CDはもちろん、ライブも要チェック!!
2017年5月24日(水)に、いよいよNEWシングル『恋?で愛?で暴君です!』をリリースする、声優ユニットWake Up, Girls!(吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑/以下、WUG)。テレビアニメ『恋愛暴君』のオープニング曲である同曲に加え、舞台『Wake Up, Girls! 青葉の記録』の劇中歌『ゆき模様 恋のもよう』、東北イオン“にぎわい東北”のキャンペーンソング『TUNAGO』と、彩り豊かな楽曲を詰め込んだシングルとなっている。この最新シングルや2017年7月から開始される4thライブツアー、そして出演が決定した“アニメロサマーライブ2017 -THE CARD-”や、人気アーティストMay’nさんとのコラボユニット“Wake Up, May’n”など、現在のWUGを取り巻くさまざまなことについてお話をうかがった。
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■Wake Up, Girls!
アニメ『Wake Up, Girls!』から派生した声優ユニット。メンバーは吉岡茉祐、永野愛理、田中美海、青山吉能、山下七海、奥野香耶、高木美佑の7人。各個人は声優としても活躍中であり、『Wake Up, Girls!』以外のアニメ作品にも数多く出演している。
――まずは今回のNEWシングル『恋?で愛?で暴君です!』は、テレビアニメ『恋愛暴君』のオープニング曲になっていますが、どんな楽曲になっているのでしょうか?
青山 『恋?で愛?で暴君です!』は、いままでのWake Up, Girls!にはなかったポップでキュートなかわいい雰囲気の曲です。作曲のMONACAの田中秀和さんはこれまでもWUGの曲を書いてくださっていましたが、畑亜貴さんはWUGとしては初めて作詞していただいたので、畑亜貴さんならではのド直球な歌詞、キャッチーなキャシ……。
全員 キャシ(笑)。
永野 略して(笑)。
青山 キャシ(キャッチーな歌詞)が新鮮でした(笑)。それがMONACAさんのサウンドとマッチして新しいWUGを表現できているなと感じたのが第一印象です。そこに7人の声が重なると、デモ音源とはまた違う曲になるなと感じましたね。この曲では、7人もいままでとは違う歌いかたをしていて、私たちの表現の幅が広がったのかな、と。WUGってここまでできるぞ、ということを皆さんにお届けできる内容になっていると思います。
――歌ってみた感想は?
田中 遊び心がたくさんあって、歌っていてすごく楽しいですし、ダンスも含めてつねに動いていてハチャメチャな感じなんですよ。だから、見ている人たちもきっと楽しめますし、私たちもすごく楽しんでいますね。騒いでいたらあっという間に終わってしまうような、お祭り感があります(笑)。それが『恋愛暴君』のハチャメチャラブコメ感にピッタリで、歌詞も作品とすごくマッチしていると思います。
永野 ただかわいいだけじゃなくて、コミカルな部分もありますし、私たちらしさもすごく乗っている曲なのかなと思いました。
高木 “ダイスキだーい”という部分は音がけっこう低めなんですが、レコーディングのときにMONACAの田中さんが「キレイに歌わなくていいよ。変な感じになったほうがおもしろいと思う」と言ってくださったので、いままでにない自由な感じで、歌っていて楽しかったですね。
――ダンスもかなり激しいというか、落ち着きがないと言いますか(笑)。
山下 ワチャワチャしています(笑)。
永野 正直、どこで息を吸っていいのかわからないです(笑)。
山下 衣装とかもいままでにない衣装なんですよね。黒がベースになっていて、フード付きのボレロが付いているのがかわいくて、それが私はお気に入りです。アニメのグリちゃんとイメージを近づけているようで、衣装を着ているときもワクワクしました。
――アニメ『灼熱の卓球娘』のときの『僕らのフロンティア』もそうですが、WUGとして『Wake Up, Girls!』以外の作品の曲を歌うことについては、どう感じていますか?
奥野 最初、『灼熱の卓球娘』のエンディング曲を歌うとお聞きしたときは、「え! Wake Up, Girls!という名前で別のアニメの曲を歌っていいのかな?」という気持ちがすごくあって、正直戸惑ったりもしました。でも、結果としてそれが成功して、今回また『恋愛暴君』でタイアップできると聞いたときはうれしかったです。すぐに「新しい衣装が増える!」と思ったり(笑)。いつもとは違う自分たちになれると言いますか、それが楽しみで、いまではうれしい気持ちしかないですね。
――そうすると、今後もやっていきたいと。
永野 『Wake Up, Girls!』のアニメ以外でも、いろいろなところでWake Up, Girls!のことを知ってもらえる機会が増えるので、これからもやっていけたらいいなと思います。
――たしかに大きな広がりになりますよね。『恋?で愛?で暴君です!』はミュージックビデオ(short ver./以下、MV)が公開されていますが、MVの見どころを教えてください。
吉岡 今回のミュージックビデオは、ゴーカート場でみんなで踊っているのですが、いままでのMVとは雰囲気がまったく違うんです。見比べてもらえれば一目瞭然ですが、作りかたもカット割がすごく細かくなっていて、あっちいったりこっちいったりする映像になっています。メンバーが分かれていろいろなところでワチャワチャしているのがすごく作品にも合っていますし、スローモーションになったり逆再生になったりと、いろいろな技術が駆使されているので、いままでのWake Up, Girls!のナチュラルで清楚なイメージを一変してくれると言いますか、いい意味でWake Up, Girls!の新しい一面をMVで出してくれていると思いました。全体を通して観てもおもしろいですし、メンバーごとの素の部分がたくさん出ていますので、そこにぜひ注目してほしいです。
■恋?で愛?で暴君です!/Wake Up, Girls!
――吉岡さんはハリセンのシーンがありましたね。
吉岡 あれは私から言ったわけではないです! スタッフさんから「吉岡さんはハリセンです」と言われて(笑)。「あ、慣れてます!」と。
永野 似合ってたよ(笑)。
――慣れているんですか?(笑)
吉岡 自分で作ったりしていましたからね! えっ…………しない!?
永野 大阪の血だ! ちょっとわかんないですね。
高木 わかんない(笑)。
吉岡 えっ、しますよね!?
――したことないですね(笑)。
吉岡 関西人はするんです! どの紙で作るといい音がするかとか。ちなみに厚めのチラシを使うといいです!(笑)
青山 やばー(笑)。
高木 本当にやってたんだ(笑)。
永野 ハマり役だったんだねー。
吉岡 昔を思い出しながら撮影していました。
田中 すごいノリノリだったもんね。
永野 私は、そのシーンがまゆしぃのシーンでいちばん好きです。
田中 オススメですね。
吉岡 ただ、(YouTubeで公開されている)Short ver.ではまだ観られないシーンなんですよね。
田中 けっこうShort ver.に入っていないところのほうが、見どころが多いよね。
永野 ひとつのストーリーになっているんですよ、今回のMVは。だから、最初から最後まで観て「あー、なるほど」と思ってもらえたらいいな、と。
田中 よっぴーの銃とかもいいよね。銃乱射シーンがあるんです。
青山 初めてエアガンを使ったんですけど、撮影スタッフさんの中にエアガンのプロみたいな方がなぜかいらっしゃいまして、いろいろ教えてもらいながら撮影しました。おかげで、ちょっとはサマになっているのではないかと。
高木 でも、けっこう撮り直したよね(笑)。
山下 サングラスのシーンをかなり撮り直した気がする(笑)。
青山 サングラスがなかなかかけられなくて(笑)。そこがたいへんでしたね。
高木 みんなそれぞれいいところがあったよね。
――なるほど。ぜひ2番以降の映像もお楽しみに、ということで。続いて、カップリング曲についてお聞かせください。
吉岡 『ゆき模様 恋のもよう』は、私たちが1月に演った舞台の挿入歌というか、舞台で使った劇中歌で、そこで初めて新曲として披露した曲です。この舞台は、最初の劇場版『7人のアイドル』の舞台版だったので、劇場版では描かれていなかった部分で登場する曲なんですが、それにしてはものすごくオシャレで、「最初にこの曲をWUGちゃんは歌っていたんだ」とか、「違う世界線を描いているのかな?」と思うくらいの楽曲になっています。もちろん作品にはマッチしているのですが、新しいWake Up, Girls!が見られる曲だと思います。じつは、『16歳のアガペー』が曲のモチーフになっているそうで、『16歳のアガペー』の進化版とも言える曲なんです。どちらも“恋の模様”を描いた曲ですが、それぞれに違いがあって、ふたつセットで聴くとまた違って聴こえるんじゃないかと思います。一部振り付けにも『16歳のアガペー』を思わせるような振りが入っているので、ふたつの曲をつなげてライブで披露できたらいいですね。
高木 最初に曲をいただいたときにも、「『16歳のアガペー』の大人版みたいな感じで歌ってほしい」と言われていたよね。
田中 かわいいよね。冬にそっと聞きたくなるような。
青山 サイリュームは白で歌いたいような曲ですね。
奥野 雪の中でミュージックビデオを撮りたいよねー。
山下 あー、撮りたい! みんな手袋とかしてね。
田中 白とピンクとかでもいいかもね。
吉岡 白・ピンクいいね!
青山 もう1曲の『TUNAGO』は、東北イオンさんのキャンペーン“にぎわい東北”とのタイアップで歌わせていただいた曲です。歌詞がめちゃくちゃよくて。あと間奏がすごく長いんですよ。(2017年)3月に初めて披露させてもらったときに、間奏は“お客さんの顔をじっくり見られるタイム”だと私は思ったんです。いつもほかの曲ですと慌ただしく動いているのでワタワタしているのですが、この曲はお客さんをしっかりと見られる曲なんですよね。間奏で故郷のことを思い出したりすれば、落ち込まずにじんわりとした気持ちになれる曲だと思います。
吉岡 あと振り付けがいいんですよ、コレ!
青山 その振り付けを?
一同 おお?
吉岡 やってくださったのが?
一同 おおー!?
永野 それ文字で表現しづらいから(笑)。
一同 (笑)。
吉岡 その振り付けをしてくれたのが……ドドン!
永野 私がやらせていただきました(笑)。いままでWake Up, Girls!の振り付けを何曲か私が担当させていただいているのですが、そういう“流れ”とかではなくて、『TUNAGO』という東北の応援ソングだからこそ、宮城出身の私に振り付けを担当させてもらえたのだと解釈しています。ですので、宮城に住んでいた私だからできる振り付けにしたいと思っていて。それをこの7人なら絶対表現できるとわかっていたので、すごく心強かったですね。東北6県を私たちがひとつにつなぐんだという気持ちで、振り自体にもストーリーがありまして、それぞれが自分の県や国を持っていて、最初はうまくいかないけど、最後はみんなでひとつになって歩き出す、という振り付けになっています。この曲で、東北を少しでも明るくできればいいなと思って作りました。
――すごく深いですね。
永野 やはり大事な曲なので。東北の人たちはもちろん、もっともっといろいろな人に聞いてもらいたいと思っているので、いつも以上に丁寧に考えました。
――振り付けの中に『言の葉 青葉』にあった振りのようなものも入っているんですよね。
永野 それは私の案ではなくて。7人で振り付けをしているときに、「つながりがあるものを入れたいね」という話をして、7人の意見で取り入れたものです。『言の葉 青葉』の間奏の振り付けで魂のリレーのようなものがあるんですが、それをあえてわかりやすく入れています。私たちのつながりもあるし、『言の葉 青葉』とのつながり、みんなとの魂のつながり、といった意味を込めていることが伝わればいいな、と。
――なるほど。本当にいろいろな想いが込められているわけですね。ライブでは振り付けにも注目したいと思います。ちなみに、各曲ではコーラスなども皆さんがやられているんですか?
青山 『ゆき模様 恋のもよう』に関しては、7人それぞれが違うパートを歌っていますね。
吉岡 7声あります。
永野 初めてだよね。
青山 Dメロのところは、ハモりがめちゃくちゃ重厚で。
吉岡 7人が7人とも違う音を取っているんですよね。
山下 難しかったよねー。
青山 ふだんハモりってなると固定されたメンバーが歌っていることが多いのですが、それが全員違うパートだったので。「どこが主線?」と聞かれてもわからない(笑)。
田中 “みんなが主役”じゃないですけど、7人揃って1個の音、という感じがしました。
吉岡 『TUNAGO』は逆にみんな同じところを歌っていて、だからこそ余計に7人でまとまっている感じがすごく出ているのかなと思います。
田中 『TUNAGO』は、泣いちゃうんだよなー。
永野 泣いちゃうー。
吉岡 カップリングにするにはもったいないくらい、すごくいい曲で。
高木 全部いいんだよなー。
田中 全部メインタイトルだよね。
青山 トリプルA面だわー。
高木 それなんだよなー。
一同 (笑)。
青山 たぶんWake Up, Girls!のことを知らない人たちは『Wake Up, Girls! 青葉の記録』という舞台があったことも知らないですし、東北イオンとタイアップしていることも知らないと思うんです。でも、それを知らないで聴いても、すごくいい曲になっています。
永野 それが『恋愛暴君』というアニメのカップリングとして収録できるのは、すごくうれしいですね。
吉岡 たしかに。初めての人にも聴いていただける機会が増えますからね。
青山 これを機会に、WUGについて興味を持っていただけるような曲には、十分なっているんじゃないかと。
――(笑)。あと、4thライブツアーが決定しています。今回のライブツアーに限らず、今後ライブでこんなことをやりたい、といったことはありますか?
高木 私、“マチ★アソビ”のステージで言っちゃったんですけど……。
青山 みんなが「なんだなんだ?」って顔してるじゃん!(笑)
高木 変なことじゃなくて、“超人大会”の話をしたくて。“超人大会”というのは『7 Girls War』の2番終わりの間奏のところで、みんなでそれぞれの得意技みたいなものをやる部分のことなんですけど、それの「新しい技を作りたい!」って“マチ★アソビ”で言っちゃいまして。
永野 ちょっと進化させたいよね。
吉岡 何かあるかなあ?
青山 まゆしぃはバク転とか……。
吉岡 なんでやねん!
田中 もう、そこまでいくとジャニーズじゃん!(笑)
高木 私、バク転やりたいって“マチ★アソビ”で言った(笑)。
山下 でも、できそう(笑)。
吉岡 あと数ヵ月で間に合う!? 大丈夫!?
高木 その練習をして、腰を痛めたらやばいかな……。
永野 失敗したときのダメージが(笑)。
奥野 でも一度、バク転教室行ったんだよね。
田中 行ったよねー!
奥野 わりと短時間でいい感じのところまではいったんですよ。
永野 じゃあ、香耶がバク転!?
田中 えー! ヤバーイ!
奥野 本当にやるなら、いまから通ったほうがいいよ。
一同 (爆笑)
奥野 でも、それくらい新しいことをしていきたいなって気持ちはありますよね。
田中 わかる、公演ごとに変えたりね。
青山 今回でライブツアーが4回目になりますが、いままで1回目、2回目、3回目と見てくれている人にとっては、もう見慣れた『7 Girls War』という感じでしょうから、そうは思ってほしくないんですよ!
永野 これきて、これきて、こうでしょ、みたいなね。
吉岡 もうだいたい見る場所がわかってる感があるよね。
山下 ツラい!
高木 地方にいったらね、わらび餅……じゃなくて……。
田中 わらび餅!?
永野 たこ焼きとか笹カマとかでしょ(笑)。
高木 それくらいのことはやったことがあるんですけれども。
青山 ちょっとガチで驚かせにいくみたいな。
永野 もっとウィットに富ませたい。
吉岡 “超人大会”の名に相応しいように。
高木 そういうことができたらいいかなーということを、すでに言ってしまいました!(笑)
吉岡 え、ホントにやらなきゃいけないみたいな空気なの?
山下 え、『7 Girls War』で?
永野 間奏を進化させようってことだよねえ。すごくマジメな話をすると、これまでのライブツアーは、自分たちが曲を決めたりとか、コンセプトを決めたりといったことはしていなくて、いただいたものをやるだけで精一杯だったんですけど、今後は私たちも企画に参加できるような、ひとりひとりが関わって、それのために一生懸命やるという参加型のライブツアーにできたらいいなと思います。
吉岡 すでにグッズの話などでも、私たちから意見ができるようになっていて、今年は私たちの意見が反映されたグッズ展開が少しはできるかなと。
永野 ひとりでテレホンショッピングをする動画を撮って、再生数によって販売されるかどうかが決まるみたいな企画とかね。
吉岡 やろうやろう。
――では、今後はメンバーの意見を取り入れていくようなライブにしていきたいということで。
吉岡 ちょっとずつ、そういうことができたらいいな、と。
――皆さん、ソロイベントもやっていますしね。今回ツアーが7ヵ所ありますが、各地で内容が変わったりはするのでしょうか?
吉岡 まだ内容は決めている最中ですね。
永野 でも、何かやりたいよね。
――どこか楽しみな場所はありますか?
永野 広島ですかね。行ったことある人いる?
奥野 私は修学旅行で行きました。平和公園のお掃除とか、ボランティアみたいな修学旅行だったので、その土地の観光スポットを楽しむようなことはしていないので、WUGのみんなでどこか行けたらいいね。
山下 広島焼きとか食べたい。
一同 あ、食べたいー!
高木 なんかマチ★アソビにいったときに、広島が近いからか「広島のツアーに行きます」ということをすごく言われましたね。
山下 言ってた人いたねー。
高木 WUGとしてはまだ行ったことがないけど、ちゃんと楽しみにしてくれている人たちがいるんだな、ということがわかってうれしかったです。
山下 あと個人的には、毎年大阪公演に友だちが来てくれるんですよ(笑)。「今年も行くよー」って連絡がきていて、その友だちがいま就職活動をしているんですけれども、「七海ががんばっている姿を見ると元気が出るから」と言ってくれているので、がんばろうって思っています。
――絆を感じますね。
永野 あと、仙台公演の日が、ちょうど“仙台七夕”の前夜祭の日で、花火大会の日なんですよ。市民はみんな花火大会に家族総出で行くような日なので、それに負けないようにがんばりたいなって思います。
青山 私たちが仙台の花火になるんだ……!
――散ってしまいますけど(笑)。
永野 私は言ってないです! 青山が言いました!
青山 私たちが花火になるんだ……!
永野 2回言った(笑)。
――なるほど(笑)。さらに、先日の“あにゅパ!!”で、驚きのコラボユニット“Wake Up, May’n!”が発表されました。May’nさんとコラボをすると聞いたときはどんなお気持ちでしたか?
吉岡 ビックリしましたね。以前に、1度“アニメJAM 2016”のときにコラボさせていただいたのですが、その時点で信じられなくて。WUGといっしょにMay’nさんに踊っていただけるなんて、しかも、私たちの曲『タチアガレ!』で踊っていただけるなんてと。「ああ、これは1回こっきりなんだろうな」と思っていたんですけれども、まさか改めて8人の曲として新曲が歌えるとは思ってもみませんでしたし、それにしかもタイアップがつくなんてホントに思ってもみなかったので、たぶん、私たち以上にファンの皆さんは驚いているだろうなと。直接その反応が見られなかったのが残念だったんですけれど、今度ファンの皆さんとお話できる機会があったら聞いてみたいですね。
青山 May’nさんってやっぱりずっと第一線で活躍されている方なので、特別な存在だと感じているのですが、去年の1月に“ねんどろいどライブ”で、「WUGいいな」みたいなつぶやきをMay’nさんがツイートしてくださっていて。「May’nさんの口から“WUG”という言葉が出たぞ」と私たちのあいだでは大ニュースになったんですよ(笑)。
山下 そうだよね! 言ってた!!
高木 大ニュースだったよ!(笑)
青山 「見て見て見て! May’nちゃんが!!」って。
高木 「アニメ全部観たって言ってる!!」ってね(笑)
青山 それくらい驚いていたのに、コラボをすることになって、最終的にはいっしょにCDを出すなんて。しかも、タイアップですよ! レーベルも違うから、大人の事情的には絶対難しいんところだと思うのですが、私たちの関係性や「やりたい!」という気持ちは負けないんだな、と思いました。
奥野 Wake Up, Girls!がお披露目前か、お披露目されたくらいのころに、“a-nation”(※avexが毎年開催しているライブイベント)に見学に行ったことがあって。そのときに代々木第一体育館の後ろのほうで見学させていただいたんですけれど、つぎがMay’nさんの出番というタイミングで、「帰るよー」と言われて。「May’nさん見たかったのにー!」って、みんなかなり不満そうな顔をしたことがありまして(笑)。
田中 あったあった(笑)。
永野 みんな若かったからね。
青山 2013年とかだったから……。
高木 高校生だったもんね。
山下 なんであんなに早く帰らなきゃいけなかったんだよー。
高木 ホントだよね!
一同 (笑)。
――4年前の恨みが(笑)。
青山 「何歌うのかな?」って、すごく楽しみだったんですよ!
奥野 「『ノーザンクロス』聴きたい!」って思っていたのに(笑)。まさかその4年後に、4年前に見られなかったMay’nさんと、同じ代々木第一体育館で『異世界食堂』のタイアップが発表されるなんて思ってもみなかったので、運命を感じました。
――確かに運命的ですね。“あにゅパ!!”に出演した感想は?
永野 めっちゃ楽しかったです!
田中 うん、楽しかったー!
青山 激アツ。
吉岡 ふつうは、“あにゅパ!!”のようなフェス系のイベントだと、私たちはWake Up, Girls!の曲しか歌わないのがふつうだとは思うんですけども、今回はカバーもさせていただけまして。それは“あにゅパ!!”だから、ANiUTa(アニュータ)だからできることなんだと思いました。今回のライブでは、シークレットゲストさんもいましたけど4組しか発表されていなくて、もっともっとライブの規模が大きくなったらもっとたくさんの出演者さんが集まって、いろいろな曲が聴けるイベントになるんだろうなと思ったので、1回目が大成功して本当によかったです。
――『けものフレンズ』の『ようこそジャパリパークへ』をカバーされたということで、Twitterなどを見ていても、現地に行かれた方たちが“すごく盛り上がった”と書き込んでいましたよ。
高木 一応、『わぐZOO』(※Wake Up, Girls!のメンバーがミニアニマルとなって、さびれた動物園を舞台に人気アニマルを目指して奮闘するZOOアニメ『うぇいくあっぷがーるZOO!』のこと)もやっていますし、動物つながりだからいいかなーって(笑)。
山下 今回、カバー曲を自分たちで選んでいいと言っていただけたので、みんなで「あれがいいかな? これがいいかな?」って考えたんですよ。結果として『ようこそジャパリパークへ』にして本当によかったなって。ステージに出た瞬間の盛り上がりを見て思いました。
永野 この1回のためにオリジナルで振り付けも考えていただいて練習して臨んだので、皆さんが盛り上がってくれて本当によかったです。
――さらに、“アニサマ2017”への出演も発表されましたが、こちらの意気込みを教えてください。
吉岡 もう、ありがとうございますだけです(笑)。
――(笑)。
吉岡 本当にありがとうございます。去年は作品がなかったので、私たちの力だけで何とかしてつないでいかなきゃと思っていたので、それが『新章』を今年やることが発表されて、“アニサマ”に出れることになって、本当に1年がんばってきてよかったなって。2年経ってからの私たち……、しばらく“アニサマ”で見られなかったぶんの私たちをここで発揮できればいいなと思います。
――楽しみにしています。あと、最近の皆さんのゲーム事情を教えていただければ。
田中 タイミングバッチリですね! じつは、いままさにWUGちゃんがほぼみんなやっているゲームがあるんですよ。ボルテージさんの『フェイク~芸能人は全員嘘つき?~』というアプリゲームなんですけど。
永野 1年ぶりのボルテージさん(笑)。
高木 定期的にWUGちゃんのあいだでボルテージさんのゲームが流行るんですよ。
田中 前作の『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』はみんなだいたいクリアーしちゃったので(笑)。今度は主人公が女優になって、芸能界の闇をバッサバッサと切っていくのですが、その中でラブを発見していくみたいなゲームなんです。これがおもしろくて、イケメンのアイドルや俳優が出てきて、その人と恋に落ちそうになるんだけど、じつはちょっと裏があって……。芸能界の裏が垣間見えるというのが、魅力です。そうやって嘘を暴いていく、というのが楽しいゲームですね。
奥野 TwitterやLINEのメッセージのようなものが、リアルにゲーム内にもあって、それが実際に自分の元に届くんですよ。
田中 あれ、いいよね!
奥野 私は、カッコいいモデルのキャラ(吉瀬祐一郎)が好きなんですけど、その子からさっきゲーム内のLINE(のようなもの)で「カヤ、いま何してるの?」って送られてきたんですよ。「暇なら来なよ」って言われて、それで「愛理、どうしよ? どうしよ!?」ってなって(笑)。
一同 (笑)。
高木 けっこうリアルなんですよね。FacebookみたいなSNSから証拠を探したりして。
田中 写真を保存したり、スクショを撮ったりしてね(笑)。
永野 リアルリアル(笑)。
吉岡 LINEみたいなアプリには、ちゃんとスタンプもあって。
田中 めちゃ凝ってるよね。
高木 そのゲームでみんなで盛り上がっています(笑)。
――楽しそうで何よりです(笑)。では最後に、NEWシングル『恋?で愛?で暴君です!』発売とライブツアーに向けて、読者の皆さんにひと言ずつメッセージをお願いします。
田中 今年はWake Up, Girls!として、アニメの『新章』もありますし、いろいろなタイアップもさせていただいて、着実に一歩一歩進んでいると感じています。これからもステップアップしていって、たくさんの皆さんにWake Up, Girls!を知ってもらえたらうれしいです。ライブに来てくださったら、絶対に好きにさせる自信があるので、この記事を見てちょっとでも気になったら、会いに来てほしいなと思います。
山下 いままでWUGって、『Wake Up, Girls!』というアニメ作品のイメージに沿って動いてきましたが、最近は『恋愛暴君』のハチャメチャな曲から、『TUNAGO』という東北を明るくするような曲まで、振り幅を広げて活動してきているので、殻を破り始めている私たちを、たくさんの人たちに知ってもらって応援してもらえたらうれしいです。これから出会える皆さんを、私たちは大きく受け止めてがんばっていきたいと思います。
吉岡 『Wake Up, Girls!』は前作のアニメから少し時間が空いたのですが、この1年間でほかの作品とのタイアップもさせていただいて、アニメのことを知らなかった人たちにもWake Up, Girls!という名前を知っていただけた1年だったと思います。そういう新たに知ったという人たちに、『Wake Up, Girls!』という作品のことをもっと知りたい、ほかの曲もたくさん聴いてみたいと思ってもらえるようなグループに、私たちはいまなれてきているんじゃないかと思うんです。だから、少しでもほかの曲に触れられる機会だったり、ライブなどのような直接私たちの歌を届けられる機会で会うことができたら、もっともっと好きになってもらえるんじゃないかと。ですので、改めて自分がWake Up, Girls!を知ったきっかけになった曲だったり、そのほかのたくさんの曲を聴きに、ライブに足を運んでもらえればと思います。
奥野 『恋?で愛?で暴君です!』が、いままでのWake Up, Girls!の曲の中でも異色なので、そこから入ってもおもしろいですし、いままでがあっての『恋?で愛?で暴君です!』なら、「こんなのも歌えるんだ」という新たな魅力が見つかると思いますので、ぜひたくさん聴いてほしいなと思います。ツアーやタイアップも重ねてきたこともあって、Wake Up, Girls!でありつつ、ちょっとそれを越えていくものも見せられるのかな、と思うので、私たちの可能性を見に来ていただければと思います。がんばります!
永野 本当にありがたいことに、私たちはたくさんを魅力を伝える機会をいただけていると思います。そのひとつが今回のNEWシングル『恋?で愛?で暴君です!』で。このCDは、ユニットとしてのWake Up, Girls!のミニアルバムと言えるような内容だと思うんです。アニメのタイアップ曲もあるし、舞台の曲もあるし、CMの曲も入っているので、Wake Up, Girls!の魅力がたくさん詰まったCDになっています。アニメが好きな人がこのCDを手に取ってWake Up, Girls!に何かを感じて、ライブツアーなどに「ちょっと行ってみようかな?」という気持ちになってもらえたらいいな、と思っているので、“そういう人たちがいるよ”という前提で、私たちもツアーに向けて全力でがんばっていきます!
青山 ついに『恋?で愛?で暴君です!』が発売ということで、アニメ『恋愛暴君』で初めてWake Up, Girls!を知った方や、「なんかこの曲は耳に曲が残るな」と思っているような人たちが、きっとたくさんいると思います。それくらい、Wake Up, Girls!という名前を越えて、この曲が知られているということですし、それにともなったいろいろな効果にもすごく期待していて。ツアーは前回よりも会場が大きくなっているところや、初めて行く場所もあるので、初めての人だったり、いままで来てくださっていた皆さんも含めて、全員を喜ばせられるようなWake Up, Girls!になっていけたらいいなと思います。そんな期待が込められた『恋?で愛?で暴君です!』というシングルが、私自身も楽しみです!
永野 最後、急にお客さんになった(笑)。
――(笑)。では、最後は高木さんがおもしろいひと言でシメていただければ。
吉岡 おお、美佑にはなかなかないフリだね(笑)。
高木 えー!(笑)。 えーと……、4年間Wake Up, Girls!をやってきましたが、今年のWUGちゃんは本当にいろいろな新しい挑戦をさせていただけて、いますごく恵まれているなと思うことがたくさんあります。WUGちゃんのことを「まだ知らないよ」という人もいれば、ずっと応援してくれている人もいると思うし、「前は知っていたけど最近見てないわー」という人や、名前だけは知っているとか、いろいろな人がいると思いますが、いままでずっと応援してくれている人たちも楽しませたいし、新しいファンもいっぱい増やしたいし、どんどんいっしょに大きく成長できればいいなと思っています。ですので、まずは『恋?で愛?で暴君です!』で、ひとりでも興味を持ってもらえるようにがんばりたいです! えっと……おもしろいひと言? えー……、(青山さんが演じるグリのモノマネで)『恋?で愛?で暴君です!』、あなたはこれを買わないと、死にます!
一同 (笑)。
■恋?で愛?で暴君です!
発売日:2017年5月24日発売
価格:【通常盤】1620円[税込]/【CD+DVD】2268円[税込]
【CD収録内容】
01. 恋?で愛?で暴君です!
作詞:畑 亜貴/作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
02. ゆき模様 恋のもよう
作詞:只野菜摘/作曲・編曲:広川恵一(MONACA)
03. TUNAGO
作詞:只野菜摘/作詞・編曲:広川恵一(MONACA)
他instrumental含む全6トラック
【DVD収録内容】
「恋?で愛?で暴君です!」MV収録
■Wake Up, Girls! 4th LIVE TOUR「ごめんねばっかり言ってごめんね!」
日程&会場
2017年7月23日(日)大阪・なんばHatch
【昼の部】開場13:00 開演14:00
【夜の部】開場17:00 開演18:00
2017年8月5日(土)宮城・仙台サンプラザホール
【昼の部】開場13:00 開演14:00
【夜の部】開場17:00 開演18:00
2017年8月13日(日)埼玉・大宮ソニックシティ大ホール
【昼の部】開場14:00 開演15:00
【夜の部】開場18:00 開演19:00
2017年8月20日(日)福岡・DRUM LOGOS
【昼の部】開場13:30 開演14:00
【夜の部】開場17:00 開演17:30
2017年9月3日(日)沖縄・ミュージックタウン音市場
【昼の部】開場12:15 開演13:00
【夜の部】開場16:00 開演16:45
2017年9月10日(日)広島・BLUE LIVE HIROSHIMA
【昼の部】開場13:00 開演13:30
【夜の部】開場16:30 開演17:00
2017年9月16日(土)東京・Zepp Tokyo
【昼の部】開場14:00 開演15:00
【夜の部】開場18:00 開演19:00
※イベント日時、会場は変更になる可能性がございます。
【販売価格】各6800円[税込]