インテラクティブ芸術科学アカデミー(AIAS)が、任天堂の特別顧問・竹田玄洋氏に第21回D.I.C.E. アワードの生涯功労賞を贈ることを発表した。同アワードの授賞式は米ネバダ州ラスベガスで現地2月22日に行われる。

 竹田氏は、1972年に任天堂に入社。おもにNINTENDO64やゲームキューブ、Wiiなどのハードウェア開発を主導したことで知られる。

 D.I.C.E. アワードはゲーム業界のプロフェッショナルやその作品を表彰することを主眼とした賞で、今回の発表文でも、これらのゲームハード開発を通じた業界全体への貢献に敬意を表して表彰したいという意図が述べられている。

 なお同アワードの過去の生涯功労賞では、任天堂からは2007年に荒川実氏が(ニンテンドー・オブ・アメリカでともにNESを展開したハワード・リンカーン氏との同時受賞)、2016年に故・岩田聡氏が受賞。また日本からは2008年にプレイステーションの生みの親として知られる久夛良木健氏にも贈られており、日本人では4人目となる。