2017年12月7日に東京・秋葉原にて、“Fate/Grand Order Arcade ゲーム機お披露目会”が開催。その後、メディア向けに『Fate/Grand Order Arcade』のプレイ体験会も行われた。本記事では、スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)もガッツリとプレイしており、アーケードゲームも大好きな本誌編集者が、ロケテスト版『FGO Arcade』を触ってみてのプレイリポートをお届け。

※掲載されているゲーム画面およびカードに関しては、開発中のものとなりますので、製品版と異なる場合があります。

『Fate/Grand Order Arcade』シンプルさと奥深さの共存――これはアーケードゲームだ【プレイリポート】_01

 どうも、ファミ通編集部のしんのすけです! いよいよ『FGO Arcade』のロケテスト前夜! と言うことで、メディア向けのプレイ体験会に参加してきました。今回は、本作を実際に触ってわかったことや感じたことをお伝えしていきたいと思います。ちなみに、プレイできたのは“チュートリアル”と“対戦”、そして物理カードが手に入るお楽しみの“召喚”で、プレイ時間にすると約20分ほど。そのため、がっつりとやり込んでの感想ではなく、プレイの流れを写真でお見せしつつのファーストインプレッションだと思ってお読みいただけると幸いです!

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青と白を基調とした筐体。ここから、俺たちの新しい戦いが始まる……っ!
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筐体の細部はこのような形になっています。注目すべきはボタンの少なさで、左手で握る“Lグリップ”に移動系の操作が集約されており、ボタンは“アタックボタン”と“宝具ボタン”のふたつのみとなっています。
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筐体の下部にはイヤホンジャックとUSBチャージャーがあります。

 ゲーム開始時に、Aime(アイミー)というICカードを読み込ませれば、プレイヤーネームや性別などが決められます。その後は画面の指示通りに進めば、チュートリアルが始まります。

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Aimeを読み込ませている模様。
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『FGO Arcade』は決められたクレジットを投入して、“GP”と呼ばれるポイントを消費してゲームを遊びます。GPは時間の経過で自動的に減っていきますが、対戦モードなどをプレイする際は、一定量のGPを消費すれば、ちゃんと1戦が終わるまでプレイできました。
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初回プレイでは、始めにサーヴァント召喚を行うことになります。何だか見慣れたこの画面!(笑)。
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頼む……!
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引いたのはアタランテ! ちなみに、ロケテストでは、備え付けの物理カードを読み込ませて対戦が行えるので、「使いたいサーヴァントが使えない!」ということにはならないのでご安心ください。

 チュートリアルはマシュがやさしくゲームの基本操作を教えてくれるというもの。本作は、基本的にはひとつのボタン(アタックボタン)を連打するだけで攻撃が行えるので、格闘ゲームのような複雑さはありません。アーケードゲームをこれまでプレイしてこなかった人でも、すんなりと楽しめるようになると思いますよ。そのほか、詳細な操作や画面の見かたは下記の公式サイトでもしっかりと説明されているので、チェックしてみてください。

『Fate/Grand Order Arcade』公式サイト

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チュートリアルでタッチパネルの使いかたも教えてもらえます。できる後輩、マシュ。
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こちらは宝具発動のシーン。宝具ボタンを一定時間押すと発動できます。ちなみに、アルトリアの前方に出ている黄色い部分が攻撃範囲です。

 チュートリアル終了後は、対戦に。前述の通り、ここで備え付けの物理カードを読み込ませてパーティを編成します。

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筐体のこの部分に物理カードを置いて、画面左下に出ている“カード読み込み”をタップすれば準備完了。
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こちらは編成の画面。任意のサーヴァントや概念礼装をタッチして、自分好みのパーティを作ります。
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 そしていよいよ対戦へ。敵味方が3対3に分かれて戦う本作では、味方と協力して敵チームのサーヴァントを倒し、“撃破ゲージ”を増やすことが目的です。序盤こそ、宝具ボタンとアタックボタンを押し間違えたりしましたが(笑)、操作性がシンプルなため、すぐに慣れました。

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アタックボタンを敵の攻撃に合わせて連打すれば、ガードも行えます。
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スキルを使おうとしていたり、徐々にこなれてきた感じが伝わるであろうワンシーン。運よく“聖杯”もゲットできました(プレイ中は夢中で気づかなかったですが)。
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ドヤ顔で宝具を使おうと思った瞬間、敵に倒されてしまいました……。
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1騎目のサーヴァントが倒されると、場所が切り換わって2騎目に選んだサーヴァントが操作できるようになるようです。
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味方の援護もあり、初めての『Fate/Grand Order Arcade』を勝利で飾りました! やったネ!!
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対戦終了後は、お楽しみに召喚へ。何が出るかドキドキワクワク……。
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僕が召喚できたのはコチラ!
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物理カードの表と裏。手に持つと、しっかりした厚みを感じます。

 今回、プレイしてみていちばん最初に感じたのは、ボタンが少ないゆえのわかりやすさ。いわゆる間口の広さです。敵の撃破が勝利条件に直結するという理由も相まって、初プレイでもかなり早い段階でゲームに慣れることができました。また、それでいて単純なゲームかと言われると、決してそんなことはなさそうで、画面をタッチしてコマンドカードを任意に3枚選んだり、味方の動きを見て狙う敵を決めたり、敵の攻撃に合わせてガードをしたりと、やり込めば“深さ”のようなものが見えてくるかなーと。ここに、自分でパーティを編成する戦略性や、聖杯を巡る攻防などが絡んでくれば、かなり骨太なアーケードゲームになると、僕は思いました。2017年12月8日~10日のロケテストは、すでに事前申し込みが終了していますが、期間中に秋葉原ではスタンプラリーやコラボカフェなども開催されていますので、見物がてら足を運んでみてはいかがでしょうか?

“FGO秋葉原祭り2017”公式サイト