのトークとなった。

浪川大輔氏

よゐこの濱口優氏

 まず、『ガンダムNT』にリディが登場するのかどうかという点に話が及んだが、「リディは大事にしていきたい」(福井氏)、「台本も上がって作画に入っていますが、“リ”の文字をあまり見てないですね。リディは政治家になるんですかこれから」(小形氏)。「軍隊を辞めてるんじゃないですかね」(福井氏)という。「オファーは一切受けておりません」という浪川氏に対して、「予告編のナレーションで。本編のオファーはない」(福井氏)と副音声と同じように浪川氏をいじり気味に話が展開した。浪川氏が演じたもうひとりのキャラクター『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』のアルフレッド・イズルハが登場する可能性についても話が出たが、そちらも「彼は軍隊には入らないでしょう」(福井氏)ということで……。

 福井氏によれば、『ガンダムUC』を手掛けるにあたって、ニュータイプについて改めて考えていくうちに“こういうことかな”というのが見えてきたそうだ。だが『ガンダムUC』で福井氏は「正直、描き切っていない」という。今回の『ガンダムNT』では、「ある種、ニュータイプというのをこう捉えたら、“あれもこういうこと? これもそういうこと?”って全部収まっていく」という。

 新しく付けられたフェネクスの尻尾についても話題が出たが、その謎に関しては明かされなかった。3号機だけ地球連邦軍に納品されて実験中だったが、暴走事故を起こして行方不明となり、1年後に再び姿を現したという流れで登場する。無補給で動けるわけはないので、その背後関係も明かされるという。

 劇場公開作品として展開される『機動戦士ガンダムNT』。前売券は5月に劇場公開される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星』上映劇場にて発売される。特典としてクリアファイルが付属し、価格は1800円。

『ガンダムNT』プラモデルの試作品も登壇した。

濱口氏にちなんで、あの番組仕様の武装をあつらえたフェネクスが2体お披露目された。

商品展開

・プラモデル

HG 1/144『ナラティブガンダム(仮)』

価格未定 2018年秋発売予定

ナラティブガンダム素体

ナラティブガンダムA装備

HGUC 1/144『シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.(仮))』

価格未定 2018年秋発売予定

HGUC 1/144『ユニコーンガンダム3号機フェネクス(デストロイモード)(ナラティブVer.)』

3024円(税込) 2018年6月発売予定

ゲーム

『スーパーガンダムロワイヤル』……“ガンダムNT”が参戦する。登場時期などは続報にて公開される。

“UC Next 0100”プロジェクトと連動した“Gundam New Tactical Game Project”……バンダイナムコエンターテインメントによる“Gundam New Tactical Game Project”が始動する。『ガンダムNT』の参戦など、詳細が決定次第告知される。

発表会終了後、4月21日~5月6日の日程で開催される“実物大ユニコーンガンダム立像”のプロジェクションマッピングが先行公開された。



(C)創通・サンライズ