カジュアルな対戦ゲームとして優秀ってヤツです

 Hypersectの『Inversus』を紹介する。本作は海外ではプレイステーション4とPC版が本日より配信開始。価格は14ドル99セント。なお同スタジオに確認したところ、日本でのプレイステーション4版の配信も8月末を目指して調整中とのこと。

 『Inversus』は、一画面内(つまりスクロールなし)で展開される、一種のシューティングゲーム。どんどん湧いてくる敵を倒していくスコアアタック的な“アーケードモード”(全6ステージ)と、対戦用の“バーサスモード”(全27ステージ)の2種類があり、シンプルなルールを共有しつつも、異なったプレイ感が楽しめる。
 なおアーケードモードはソロプレイ以外にオンライン/ローカルの協力プレイ、バーサスモードは同じくオンライン/ローカルで最大2対2の対戦が可能だ(ソロでのAIとのバーサスモード対戦はできない)。

シンプルなのに超燃える! 対戦シューティングゲーム『Inversus』は、PS4版の日本配信も調整中_03
▲ソロで遊ぶアーケードモードも、画像のような2対2のバーサスモード対戦も、基本は同じ。

 さて『Inversus』の基本は、“1.自機(黒または白)と逆の色のタイルのみ通れる”、“2.自機の弾が通った場所は、自分が通れる色に塗られる”、“3.敵の弾が当たると一撃死するが、自弾で打ち消せる”、“4.赤いドットを取ると高速弾が、ボタン長押しで3列の弾が撃てる”、“5.弾は一定時間で補充される”というぐらい。
 非常に簡単で、これさえ覚えればソロでも対戦でもプレイできるので、家に遊びに来た友達とかに触らせるような場合でもすぐにプレイを開始できるだろう。ちなみに、弾の発射方向はコントローラーの4つのボタンおよびキー(○×△□/XYAB/上下左右)に対応しており、操作もシンプル。

シンプルなのに超燃える! 対戦シューティングゲーム『Inversus』は、PS4版の日本配信も調整中_02
▲上記のルールに当てはめてこの画像を見ると、「前にしか逃げ場がなくなった黒プレイヤー(白タイルしか通れない)に対して白プレイヤーが高速弾を放った」という絶体絶命なシーンなのがわかる。

 察しが良い人ならここまで説明すれば、最悪のケースは“弾切れで退路も削られた所に弾を打ち込まれる”ことだと理解できるはず。これは死亡確定のパターンなので、そうならないように周囲の状況に合わせて動き回りながら“攻撃/牽制用の弾”と“進路確保用の弾”を撃っていくのが本作の基本的な立ち回りになる。

 しかし一方でそれだけでなく、(一画面内で完結しているとはいえ)全方向シューティングであり、両モードのステージの中には上下や左右が繋がってループになっているものもあるため、思わぬ方向からの攻撃で死亡することなんかもよくある。
 そんな時に、思わず「わかってたんだよ!」と叫びたくなる楽しさがあるので(もちろん全然わかっちゃいなかったわけだが)、友だちと遊ぶ際はオンラインならボイスチャットを併用するか、できればローカルで、ギャーギャー騒ぎながらプレイするのをオススメしたい。

シンプルなのに超燃える! 対戦シューティングゲーム『Inversus』は、PS4版の日本配信も調整中_01
▲ループのせいでわけわからんことに。ちなみにアーケードモードでは自機が黒で、タイルを黒(通れない色)に塗りながらプレイヤーに迫ってくる赤い敵も登場。しかし赤敵は弾を撃たないし、赤ドット落とすし、誘爆させて連鎖で倒すこともできるので、お互いの間隔が詰まるまでギリギリまで取っておく……なんて戦術もあるんだけど、そうやってる時に限って敵の白に変なところから弾撃たれて死んだりするんだよねぇ。