大怪獣になる特撮世界をVRで体感!
本日2016年9月14日(水)、東京・吉祥寺のゲームセンター“プラサカプコン吉祥寺店”にて、カプコンの新作アーケードゲーム『特撮体感VR 大怪獣カプドン』(以下、『カプドン』)のメディア向けお披露目&試遊会が実施された。
本作はカプコンが開発する、アーケード向けのVRアトラクションだ。プレイヤーは頭にヘッドマウントディスプレイを被り、両手と両足に合計4つのコントローラーを装着。VR体験エリア内を実際に動き回りながらゲームプレイを楽しむ。ゲーム中ではプレイヤーは大怪獣カプドンとなり、街を破壊しつくし襲い掛かる防衛隊をやっつけながら“子供怪獣”を助け出すことが目的となっている。
体験会の会場では開発ディレクターの中井実氏より作品概要の紹介があり、スタッフによって実機を用いたデモプレイが披露された。
紹介と実演の後には試遊会が実施。筆者も体験する機会をいただいたので、プレイインプレッションをお届けしよう。
VRといえば、実際に体を動かしてプレイする体感要素がもっとも目を引く点。本作は怪獣となって大暴れするゲームだが、ジャンプ、走る、寝転がるなどの激しい動きや危険行為は禁止。ディスプレイを装着している最中はスタッフが近くでサポートしてくれるため、安全に遊ぶことができ安心だ。
カプドンは踏む、パンチといった直接攻撃だけでなく、火の玉を吐く、戦車を掴んで投げるなど、まさに大怪獣になりきった行動で暴れまわることができる。実際に自分の手足を大きく動かしながら、巨大生物の視点で街を蹂躙する感覚は斬新であり、派手に破壊されていく街を眺めるだけでも爽快感バツグン。この体験は一度味わってみて損はないだろう。
ゲーム中の街のデザインはリアル重視ではなく、あくまでゲーム内といった雰囲気。街の破壊がおもなプレイ内容ながら残酷な描写はほぼないため、気持ちよく遊ぶことができた。またヘッドセットからはテレビアナウンサー風の音声が流れ、破壊状況をリアルタイムで実況してくれるのがおもしろい。プレイ目的となる子供怪獣の捜索は、その実況やディスプレイに表示されるテキストがヒントとなっている。ただ暴れまわるだけでなく子供怪獣を見つけだす目的をもった遊びかたでプレイすれば、ステージクリアー時に達成感も味わえた。
ステージは3つ存在し、子供怪獣の救助条件はステージごとに異なる。プレイには制限時間が設定されており、時間内に3ステージすべてクリアーするか時間満了でゲームオーバーとなる仕組みだ。1プレイの所要時間は約10分。ディスプレイを付けている間は現実を離れ、特撮世界を充分に楽しむことができた。
本作は2016年9月16日(金)12時より同店でサービスが開始される予定。Web上での事前予約は行っていないため、現地で受付をすればオーケーだ。なお本作品には年齢制限が設定されており、13歳以上がプレイ可能となっているため注意しておきたい。
昨今話題となっているVR。特撮世界の体感ゲームに興味のある人は、ぜひこの機会に足を運んで遊んでみてはいかがだろうか。