テレビシリーズの放送から12年――。マンガやゲームなどのメディアミックス展開が行われ、劇場版や続編も制作された人気作『交響詩篇エウレカセブン』(以下、『エウレカ』)が蘇る。当時のオリジナルスタッフが集結し、テレビシリーズをベースにしつつも、まったく新しい劇場3部作として再構築。『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』の名で、主人公レントンとヒロインのエウレカの新たな物語を描き、誰も知らない未来へと向かっていく。そんな注目の1作目が、2017年9月16日(土)より、全国の劇場で公開されている。週刊ファミ通2017年9月28日号(2017年9月14日発売)では、劇場公開を記念してレントン役の三瓶由布子さんと、エウレカ役の名塚佳織さんへのインタビューを掲載。しかし、誌面のスペースの都合上、盛り込めなかったエピソードもあったため、本誌未掲載のエピソードを補完した、完全版のインタビューをファミ通.comにてお届けする。

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』公開記念! 三瓶由布子さん&名塚佳織さんスペシャルインタビュー!_09

レントン・ビームス(レントン・サーストン)
三瓶由布子(さんぺい ゆうこ)さん
2月28日生まれ。東京都出身。『交響詩篇エウレカセブン』(レントン・サーストン役)で初主演を務めた後、アニメやゲーム、吹き替えなどで活躍。(文中は三瓶)

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エウレカ
名塚佳織(なづか かおり)さん
4月24日生まれ。東京都出身。『交響詩篇エウレカセブン』(エウレカ役)のほか、近年は『DIVE!!』(麻木夏陽子役)、『18if』(リリィ役)に出演。(文中は名塚)

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エウレカセブン ハイエボリューション1
2017年9月16日(土)全国ロードショー
キャスト:三瓶由布子、名塚佳織
総監督:京田知己/脚本:佐藤大/キャラクターデザイン:吉田健一
原作:BONES
配給:ショウゲート

12年前とはちょっと違う!? 同じ役を演じる楽しみと苦労

――今回の劇場版の企画を聞いたときの感想は?

三瓶 「また公開されるんだ!」と驚いた一方で、『エウレカ』を愛してくださっているファンの皆様のおかげだなと、感謝の気持ちが大きかったです。そして新しい劇場版がどんな内容になるのか、役者として楽しみでした。

名塚 お話をいただいたときは、とてもうれしい反面、正直、不安もありました。テレビシリーズから12年が経ち、改めて新しい作品を作るのは、ほかのスタッフやキャストの方も不安だったと思います。いざ収録が始まると、新しい『エウレカ』として楽しんでもらえる作品ができたと、手応えを感じています。

――テレビシリーズから12年ということで、レントンやエウレカを改めて演じられるのは非常に感慨深かったと思います。どんな気持ちで収録に臨まれたのか教えてください。

三瓶 12年前は、初めていただいた主役でかなり緊張していました。今回は、もう少し落ち着いて臨みたかったのですが、さまざまな経験を積んで成長したうえで、レントンやエウレカたちと対峙したとき、当時とは異なる緊張やプレッシャーを感じました(苦笑)。

名塚 以前よりも落ち着いていたよ。アニメの1話のとき、三瓶ちゃんはものすごく緊張していたので(笑)。別の作品で共演していたときは、緊張という言葉を知らないのかなというぐらい、ノビノビと演じていたんです。それなのに、『エウレカ』の収録が始まると、現場にはガチガチの見たことのない三瓶ちゃんがいて……。アレは誰ですかって(笑)。

――(笑)。テレビシリーズの収録で、ほかに印象に残っていることがあれば教えてください。

三瓶 テレビシリーズの収録は、人数がすごく多かったのが印象的でした。

名塚 当時はゲッコーステイトのメンバーがつねにいて、本当にアニメのまま収録をしているようでした。ハップ役の山口(太郎)さんがいつもイジられていて、ホランド役の藤原(啓治)さんがみんなをまとめてくれて。

三瓶 テレビシリーズのときは、キャストの年齢層がバラバラで、演じたキャラクターの年齢層に近かったこともあり、キャストとキャラクターの関係性が似ていたのも印象に残っています。

名塚 それぞれ等身大のキャラクターをやらせていただいたので、家族みたいな感じでしたね。

三瓶 今回の収録も緊張はしていましたが、いい意味での緊張感で演じられたのかなと(笑)。

名塚 気を引き締めてという感じだよね。映画は1日ですべて収録しましたが、すごく濃厚で楽しい1日でした。収録の合間にみんなで昼食や夕食をとって、楽しかったなぁ。

三瓶 お弁当を選んだのも楽しかったね(笑)。

名塚 そうそう! お弁当の種類が多くて。

――和気あいあいとした収録現場だったのですね(笑)。レントンやエウレカを久しぶりに演じてみて、たいへんだったところは?

三瓶 レントンは知らない世界に飛び込んでいき、自分ではどうにもならないところで打ちのめされることが多いです。テレビシリーズのときから体当たりで演じてきましたが、人生経験を積んだいまは、先の展開が想像しやすくなってしまって……。それでも少年のレントンといっしょに経験して、成長していく必要があるのは、何度演じてもたいへんですね。それに今回は、レントンのモノローグが多くて、単純にセリフ量の多さで気持ちと体力がたいへんでした。それとレントンは、家出をしていて少しイジケたシーンが多いのですが、レントンが辛そうだと、気持ちがつられて自分も辛くなってくるんですよ(苦笑)。

名塚 今回はコミカルなシーンが少ないもんね。セリフの量も本当にすごくて、台本を見たら、三瓶ちゃんがずっとしゃべっていて驚きました(笑)。ファンにはたまらないくらい、三瓶ちゃんの声が聞けると思いますよ。

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――ファンは必見ですね(笑)。ほかに演じるうえで、意識したところはありますか?

三瓶 アフレコの最初のテストで、スタッフの方に「暗い」と注意されました。イジケたシーンが多いので、暗くなりやすかったんですが、自分がいろいろ経験したものをレントンに乗せて演技したせいで、重くなったというか……。少年なのに、よく噛み砕いて受け入れる大人の雰囲気になってしまいました。

――そこを年相応の演技に修正されたと。名塚さんは、何か指示などを受けましたか?

名塚 エウレカの出番的には、エウレカがレントンと出会う前のシーンがメインになります。ですので、とにかく感情を表に出せないというか、出しかたを知らないため、「声質は幼くしてほしいけど、起伏を抑えるように。ただ、戦っているシーンは声を張ってほしい」とお願いされました(苦笑)。起伏を抑えて声を張るというバランスに迷いましたが、監督とやり取りをしながら調整しました。あとは、アドロック(※1)とのやり取りで細かい調整をしていただきました。エウレカは自分で気づいていませんが、アドロックのことを自然と信頼しているのが感じられるように、ちょっとだけ感情を出すようにしています。

※1:レントンの父親。

――過去の作品との演じ分けも意識されているのですね。このインタビューの前に本作を拝見しましたが、レントンやエウレカと再会できて、懐かしさを感じました。

三瓶 それはよかったです。当時は勢いや若さで演じていたところが、果たしてもう1度できるのかという不安もありましたから。それでも、いまだからこそできることもあるはずだと考えて演じたので、ちょっと違うと言われたら、どうしようかなって(苦笑)。

名塚 モノマネになってもダメだからね。

三瓶 テレビシリーズと設定やストーリーの流れが違うので、寄せすぎるとそれこそモノマネになってしまう。ただ、ちゃんと残さないといけない部分もあって。自然に演じられたものはそれでいいのかなと考えながら、一度演じたシーンをもう一度演じるという、役者としての難しさも体験しました。

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――今回、レントンとエウレカを改めて演じて感じられた、ふたりの魅力や好きなところそれぞれを教えてください。

三瓶 レントンは、人間臭さや青臭さ、そして痛みをさらけ出している姿が魅力だと思います。すべてさらけ出しているからこそ、皆の心に響いているのではないかと思いました。それに、殴られてもあまり変わらずに立ち上がるキャラクターは、珍しいのかなって。ふつうは一度殴られるとグンと成長すると思いますが、レントンの飲み込みがよくないところはリアルなので、人の心を惹き付けるのではないでしょうか。

名塚 エウレカは今回、気持ちの振れ幅があまり描かれていないので、彼女の魅力は次回以降に描かれていくのではないかと期待しています。それと魅力というわけではありませんが、今回は感情を抑えて演技をしたせいか、すごく冷静な目で現場を観察できました。それこそ三瓶ちゃんが、休憩中も台本とにらめっこをしながら役作りに没頭していた姿が印象に残っています(笑)。

三瓶 次回以降の収録では、きっと(名塚さんが)同じようになっていると思うよ(笑)。

名塚 そうだね(笑)。それに、『エウレカ』のように長く続く作品に携われるうれしさも感じています。当時中高生だった方たちに「観ていました!」と言われると、私も大人になったなって。よく先輩たちが、共演した若い声優に「小学生のころに観ていました!」と言われると感慨深いものがあると言っていましたが、自分もそういう立ち位置になったんだと実感しました。

三瓶 私も、「また映画になるんですね。『エウレカ』は僕の青春でした」と応援してくれる方が多くて。レントンと気持ちを重ねてくれた人が多いので、当時レントンだったファンの方の気持ちを裏切らないように演じたいと、ますます気合が入りました。

――作品の見どころについてもうかがえれば。若い世代など、初めて見るファンへのオススメポイントは?

名塚 本作は、頭から順にストーリーを追っていく展開ではありません。巻き戻ったり、先に結果の部分を見せたり、時系列が行ったり来たりするんです。そこが見どころのひとつだと思います。

三瓶 あと、古臭くないと言いますか。12年経ったいまでも、音楽やロボットがカッコいいんです。テレビシリーズを見たことのない中高生も、受け入れやすいんじゃないかな。

名塚 たしかにカッコいいよね。レントンが悩んでいるシーンなのに、ものすごくポップなBGMがかかってたりするんですよ(笑)。そのコントラストが私はすごく好きですね。映像がついている音楽というか、音楽を見ているような不思議な感覚なんです。

三瓶 戦闘シーンもそうだよね。とくにチャールズの戦闘シーンは、音楽に乗ってるかのような感じがしました。

名塚 見ているだけでも楽しいし、興奮すると言いますか。

三瓶 これが“アガる”という感じなんですかね?(笑)。

名塚 そうかも(笑)。映画を見るときは、曲にも注目してほしいですね。

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――続いてはテレビシリーズのファンへ向けて、注目してほしいところを教えてください。

三瓶 ファンの方には、テレビシリーズで観られなかったシーンに注目してほしいですね。とくにアドロックのシーンはうれしかった。ようやくアドロックの生きている姿を見られたというか、古谷徹さんのアドロックの演技が、とにかく説得力がすごくて! 「ああ、アドロックはこういう人だわ」と納得しました。ほかにもテレビアニメで観られなかったシーンがあるので、ファンの方は楽しんでいただけると思います。

名塚 キャラクターの設定が微妙に変わっているのもポイントです。私自身、設定の違いにびっくりしましたが、観ているうちに受け止めてもらえるんじゃないかなと。たとえばレントンは、“レントン・サーストン”ではなく、“レントン・ビームス”として登場します。これは、レントンがチャールズとレイの養子になったからなのですが、チャールズとレイがさらにステキに描かれていて、ふたりの魅力を再発見できました。

三瓶 今回、レントンのじっちゃん(アクセル・サーストン)は登場しませんが、いつもじっちゃんがやっていて、レントンにも受け継がれた鼻をフガっと鳴らすサーストン家のクセは、本作にも健在です(笑)。また、じっちゃんのキャストを青野武さんから変えるのではなく、キャラクターの役割を変えたのには、作品への強い愛情を感じました。

名塚 そうですね。当時とは別のキャストで収録するという考えかたもあったと思いますから。

――“じっちゃんと言えば、青野武さん”というファンの方も多いでしょうからね。ほかに見どころがあれば、お願いします。

名塚 最後までノンストップで続く展開ですかね。先ほどお話しした通り、レントンのセリフが多いのですが、モノローグを改めて聞くと、スピードもすごくて。

三瓶 いやもう、本当に早いんです!

名塚 (笑)。あっという間にエンディングまで進む感じです。レントンの気持ちの流れもアップダウンが激しいので、音楽とスピード感に乗って、新たな作品として楽しんでいただけるのではないでしょうか。ただ、最初の第一声のモノローグは、当時のアニメを知っている人からすると、ちょっとビックリするんじゃないかな、というぐらいやさぐれていて。

三瓶 (笑)。

名塚 テレビシリーズの最後では、エウレカを助けてあんなにカッコよくて、かわいかったレントンが……。

三瓶 今回は成長する前のエピソードだから(笑)。

名塚 成長する前の“やさぐれ度”がテレビシリーズよりもすごくて、衝撃を受けると思います。あとモノローグは、相変わらず小っ恥ずかしい文言で、私はすごく好きでした。

三瓶 レントンぐらいの年齢の子は、ポエマーになるよね。

名塚 そう、超ポエマー(笑)。モノローグには、当時と変わらない恥ずかしいセリフがいっぱい入っているので、ぜひ聞いてほしいですね。

――名塚さんは、レントンのモノローグが本当にお気に入りなんですね(笑)。

名塚 そうなんです。とくにモノローグは、レントンがいい感じに腐っていて、そこで流れる音楽がまたいいんですよ。さらに、レントンが犬に追いかけられているのもよくて。モノローグ以外だと、アドロックが「レントンにも見せてやりたかったな」と言う“サマー・オブ・ラブ”のシーン。三瓶ちゃんも言っていましたが、古谷さんの演技が本当に素敵なんです。

三瓶 あと、汚い話になっちゃうので、先に謝っておきますが(笑)、アドロックに関して言うと、冒頭のゲロを吐くシーンは笑いました。気になって監督に聞いたんですよ。「あれは笑わせるシーンとして、狙っているんですか?」と。そしたら「半分狙っていますが、半分はマジメです」と言われました。私としては、レントンと言えばゲロなので、「アドロックもゲロを吐いたー!」と、テンションが上がったのを覚えています(笑)。

名塚 血のつながりが(笑)。

三瓶 もちろん、名塚さんが挙げた冒頭のアドロックのシーンも印象的でした。とくに「レントンにも見せてやりたかったな」というセリフは、グッときましたね。テレビシリーズにも、チャールズの機体に乗せてもらって、「世界はこんなに美しいんだよ」と見せてもらうシーンがありました。今回も同じシーンがあるのですが、アドロックのシーンが増えたことによって、テレビシリーズのときよりも心に刺さりましたね。絵としてもみても、本当にきれいなシーンでした。

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ふたりがハマっているゲームは?

――ここからは最近ハマっているゲームと、作品の見どころをお聞きしたいと思います!

三瓶 私は5年間、『ドラゴンクエストX』をプレイしています。ずっとWiiで遊んできたのですが、もうすぐWiiでのサービスが終了するので、ハードを買い換えないと(笑)。

――ベテランの冒険者なんですね(笑)。名塚さんが遊んでいるゲームを教えてください。

名塚 リズムゲームの『ガールフレンド(♪)』です。ただ、ゲームをプレイしていると体が動いちゃいますし、声も出ちゃって、なかなか外でプレイできなくて(苦笑)。それに私は“ゲーム音痴”なので、隣りに助けてくれる人がいないと、うまくプレイできないんです。

三瓶 最近のリズムゲームは難しいよね。私も『アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!』が配信されたらプレイ予定です!(※2)

※2:インタビュー時は配信前でした。現在は好評配信中。

――おふたりとも、出演している作品はしっかりチェックされているんですね。それでは最後になりますが、『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』が3部作ということで、今後の意気込みもお聞きしたいです。

三瓶 『エウレカ』を愛してくださっている皆様のために、チームの一員として花を添えるというか……、あれ、レントンっぽくないね(笑)。いっしょに汗を流せたら、のほうがいいかな。

名塚 レントンなら汗じゃなくて、鼻水でしょ(笑)。

三瓶 そうだね(笑)。

名塚 冗談はともかく(笑)、1作目が完成してみて、私が予想していた作品とは、いい意味で別の内容に仕上がったと思います。うれしさとともに、ますますヤル気がこみ上げてきたので、この勢いのまま2作目、3作目の収録に臨みたいです。あと、詳しくは言えませんが、最後の予告もよかったです。

三瓶 最後は、テレビシリーズでもおなじみの「つづく!」を言えたしね。

名塚 言えたね! 12年ぶりではありましたが、1発でオーケーをもらえました。ぜひ聞いてほしいので、最後まで席を立たないようにしてください。

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