ゲームクリエイターからの応援メッセージも

 ワーナーミュージック・ジャパンは、本日2016年9月14日、新規大型プロジェクト『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語』の制作発表会を開催。プロジェクトメンバーや声優陣が登壇し、本プロジェクトにかける意気込みを語った。

音楽とRPGが融合した新たなエンタメ――『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語』制作発表会が開催、豪華声優陣も登場_08

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 既報の通り、『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語』は“音楽×RPG -音で紡ぐファンタジー作品-”と題された、ワーナーミュージック・ジャパンの大型プロジェクト。『テイルズ オブ』シリーズや『白猫プロジェクト』といったアニメ・ゲームコンテンツとのタイアップを手掛けてきた同社が放つ、オリジナルプロジェクトとなる。物語は今後1年間にわたり、Web上に動画として毎週公開される予定だ。

 同作プロデューサーを務めるグラウンディングラボ 代表取締役社長の島津真太郎氏は、「音楽でファンタジー作品はあるようでない。豪華声優陣、そしてストーリーパートと音楽パートで、新しい音楽エンターテインメントを作れたら。最近はIP(知的財産)の多展開が多いので、『ラファンドール国物語』も皆さんに育てていただき、ゆくゆくはコミカライズやアニメ化、ゲーム化もできないかなと思っています」と語った。また同作のストーリー原作および音楽の作詞・作曲を手掛けるシンガーソングテラーの矢内景子さんは、「小さいころから大好きだったファンタジー、RPGを自分の作品として紹介できる日が来るなんて夢のようです」と、感慨を語っていた。なおサウンドプロデュースを務めるのは、年間200本ペースでCM音楽を制作する近谷直之氏。「音楽はストーリーを支えるものではなく、ストーリーそのもの。セリフや感情、背景をどう音楽に融合していくかを詰めて作っているので、細かいところまで聞いていただければ」とアピールした。

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▲島津真太郎氏
▲矢内景子さん
▲近谷直之氏
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▲野島一成氏

 ストーリーは、矢内さんの原作を野島一成氏がシナリオに落とし込む形で制作。野島氏も矢内さんによる原作に太鼓判を押し、「30年ほどファンタジーゲームのシナリオを書いていますが、今回はゲームシナリオのセオリーを矢内さんが軽く壊してくれたのかなという気がしています。ふだんにゲームとは少し違ったものになっており、感じ入っていただけるものになっていると思います」と話した。また、ゲームファンにはおなじみのクリエイター陣も本プロジェクトを応援。矢内さんと長い友人だという『ドラゴンクエスト』シリーズプロデューサーの市村龍太郎氏(スクウェア・エニックス)は、昨年春ごろに初期プロットを読んだといい、「感心すべきはプロットの完成度。世界観はほぼ構築されており、ボリュームも大作RPGが1本作れるほど。ゲームが大好きな矢内さんが、新しい音楽のカタチを作り出している瞬間に立ち会えたのはとても楽しかったです」と応援メッセージを寄せた。

 光と影など、二面性をテーマにしている本作は、豪華声優陣による迫真のボイスも注目ポイントのひとつ。発表会にはトレスタ役を務める日岡なつみさん、ネブラエス役を務める鈴木達央さん、シェルシュ役を務める福島亜美さんが登壇し、生アフレコを披露しつつ、キャラクターや作品の印象を語った。

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 主人公・リエンの妹であるトレスタは「優しく明るく元気、素直な女の子。お兄ちゃんのリエンが大好きなので、リエンとのシーンはセリフひとつひとつに気持ちをこめて演じました」(日岡さん)とのこと。また鈴木さんが「光と影を色濃く表しているキャラクター。なぜ仮面をつけることになったのか、というところが肝になってくる」と語るネブラエスは、「ダークヒーロー的ですが、ヒーローという言葉に惑わされないようにしてほしいくらい、人間味のあるキャラクターです」と、作品のテーマである二面性を体現したキャラクターになるようだ。加えてミステリアスで謎の多いシェルシュを演じる福島さんは「音楽もストーリーもあるということで、新たなジャンルとして楽しめる作品になっています」と作品の印象を語っていた。

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▲発表会では、主人公・リエンを演じる花江夏樹さんからのメッセージも公開。

 発表会の最後には、『ドラゴンクエスト』生みの親である堀井雄二氏からメッセージも。「音楽で創られるさまざまなドラマが今後どうなっていくのか、本当に楽しみです」と期待を寄せた。

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 なお『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語』は、9月15日~18日(15日~16日はビジネスデイ)に千葉・幕張メッセで開催予定の“東京ゲームショウ2016”のワーナーミュージック・ジャパンブース(ホール2の2-NO2)に出展予定。オリジナルクリアファイルや、『SHADOW OF LAFFANDOR ラファンドール国物語』を含む同社が手掛ける各プロジェクトの楽曲をまとめたオムニバスCDが配布される(数量限定)とのことなので、ぜひ足を運んでみよう。