Tsugi合同会社は本日(2018年1月31日)、オーディオダイアログおよびローカリゼーション向けツールの最新版“Alto Studio 3.1”をリリースした。
Alto Studioは膨大な量のボイスファイルに対し、あらゆる角度から自動でエラーチェックを行なうゲームローカライズ作業のために開発されたツール。ひとつの言語から何十種類もの言語まで、幾千ものダイアログファイルを分析し、必要であれば参照する言語での比較や、エラー報告、自動修正なども行うことが可能だ。
最新バージョンの“Alto Studio 3.1”は、さらにパワフルになり、多彩な機能が追加されているとのこと。アプリケーションにセリフとキャラクター名のサポートが追加されたほか、すべての分析と修正機能、すべてのツールにおいて、キャラクターが発したセリフに基づいてファイルを処理できるようになった。また、speech synthesizerの機能では、Final Draftスクリプトのインポートが可能になり、キャラクターごとに異なったボイスでのセリフのレンダリングができるようになった。
さらに、Alto Studioは、AudioKineticのWwiseやCRI・ミドルウェアのADX2といったゲームオーディオミドルウェアの最新バージョンと互換性を持つようにアップデートされているとのこと。追加された新しいエクスポータによって、WwiseやADX2のプロジェクトに自動的にWaveファイルを追加したり、コンテナやイベントの生成を行うことが可能だ。それぞれのプロジェクトのコメントに、セリフやキャラクター名を挿入することもできるようになったという。
あわせて、レポート作成機能が大幅に最適化され、多くのワークフロー改善も進化しているようだ。
Alto Studio製品概要
Alto Studio 3.1フルライセンス:59,000円(複数ライセンス、サイトライセンス購入での割引有)
AltoからAlto Studio 3.1へのアップグレード:30000円
Alto Studio 3.0から3.1へのアップデート:無料
動作環境:Windows 7、8、10(32/64ビット対応)