松田丈志さん1日VR大使就任イベントを開催!

 セガ・ライブクリエイションが運営する東京・台場の屋内型テーマパーク、東京ジョイポリスにて、セガサミーグループ所属のリオ競泳メダリスト・松田丈志さん(リオオリンピック・競泳800mフリーリレー銅メダリスト)が、“東京ジョイポリスVR大使”に就任。2016年9月27日に、VRの楽しさを伝えるイベントが開催された。本記事で、その模様をお届けする。

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▲“東京ジョイポリスVR大使”として会場に現れた松田さん。プールからVR空間に活躍の場を移し、アトラクションに挑戦。

“東京ジョイポリスVR大使”として『ZERO LATENCY VR』に挑戦!

 今回、松田さんが“東京ジョイポリスVR大使”として挑戦したのは、東京ジョイポリスの人気アトラクション、『ZERO LATENCY VR』。本コンテンツは、ゾンビに襲われ壊滅的な被害を受けた街にある拠点を守り抜くために選ばれた精鋭部隊として、迫り来るゾンビたちとの死闘を繰り広げるシューティングアトラクションで、最新のVR技術によって6人同時のフリーロームプレイ(同一空間内でVRの世界に入っての協力プレイ)が行えることが最大の特徴となっている。

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▲『ZERO LATENCY VR』ゲーム画面
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▲ブリーフィングを終えたあと、さっそく『ZERO LATENCY VR』体験用の器具を装着。水泳とFPS、ジャンルは全く異なるが、アスリートならではの“強そう”感がこの状態でもしっかりと伝わってくる。
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▲実際のプレイ風景はこういった感じだが……。
▲プレイヤーの眼前には、このような世界が広がっている。
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▲アトラクション中のプレイは真剣そのもの。写真では伝えることが難しいが、松田さんはVR空間内でゾンビたちを的確に倒しまくっていた。
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▲ゾンビたちとの死闘を終え、無事に生還を果たした松田さんと、上官(役のガイドさん)と、いっしょに記念撮影。

 ひととおりプレイをし終えたところで、会場にソニックが登場! なんと、松田さんとソニックは奇遇にも同じ6月23日生まれ。地上と水中とそれぞれ舞台は異なるが、セガのスピード自慢が揃い踏みし、ガッチリと熱い握手を交わしていた。

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▲セガの人気キャラクター、ソニック・ザ・ヘッジホッグも、松田さんの“東京ジョイポリスVR大使”の応援に駆けつけてくれた。

“VR大使”として体験を終えたばかりの松田さんにインタビューを敢行

 “東京ジョイポリスVR大使”として、初めてのVR体験を終えた松田さんに、体験後の感想や、自身の今後の展望など、いろいろと話を伺うことができたので、以下で紹介していこう。

−−まずはお疲れさまでした。“東京ジョイポリスVR大使”としてのVR体験を終えた、いまの率直な感想をお聞かせください。

松田 こういったアトラクションを体験するのは初めてだったので、ドキドキしました。ゾンビが怖かったですね(笑)。

−−これまでVRを体験された経験はありましたか。

松田 このようにゴーグルを装着してゲームをプレイするというのは、初めてになります。

−−今年はVR元年と言われて、家庭でもこのような体験ができるようになっています。今後、ご自宅で遊んでみたいと思われましたか。

松田 やってみたいですね。今回体験してみて、この分野は今後もっともっと進化していきそうだなということをすごく感じました。リアルとバーチャルの世界ってどんどんと近づいてきていますよね。双方が歩み寄っているというのかな。これからも、ゲームの世界と、リアルな活動との境界がだんだんとクロスしていく。そういった世界が近づいているんじゃないかと思っています。

−−松田さんは奇遇にもソニックと同じ誕生日と言うことですが、これは以前から知っていたのでしょうか。

松田 僕の誕生日は6月23日なんですが、この日はオリンピックデーでもあるんですよ。それは以前から知っていたんですが、それで6月23日を調べてみたときに、ソニックの名前が書いてあって、知りました。自分の水泳選手のキャリアの最後を、セガサミーの皆さんといっしょに作らせてもらいましたが、こうしてセガのマスコットキャラクターのソニックとも同じ誕生日ということで、いろいろな縁があったなと思っています。

−−先日、選手としての引退を発表されたばかりですが、今後はどういった取り組みを行っていくのでしょうか。

松田 まずは元アスリートとしてスポーツの国際的な舞台で活躍できる人間になりたいです。それと、国内の水泳競技の底辺拡大もやっていく必要があります。ほかに、セガサミーともいっしょにさまざまな取り組みができればと思っていますし、やりたいと思うことはたくさんあるんですが、その中で自分が本当に心が動かされることをやっていきたいですね。

−−今後は実況解説などにも取り組まれたりするんでしょうか。

松田 10月にワールドカップ(水泳競技大会FINAスイミングワールドカップ)があるんですが、そこで初めて挑戦させていただきます。

−−ゲームに限らず、どんどんと新しいことに挑戦されていくんですね。

松田 そうですね。その中で自分がいちばんやりがいを感じて、活躍できるところを見つけていきたいです。

−−2020年は東京でのオリンピック開催ですが、どのように関わっていくのかお聞かせください。

松田 これまで4回オリンピックを経験して、アスリートとしては十分な体験をさせてもらいました。次の東京は、関わり方は変わりますが、僕としては5回目のオリンピックという気持ちで、これまで選手として培った経験を存分に発揮したいという思いがあります。

−−今回、一日VR大使に就任されましたが、今後もこういったイベントには参加されたいですか。

松田 僕は身体を動かすのが好きなので、今回のように自分の身体を使いながら遊べるものは、積極的にやってみたいですね。

 東京ジョイポリスでは、今回松田さんがチャレンジした『ZERO LATENCY VR』以外に、360度空間のどこで、何が起こるかまったく想像できない、リアルな恐怖体験を味わえる『VR生き人形の間』といったコンテンツも稼動している。どちらも、今年流行している最新のVR体験を味わえるアトラクションとなっているので、VRに興味がある人や、お台場に足を運ぶ機会がある人はぜひともチャレンジしてみてはいかがだろうか。

 オリンピック出場4回でメダル獲得4個と、アスリートとして輝かしい実績をあげてきた松田さんも、2016年9月10日に行われた国体を最後に現役引退を表明したが、今後は元アスリートとしての経験を活かした活動や、今回のように新しいジャンルの取り組みに積極的に挑戦していくとのこと。これまで数々の大会で我々に感動をもたらせてくれただけでなく、ソニックと同じ誕生日という松田さんのこれからの活躍にも注目していきたいところだ。

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