『FFXII』のプレイヤーには “思い出を越える” 体験を、 初めて『FFXII』を遊ぶプレイヤーには “いままでにない” 体験を提供

 『FFXII』の北米版にシステムを大幅に変更&追加して2007年に発売された『FFXII インターナショナル ゾディアック ジョブシステム』をベースに、HD化やシステムの改良、現世代の技術が導入され、2017年7月13日に発売される『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』。

 今回は、世界観やストーリー、キャラクター育成(ライセンス)、バトルについて紹介していこう。

『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』ストーリーやキャラクター育成(ライセンス)、バトルのおさらいと新要素を紹介_01

イヴァリース――物語の舞台

まだ魔法があたりまえのように存在し、天かける飛空艇が大空を埋めていた時代の物語。

 “イヴァリース”は、巨大な飛空艇がゆく大空のもとに広がる、剣と魔法の大地。摩天楼がそびえる大都市が繁栄を極める一方、いくつもの国々が戦火に滅んだ激動の時代であり、自由のために戦う者と、義務であるがゆえに戦う者たちの、希望と野望が渦巻く世界だ。

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<魔石と破魔石

 イヴァリースには“ミスト”と呼ばれる霊的なエネルギーが存在する。ミストは魔法の源になるほか、濃密なミストによって生物が変容し、魔物と化すこともある。
 ミストを含んだ鉱物は“魔石”と呼ばれ、物理的なエネルギーを生み出す原動力として活用されている。たとえば、飛空艇は、魔石によって駆動する機関で浮力を得て飛んでいる。

  魔石は、含有したミストを消費してエネルギーを生み出すものだが、性質の異なる特殊な魔石の伝承も残っている。“破魔石”と呼ばれるそれは、ミストを吸収して蓄える力があり、年月をかけて蓄積したミストを解き放てば、凄まじい力を発揮すると言われているが、あくまで伝説上の存在であり、その実在を信じる者は多くはない。

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<イヴァリースの国々

ダルマスカ王国/王都ラバナスタ
 旧ダルマスカ王国の首都。かつてイヴァリース全域を平定し、戦乱の時代を終わらせた覇王レイスウォールの系譜を受け継ぐダルマスカ王国だったが、2年前、新興の覇権国家アルケイディス帝国の侵攻により滅ぼされ、王家の血統は絶えたとされている。

 帝国の占領下で庶民は住居を追われ、地下のダウンタウンに強制移住を強いられたが、人々は旧ダルマスカ国民としての誇りを失っておらず、帝国への抵抗を試みる者たちもいる。

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空中都市ビュエルバ
 空に浮かぶ島に築かれた街。空中都市であるがゆえに、地上の戦乱とは一定の距離を保っている中立国。
 歴史上、ダルマスカ王国とは友好的な関係だったが、2年前の戦争でダルマスカが帝国に敗れた際、領主オンドール侯爵は帝国寄りの立場で早期終戦をまとめたため、中立国といえども、実際にはなんらかの事情で帝国の意向に従ったものと見られている。

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アルケイディア帝国/帝都アルケイディス
 イヴァリース東方に覇を唱える軍事大国、アルケイディア帝国の首都。ダルマスカ王家の祖となった覇王レイスウォールの時代には辺境の都市国家に過ぎなかったが、帝政下で急速な発展を遂げ、ダルマスカ王国を遥かに凌ぐ経済力と軍事力とで、近隣諸国を飲み込みつつある。
 西方のロザリア帝国とは200年近くも敵対関係にあり、ダルマスカ王国への侵攻は対ロザリア決戦の前哨戦だと推測されており、覇王がもたらした平和な時代に発展した国が、皮肉にも戦乱の火種となり覇権争いを繰り広げている。

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東西の大国による、約200年間の敵対

ロザリア帝国
 東方のアルケイディア帝国と対立する西方の軍事大国。アルケイディア帝国を攻撃する足がかりとして、東方への進出を狙っていたが、2年前の戦争で勝利したアルケイディアによってダルマスカを抑えられ、機先を制されてしまった。しかし、いまなお進攻をあきらめてはおらず。ひそかに工作員や資金を投入するなどして、対アルケイディア戦の機をうかがっている。

<この世界を形づくるさまざまな種族たち

 イヴァリースには、ヒュムをはじめとしたさまざまな種族の人類が存在する。それぞれの外見や思考、文化は種族によって大きく異なり、社会的な対立がないわけではないが、イヴァリースは彼らの共通の故郷となっている。

・ヒュム族
 イヴァリースの人類で、最多数を占める種族。旺盛な探究心で勢力圏を広げたヒュムは、他種族と衝突することもあるが、イヴァリースにおける人類の領域を大きく開拓した。

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・ヴィエラ族
 森の民と呼ばれる種族で、美しい銀髪と長い耳が特徴。極めて長命なことから、他種族とは人生観が異なるらしく、森に籠もり、他種族との交流は好まない者が多い。だが、ヴィエラにはない価値観と自由に魅了されて、森をあとにする者もいる。

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・モーグリ族
 ふわふわの柔毛をまとった小柄な種族で、小さな翼で飛び、頭のポンポンが特徴的な種族。手が小さいうえに器用なので、細かい作業が得意。飛行艇などの機械に精通した機工士として活躍する者もいる。

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・バンガ族
 爬虫類のような容貌の、鱗ある種族。ヒュムとは外見こそ大きく異なるが、気質や文化では共通点が多く、ヒュムとは兄弟のように通じ合える種族といえる。誇り高い種族なので、トカゲ呼ばわりされると激昂する。

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・シーク族
 ほぼヒュムと同じ身長だが、体重は大きく上回っている。しかし、肥え太ったかに見えるその体躯は、強靭な筋肉の塊であり、鈍重どころか極めて高い身体能力を秘めた恐るべき戦士。

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 その他にも、力強く心優しいガリフ族や、砂の海に巣食って旅人を襲うウルタン・エンサ族、霊的能力に優れたン・モゥ族など、さまざまな種族が存在する。

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<キャラクター

空に自由を描く少年――ヴァン(Vaan)

17 / Hum race

旧ダルマスカ王国のダウンタウンで暮らす少年。
自由な空賊にあこがれて明るく前向きに振る舞いるが、その心には戦争で失った家族への想いが影を落としている。

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全てを失った王女――アーシェ(Ashe)

19 / Hum race

ダルマスカ王の一人娘にして唯一の王位継承者。
表向きは2年前、敗戦の混乱の最中、自害したとされているが、じつは正体を隠して生き延びており、祖国の再興を目指して解放軍を率いている。

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過去に背を向けた空賊――バルフレア(Balflear)

22 / Hum race

飛空艇シュトラールを駆る空賊。
どれほどの報酬を積まれても興味がなければ動かない気まぐれな自由人だが、過去のとある因縁と確執に囚われている一面もある。

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戦乱をみつめる健気な少女――パンネロ(Penelo)

16 / Hum race

ヴァンの幼馴染。
先の戦乱で家族を失ったこともあり、危なっかしいヴァンをつねに案じている。国々を揺るがす陰謀に巻きこまれても自分を見失わない、しなやかな健気さを持っている。

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森を捨てて空をゆくヴィエラ――フラン(Fran)

Unknown / Viera race

森の民ヴィエラでありながら故郷を捨てて空賊となった、バルフレアの相棒。
その物静かな振るまいが神秘的ですらある彼女だが、過去を捨ててまで得た自由を守ろうとする強い意志と覚悟を秘めている。

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忠義の騎士、そして裏切りものと呼ばれた男――バッシュ(Basch)

36 / Hum race

かつて勇名を馳せた旧ダルマスカ王国の将軍。
勇将であるがゆえに2年前の敗戦を認めず、国王を暗殺してまで戦争を続けようとした反逆者として、処刑されたことになっているが、じつは生かされており、牢獄の奥深くに幽閉されていた。

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覇道を征く兄――ヴェイン・カルダス・ソリドール(Vayne)

27 / Hum race

アルケイディア帝国皇帝グラミスの息子。
その軍事的才能でダルマスカ王国を攻め滅ぼした張本人だが、有能ゆえに国内にも政敵が多いようだ。次期皇帝に最も近い人物と目されているが、彼の最終目的は皇帝となることではなく、同志たちと遠大な理想を追い求めている。

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王道を信じる弟――ラーサー・ファルナス・ソリドール(Larsa)

12 / Hum race

皇帝グラミスの息子で、ヴェインの弟。
老獪な父と有能な兄を素直に尊敬しているが、彼もまた人々を率いるにふさわしい徳を備えた大器といえる。その素養ゆえに帝国の権力闘争に巻き込まれていく最中にヴァンたちと出会い、国を背負う覚悟を示す。

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法の番人にして復讐者――ジャッジ・ガブラス(Gabranth)

36 / Hum race

アルケイディア帝国の法を司る騎士“ジャッジ”を率いる武人。
法に則って秩序を律するジャッジの権限は絶大で、皇帝の代理人となって帝国軍を指揮している。剛勇にして知謀に長けたガブラスは、2年前の戦争で謀略の主役を務め、ダルマスカ王国の崩壊と敗亡を決定づけた。

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キャラクター育成(ライセンス)

 ライセンスとは、戦いで必要なあらゆる技術に用意されている資格のこと。すべての武器や防具、魔法やわざなどは、それらに対応するライセンスを習得することで使用できるようになる。

 ライセンスはライセンスボード上からライセンスポイント(LP)と引き換えに習得することができる。LPは、敵を倒すことで経験値とともに入手することができる。

<ライセンスの種類

 ライセンスにはさまざまな種類があり、プレイヤーがどの資格を習得するかで自由な育成を楽しめる。

武器
12種類の異なる特徴を持ったものがある。強力な近接攻撃が出来る剣や槍、距離を取って攻撃できる弓や銃、魔法の効果を高めるロッドや杖など。

防具
装備することで防御力が上がるだけでなく、HPや筋力が上昇する軽装備、重装備、対してMPや魔力が上昇する魔装備がある。

アクセサリ
装備することで戦いを有利にする追加効果や、ステータス異常の耐性といった効果を得ることができる。

魔法
攻撃魔法を主体とする黒魔法や、回復を主体とする白魔法などを始め、さまざまな種類の魔法がある。

わざ
敵の攻撃力や防御力を下げるものや、所持しているお金(ギル)で攻撃する“銭投げ”など、MPを消費せずに特殊なアクションを行える。

ステータス上昇
最大HPアップ、“たたかう”や“魔法”の威力アップ、魔法での消費MPカットなど、習得するだけで効果が発揮される。

薬の知識
ポーションやエーテルなどの回復量がアップしたり、万能薬の効果がより強力になる。

<ライセンスの取り方

 本作では12種類のジョブが用意されており選択したジョブのライセンスボードの中でライセンスを習得していく。さらに、最大2種類のジョブを選択できるため、一人のキャラクターがライセンスボードを同時に二つ持つことが可能になっている。
 そのため、どのジョブを選択するか、どのライセンスをどの順で習得するかでキャラクターの育ち方が大きく変わる。

・ライセンスの習得順
 ライセンスはすべてが最初から選択可能というわけではなく、習得したものと隣り合ったライセンスが順に習得可能になる。最優先で習得したいライセンスがあれば、そこまでのライセンスを一直線に習得するのも一つの手だ。

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▲ライセンスボードは互いにリンクおり、二つのライセンスボードに共通するライセンスを習得した場合、両方のライセンスボードにおいてライセンスが埋まる。これを利用すると思いがけないライセンス箇所が選択可能になることも。
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<キャラクターの育成例

・攻守ともに隙の無い万能戦士タイプ(ナイト+赤魔戦士)
 扱いやすく攻撃力もそこそこ高い片手剣と、物理防御力を高める重装備で身を固め、攻撃から身を交わす盾も装備できるパーティーの騎士役となる。さらに、緑魔法や裏魔法を全て操ることができ、中級レベルのものであれば回復魔法と攻撃魔法も使うことが出来る、まさに隙の無い万能の戦士になる。

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▲バトルメンバーとのバランスを考えながら、どのライセンスを優先するかはプレイヤー次第。

・攻撃魔法と回復魔法を同時に極めた魔道士特化タイプ(黒魔道士+白魔道士)
 強力な攻撃魔法で敵を殲滅できる黒魔法と、味方のピンチを一手に挽回できる白魔法を極める、魔法のプロフェッショナルになる。“魔法の効果アップ”などのライセンスが非常に効果的に働くため、優先的に修得するとどんどん強くなる。

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▲強力な魔法はその効果の分だけ消費MPも膨大になっていく。レベルアップすることでMPは成長していくが、魔装備カテゴリーの防具類を装備すれば、さらにMPや魔法ダメージに関わりのある魔力ステータスがアップする。
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▲魔道士を極めるなら、魔法と同時に魔装備類も習得すると効率的。

・近距離戦を一手に引き受ける戦士特化タイプ(もののふ+ブレイカー)
 ブレイカーの各種“わざ”により敵の攻撃力や防御力を下げつつ、強力な刀による連撃で自ら大ダメージを与えにいく近距離戦のエキスパートになる。重装備で身を固めつつ、斧や刀などの強力な武器による攻撃を繰り出せるため、通常の戦闘からボス戦まで常に安定した力を発揮する。

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▲攻撃方法は物理攻撃が主体なので、“物理攻撃が強くなる”のライセンスは出来るだけ優先して習得するといい。

バトル

<ADB(アクティブ・ディメンション・バトル)

 ADBとは時間と空間の概念が組み込まれた本作独自のバトルシステム。時間と空間はバトルに大きく影響を与える。

・全ての行動に距離と時間が影響
 バトルメンバーや敵との距離が戦闘に影響し、遠すぎるとアクションを実行できなくなることもある。行動ごとに有効な距離が決まっており、例えば同じ“たたかう”というアクションでも剣より弓や銃のほうが遠くから攻撃が可能。

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▲ファイガやケアルガなど複数のターゲットを対象とするアクションにも範囲が決まっているため、敵に近づいたり遠ざかったりすることで、バトルを有利に進めることもできる戦略性がある。

 また、全てのアクションはキャラクターの“スピード”に影響される。同じ行動をとっても、キャラクターによって速さに差が出るため、どのキャラクターに何を優先させるかが重要となる。

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▲優先的に行いたいアクションはスピードの速いキャラクターに行動させると効率的。また、装備や魔法によってスピードを速め、強敵を相手に有利に戦うこともできる。

・敵と戦うかどうかの選択
 フィールド上に存在する敵がこちらを認識するか、敵に何らかのアクションを仕掛けるとそのままバトルになる。地形や敵の配置を視認しながら、どのようにフィールド探索するかリアルタイムで判断して進める緊張感を味わうことが出来る。

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▲稀に、周りのレベルより遥かに強力なモンスターが出現することもある。そうした敵には敢えて近づかず、迂回する道を通るのも一つの手だ。

<ガンビット

 “ガンビット”とは、プレイヤーがカスタマイズした作戦指示に従い、バトル中のメンバーが行動するシステム。ガンビットを設定することで、リアルタイムに繰り広げられるADBの進行を妨げることなく、臨場感溢れるバトルが展開される。

・ガンビットの基礎知識
 ガンビットは対象となる相手を指定するターゲットと、その対象に対する行動“アクション”の2つをセットすることで、初めて1つのガンビットになる。
 ターゲットに関するガンビットは、自分やバトルメンバー、敵といった分類以外にも“HP<70%の味方”といった状況に応じたさまざまな種類が存在。これらは街のガンビット屋で購入することができ、一度入手すれば全てのバトルメンバーがそのターゲットを設定することが可能。

アクションにはバトルの基本となる「たたかう」や入手した魔法、わざの他各種アイテムなどを指定することができます。

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・ガンビットの応用
 ガンビットを応用すれば、よりスムーズかつ効率的に敵を倒すことが可能になる。また、敵ごとにガンビットを細かく変えることで敵の弱点を即座に突いたり、敵の行動に合わせて自動で対応することが可能だ。今作では、ジョブが最大2つまで選択できることに加えて、バトルのテンポ向上などの改良もあり、戦略を考える楽しみも向上している。

後方支援ならお任せ!回復・補助役の基本ガンビット!(白魔道士+時空魔戦士)

<ガンビット構成>
・戦闘不能の味方にレイズ
・リーダーにヘイスト
・HP<30%の味方にケアルラ
・味方一人にエスナ

 ガンビットは、基本的に上に設定した行動を優先していく。この構成の場合では、戦闘不能の味方を最優先で復活させ、次にリーダーの行動速度を速め、攻撃や回復を潤滑にする。また、もしHPの少ない味方がいれば回復させ、HPの少ない味方がいなければ、障害ステータスを持った味方を回復させようとする。このような回復や補助のガンビットを組み込まれた味方は、プレイヤーが危機に瀕した際にもすぐに対応してくれる頼もしい存在だ。

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確実に相手の弱点を突き大ダメージ!MP消費の効率が良いガンビット!(ブレイカー+黒魔道士)

<ガンビット構成>
HP 100%の敵に魔防破壊
雷に弱い敵にサンダガ
氷に弱い敵にブリザガ
風に弱い敵にエアロガ

 このガンビット構成では、自動で相手の弱点に合わせた魔法を放ち大ダメージを与えることが出来る。また、HPが減っていない敵には“魔防破壊”であらかじめ魔法防御力を下げることで、弱点を突いた時のダメージをさらに高めることが可能。その都度に最も有効な属性で攻撃するため、MPの使い方が上手な、賢い魔道士になってくれる。

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ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ
メーカー スクウェア・エニックス
対応機種 PS4プレイステーション4
発売日 2017年7月13日発売予定
価格 6800円[税抜]
ジャンル RPG / ファンタジー