全編フルボイスの完全ローカライズに感動

 ベセスダ・ソフトワークスが開発を手掛ける『エルダー・スクロールズ』シリーズは、壮大なファンタジー世界を気ままに冒険できる自由度の高さが魅力のRPG。その世界観をそのままに、完全オンライン化したMMORPGが、『エルダー・スクロールズ・オンライン』(以下、『ESO』)だ。本作は2014年より海外サービスが展開されているが、2016年6月23日より満を持して完全日本語版が発売、DMM GAMESにて国内サービスが開始される。そしてこの度、サービスに先駆けて6月6日にメディア体験会が実施。ここでは、イベントで紹介されたパッケージ特典や、本作の課金体系、質疑応答といった内容をお伝えする。なお、会場でプレイできた内容や所感、手触り感などは、追ってリポートをお届けする。

『エルダー・スクロールズ・オンライン』を完全ローカライズで堪能! 日本語版はアドオンの使用も可能に――メディア体験会リポート(1)_01
▲遙かなるタムリエルでの冒険が、まもなく開始!

■日本版の仕様をプロデューサーが解説
 メディア体験会の冒頭では、日本語版プロデューサーの松本卓也氏より挨拶があり、日本語版のパッケージ内容や料金体系などの概要が語られた。

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▲プロデューサー・松本氏が、パッケージ特典を紹介。初お披露目となった通常版のペーパーマップは、紙質にもこだわっているとのこと。

 まず、日本語版のパッケージは初回限定版と通常版、ダウンロード版の3種類が用意されている。初回限定版はインゲームアイテムのほかに、特製インストーラーUSBメモリにフルカラーのブックレット、サウンドトラック、ワールドマップがプリントされたバンダナ、特製ペーパーナイフが同梱される。ブックレットとサウンドトラックは日本独自仕様になるとのことだ。

 次に語られたのは、日本語版のゲーム開始までの流れ。製品購入後は専用ページから“DMM GAME PLAYER"をダウンロードしてインストール。DMMアカウントとプロフィールを登録後、DMM GAME PLAYERからランチャーを起動するとのこと。DMMアカウントにゲームがひも付けされていることから、ゲーム内であらためてログインする必要はないとのことなので、スムーズにプレイを開始できそうだ。

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▲ゲームを開始するには、まず専用ページへアクセス。
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 また、サービス料金体系については、パッケージを購入すれば基本無料でプレイできる。ペットや乗物などのアイテムを購入できるゲーム内通貨“クラウン”は、DMMポイントを使って購入可能で、さらにゲームを快適にプレイできるようになる月額サービス“ESO Plus”についても海外版と同様のものが提供予定とのことだ。

▼ESO Plusで受けられる追加サービス
・全ダウンロードコンテンツへのアクセス
・毎月1500クラウンを獲得
・獲得経験値や獲得ゴールドのブースト
・ゲーム内ポイントの付与

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 気になるローカライズについては、ボイスを含む全編フルローカライズで提供される。こちらはすでに完成状態で、序盤をナビゲートするNPC“リリス・ティタンボーン”を演じる小清水亜美さんを始めとする豪華声優陣の熱演や、こだわりぬいた日本語フォントに注目してほしいとのことだ。

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▲会話シーンを始め、全編フルボイスで楽しめる!

 そして、松本プロデューサーへ本作の気になる点についていくつか質問したので、その内容を以下に記す。

 日本ユーザーがコミュニティーを形成しやすくなるような、公式でのサポートはあるかという点については、公式サイト内に掲示板を設置する予定とのこと。日本語によるチャットは、海外版で日本語フォントがサポートされているので、海外プレイヤーには日本語で表示される(※定型文のような自動翻訳機能はない)。また、現在、配布されているアドオンは日本語版でもそのまま使用でき、アドオンが日本語に対応していれば、日本語での表示が可能とのこと。(※アドオンは、ユーザーが制作したツールのことで、ゲームの利便性を向上させるさまざまなアドオンが配布されている。例としては、ミニマップを常に表示、パーティーメンバーのステータス詳細の表示、スキルパレットの拡張、武器耐久度の表示など)。

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▲アドオンを導入した画面。ミニマップの表示を始め、UIが拡張されている。本作のUIはシンプルな作りになっているため、アドオンで利便性を向上させるのも手。

 現在海外版をプレイしている人が、日本語版へアカウントを移行することは可能かどうかは非常に気になるが、それについては、今後あらためてアナウンスが行われるとの回答が得られた。

 追ってお届けするプレイリポートでは、日本語版独自のポイントをピックアップしつつ、筆者が体験プレイを通して感じた“エルダー・スクロールズらしさ”を、シリーズファンの視点からあらためて紹介させてもらいたい。

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