【ファミキャリ!会社探訪(38)】スマホゲーム『Fate/Grand Order』で話題を集めるディライトワークスを訪問

ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。38回目となる今回は、ディライトワークスを訪問。

●“ファミキャリ!会社探訪”第38回はディライトワークス

 ファミ通ドットコム内にある、ゲーム業界専門の求人サイト“ファミキャリ!”。その“ファミキャリ!”が、ゲーム業界の最前線で活躍する各ゲームメーカーの経営陣やクリエイターの方々からお話をうかがうこのコーナー。38回目となる今回は、ディライトワークスを訪問。
 2014年に設立され、まだ設立2年というディライトワークスは、『Fate』の新作RPGとして話題を集めるスマートフォン向けゲーム『Fate/Grand Order』を開発・運営している。今回は、その『Fate/Grand Order』の開発責任者として現場をリードする塩川洋介氏に話を聞いた。


●“モノ作りに専念”するために転職を決意

ディライトワークス
クリエイティブディレクター
塩川 洋介氏

――最初に塩川さんの経歴から教えてください。ゲーム業界を志したきっかけや、現在に至るまでの経緯を簡単にお答えください。
塩川洋介氏(以下、塩川) 専門学校でシナリオライティングの勉強をしていたのですが、たまたま隣でやっていたゲームデザインの授業に出たところ、とてもおもしろくて、それからはゲーム業界を志すようになりました。それまでは、それほどゲームを遊んでいたわけではないのですが、当然ゲームにもシナリオライティングの仕事がありますよね。それで、ゲームの仕事もおもしろそうだなと思い、まずはゲーム業界に入ることを目指しました。

――文章を書くことが好きだったわけですね。
塩川 そうですね。世界観を作るといった作業は好きでした。その後、専門学校在学中に、「ちょっと仕事を手伝ってくれないか」と声を掛けてもらい、ゲームの企画を手伝うようになりました。そのままその会社に入ったものの、会社が解散することになってしまい、「今度は大手メーカーで働こう」と考えました。というのも、最初の会社は規模が小さかったので、どうしてもある程度は独学で仕事を進めざるを得ませんでした。しかし、大手のメーカーなら、仕事をしながら現場でゲーム企画を学ぶことができると考え、当時のスクウェアに入社することになりました。

――スクウェアには、シナリオライターとして入社されたのですか?
塩川 いいえ、ゲームプランナーとして入社しました。当時は、プレイステーション2の『キングダム ハーツ』の立ち上げ時だったのですが、ちょうど前職でリアルタイム3Dのゲームに携わった経験があったので、参加することになりました。その後は、スクウェア・エニックス、SQUARE ENIX, Inc. 、Tokyo RPG Factoryなどのスクウェア・エニックスグループで、ゲームプランナーやクリエイティブディレクターとして仕事をしていました。

――どのようなタイトルに携わったのですか?
塩川 まずは、先ほどお話した『キングダム ハーツ』シリーズですね。PSPの『ディシディア ファイナルファンタジー』の開発にも携わりました。それ以降は、FLASHのゲームやXbox Live アーケードのゲーム、Tokyo RPG Factoryで『いけにえと雪のセツナ』の開発にも携わりました。

――スクウェア・エニックスグループには、かなり長い期間在籍されたようですが、ディライトワークスへ転職された理由を教えてください。
塩川 ディライトワークスには、“クリエイターを尊重する”、“クリエイターはゲーム作りに専念する”という方針があります。新しいことにチャレンジすることが好きで、つぎはスマートフォン向けのゲームを作りたいと考えていたときに、縁あって、入社することになりました。また、大きな会社に所属していると、モノ作りに専念できないという側面が次第に出てきます。ですから、クリエイターとしてモノ作りに専念したかったことと、この会社なら、将来的にもゲームを作り続けることができると思い、転職しました。

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