海外ネットレーベルScarlet Moon Recordsは、コーディー・カーペンターとマーク・デイによるオリジナルアルバム『Shadow Spirits Vol. 1』を2018年4月24日より配信する。

 同アルバムは若き侍の冒険をテーマに、バトル曲、町のBGM、イベント曲といった感じに、チップチューンスタイルの曲がJRPGのサントラ風に編まれたもの。全14曲収録で、本日より音楽配信サイトのBandcampで予約が開始している(価格は10ドル以上)。

 なお今回、同レーベルの厚意により、4曲目“Spectres in the Mist”のサンプル動画を提供してもらったので、本誌公式YouTubeチャンネルで公開中だ。

 本作の制作にあたっては、コーディー・カーペンター氏がNES(海外版ファミコン)の音源チップで作曲したものをベースに、マーク・デイ氏がコモドールのSIDチップ(こちらもチップチューン音源としてよく使われる)による音を足す形でアレンジしていったという(一部シンセの名機Juno-106も使用)。

 コーディー・カーペンター氏は、変名のものを合わせるとこれまでに7枚のアルバムをリリース。日本文化に造詣が深く、代官山で英語教師をしていたという過去も。

 ご存知の人もいるかと思うが、父は『ニューヨーク1997』、『遊星からの物体X』、『ゼイリブ』などの映画作品で知られるジョン・カーペンター監督だ。実はカーペンター家は祖父ハワード・カーペンター氏から続く音楽一家でもあり、ジョン・カーペンター監督のアルバム『Lost Themes』などでは父子のコラボレーションも行われている。

架空のJRPGのサントラ風に編まれたチップチューンアルバム『Shadow Spirits Vol.1』。巨匠ジョン・カーペンター監督の息子コーディーが参加_01