Thunder Lotus Gamesが、新作アクションゲーム『Sundered』を配信開始。そのシステムを紹介しよう。

●マップの自動生成要素や『レフト 4 デッド』ライクな敵の大群の襲撃システムに注目

 Thunder Lotus Gamesが、新作アクションゲーム『Sundered』プレイステーション4版とPC/Mac/Linux版を配信開始。価格はPS4版が1999円で、SteamでのPC/Mac/Linux版は1980円。Steamでは発売記念セールとして8月5日未明まで10%オフの1782円で販売される。なお、海外インディーゲームのローカライズとパブリッシング支援を行う架け橋ゲームズにより日本語化が行われている。

 『Sundered』は、『Jotun』に続く同スタジオの第2作。手描きアニメーションによって構成された巨大なボスバトルにフォーカスした『Jotun』の成功を引き継ぎつつ、本作では半自動生成ダンジョンを舞台にした、『メトロイド』や『悪魔城ドラキュラ』シリーズ系統のダンジョン探索型アクションとなっている。

 本作の主人公は、荒廃した世界をさまよっていた女戦士のエシ。彼女は砂漠を冒険していたところ、いにしえの邪悪な力によりダンジョンにとらわれてしまう。この呪われた地では、死すらも解放にならない。死ぬたびに内部構造を変化させるダンジョンで、語りかけてくる“声”に従い、ダンジョンに眠る能力を手にして自らを強化しながら、『レフト 4 デッド』のように定期的に津波のように押し寄せるクリーチャーの大群や、見上げるような巨大なボスを倒していくしかないのだ。

▲ダンジョン内では定期的にクリーチャーの大群が襲ってくる。攻撃を強化して殲滅力を上げるか、それとも防御を固めて生存力を上げるか? いずれにしても慣れるまではチリ紙のように溶かされることになるだろう。

 ダンジョン探索型のアクションをやったことがある人なら、本作のマップに自動生成要素が入っているというのを聞いてちょっと疑問に思うかもしれない。このジャンルのゲームでは、新たな能力をアンロックして進める場所が増えたり、ショートカットを開くことで行動範囲を広げていくというのが基本で、完全ランダムだったらそういう設計が成り立ちづらいからだ。

 ポイントは、マップ内でのボスのいる部屋や、新能力、ショートカット、または特定能力がないと進めない場所などは、死んでも変わらないこと。それら重要な部屋以外の構造だけが死ぬたびに変化する。なので、例えば“空中ダッシュを取ったら通れる部屋の先でボスまでのルートを短縮できるショートカットを開ける”といったプレイ要素は依然として存在する。あくまでその間の細かい部屋のルートが変わるのだ。

 ちなみにゲームは大きく分けて3つのエリアを持ち、能力をアンロックして行動範囲を広げていくことで、エリアボスを倒さずとも最初のエリア以外の場所へ進めるようになる(さらにエリアボスを倒すことで進めるようになる第4のエリアが存在)。エリアボスは巨大かつかなり強力なので、別のエリアを探索して能力をアンロックしたり、敵の群れやミニボスを倒してステータスアップに使う“シャード”を集めつつ、十分に強化を行ってからチャレンジするというのも手段のひとつだ。

▲ボスは巨大でヌルヌル動く。接触によるペナルティは緩めなので、落ち着いて敵の行動パターンを把握すれば、立ち回りも見えてくるはずだ。

 アクションゲームとしては、定期的に大量の敵が登場することもあり、接触や敵の攻撃によるペナルティは緩めの仕様(もちろん敵によっては吹き飛ばし攻撃などを使ってくるが)。攻撃を受けた際はまずシールドが削られ、ゼロになると体力が奪われ始めるという順番で、ドッジ(回避アクション)やシールドの自動回復などをうまく利用すれば、敵の攻撃の真っ只中にいても最終的にノーダメージなんてことができる。

 このあたりはプレイ感覚的に『ディアブロ』シリーズなどのアクションRPGやMMORPGなどに近いものを感じる人もいるかもしれない。シビアな操作よりも、攻撃力を上げて殲滅力を高めたり、シールドの増強や防御の強化(ダメージ低減)による生存力を上げつつ、立ち回りで被ダメージコントロールをしていく方が重要で、アクションゲームにこだわりがある人ほど好みが分かれると思う。

▲これがスキルツリーで、ダンジョンで集めた“シャード”を消費することで体力やシールド、アーマーなどを徐々に強化していける。ダンジョンに眠る能力を手に入れたり、ミニボス以上が持つ“エルダーシャード”を使えば、新たな枝がアンロックされるというシステム。

 世界観的にはクトゥルフ神話の影響を受けつつ、いくつかの西欧神話や科学がミックスされたものとなっており、闇の力に対する「Resist or Embrace」(抵抗か受容か)がテーマとなっている。これは強化システムにも関わっていて、ミニボス以上を倒すことで手に入る“エルダーシャード”(エリアボスでは完品、ミニボスでは三分の一のかけらをゲットできる)をどう使うかで、強化も変わってくる。

 “受容”では、エルダーシャードを捧げることで、報酬として特殊能力を効果が異なる“穢れた能力”へと進化させることができる。一方“抵抗”では、エルダーシャードを焼くことで強化ツリー内に新たな分岐を作って、さらに“穢れた能力”とは異なるバージョンの能力変化がアンロック可能になる。どちらがいいかは好みもあると思うが、この選択により終盤の展開にも影響があることをお伝えしておこう。

 強化手段にはさらに一種のPerkシステムがあり、ダンジョンでゲットして装備することで、“体力が1になる代わりにシールドが大幅に増える”とか、“シールドの自動回復までの時間が遅くなる一方、敵を倒すとシールドが回復するようになる”といった、プレイに大きく影響する特殊効果を得られるようになる。アクションゲームが得意な人は、ハイリスク・ハイリターンなPerkでチャレンジしてみるといいのではないだろうか。