タカラトミーの技術は世界一ィィィ

 タカラトミーアーツより、アイスキャンディー“あずきバー”を削ってかき氷にすることができる新商品“おかしなかき氷 井村屋あずきバー”が、2017年6月29日(木)に発売される。

 井村屋より発売されている年間販売本数2億5000万本以上のアイスキャンディー“あずきバー”は、無香料・無着色の昔ながらの製法で作られている人気商品。その美味しさもさることながら、“固さ”でも話題を集めており、ネット上では「あずきバーで釘が打てた」、「硬度を測ったらサファイヤより硬い数値が一瞬でた」という話を聞いた人もいるのではないだろうか。

プレゼンテーション中“あずきバー”の固さで試作機が壊れる、開発難航―― 世界一固い?“あずきバー”用かき氷機がついに発売へ_03
プレゼンテーション中“あずきバー”の固さで試作機が壊れる、開発難航―― 世界一固い?“あずきバー”用かき氷機がついに発売へ_05

 そんな固いアイスキャンディ“あずきバー”を削り、ふわふわのかき氷にしたいと開発に着手したのは、“タカラトミーアーツ”。本日配信されたリリースによると、9ヵ月間の試行錯誤の末に完成したとのことで、試作1号機では社内検証でうまく削ることができず、再度構造から検討し直すことに。改善を重ね何度目かの試作機で、井村屋への実機プレゼンテーションを行ったが、“あずきバー”の固さに途中で試作機が壊れるというアクシデントが発生した”という仰天エピソードが明かされている。その後も何度か試作機を持って井村屋を訪れ、目の前で“あずきバー”を削ろうとしては失敗する、ということをくり返し、試作第6号機目にしてやっときれいにすべてのあずきバーを削ることができたそうだ。彼らのそこまでの執念はいったいどこからくるのだろうか。興味深い。

プレゼンテーション中“あずきバー”の固さで試作機が壊れる、開発難航―― 世界一固い?“あずきバー”用かき氷機がついに発売へ_01
▲ハンドルが折れてしまった試作第2号機

 この度発売される“おかしなかき氷 井村屋あずきバー”は、誰でも簡単にかき氷が作れるようになっているとのことで、まず始めのステップとして“あずきバー”のスティック部分をスティック抜き取り専用パーツ“ぬけるんバー”に固定し、レバーを回してスティックを抜き取ることから始まる。その後、スティックが抜けた“あずきバー”を本体にセットし、ハンドルを回すと“あずきバー”がするすると滑らかに削れ、ふわふわのかき氷になって出てくるという仕組みだそうだ。これで、歯に自信がない人でも安心して食べられる。
 ぜひ今年の夏は、固すぎるアイスキャンディーを削ることができるよろこびと、ふわふわになったあずきバーを体験してほしい。

井村屋担当者のコメント
まさか、タカラトミーアーツ様が本当に機械を完成させるとは思っておりませんでした。
あずきバーは固さや、粒部分とあん部分の物性の違いもあるので、ただ単に削ろうとしても大変難しいのです。
タカラトミーアーツ様が試作機を何度も何度も作って挑戦する姿に、井村屋もドキドキハラハラいたしました。
出来上がったかき氷は、ふわっとやわらかく、まず食感に驚き、その後ふんわりとあずきの味わいが広がって、新しい美味しさでした。いつものあずきバーも美味しいけれど、あずきバーかき氷も格別の美味しさですよ!

★なぜ「あずきバー」は固いのか
“あずきバー”の原材料は“ぜんざい”と同じあずき・砂糖・コーンスターチ・塩・水あめだけで、アイスが柔らかくなる添加物は入っていません。また、食物繊維たっぷりのあずきをぎっしり詰め込んでいるので、空気の泡が少なくなり現在の固さに。わざと固くしたのではなく、おい
しさを追求した結果、固くなったのです。

製品概要

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プレゼンテーション中“あずきバー”の固さで試作機が壊れる、開発難航―― 世界一固い?“あずきバー”用かき氷機がついに発売へ_02

■商品名:おかしなかき氷 井村屋あずきバー
■希望小売価格:2800円[税抜]
■発売日:2017年6月29日予定
■内容:本体、ぬけるんバー
■本体サイズ:W120mm×H190mm×D75mm
■重さ:本体+ぬけるんバー…195g/本体163g
■対象年齢:15歳以上
■取扱い場所:全国の雑貨店、量販店、インターネット通販ほか
※本商品は「井村屋BOXあずきバー」あずきバー65ml専用商品です。85mlには対応しておりません。