3日間の熱戦を全編生中継

 2016年2月6日~13日、CyberZは、アーケード版『ウルトラストリートファイターIV』(以下、『ウルIV』)を種目とした対抗戦の生放送イベントを実施した。世界で活躍する強豪プレイヤーたちによって熱戦がくり広げられた、現場の模様をリポートする。

AC版『ウルトラストリートファイターIV』でトッププレイヤー14名が激突! 対抗戦イベント“東西ドラフト戦”リポート_01

 このイベントは『ウルIV』のトッププレイヤー14名が7名づつ2チームに分かれて戦う、“東西ドラフト戦”という題目の対抗戦。出場選手たちは都内某所の生放送スタジオに集合し、2月6日、13日、14日の3日間にわたって動画配信サイト“OPENREC”にて熱戦をくり広げ、その模様はインターネット配信された。

 配信1日目は“ドラフト会議”と称され、対抗戦レギュレーションの説明とともに出場選手や両軍の監督となるメンバーを紹介。西軍監督はネモ選手、対する東軍監督はだしお選手が務め、両者が14名の中からメンバーを選出してチーム構成を決定した。出場メンバーは後述のリストを参照してほしい。
 配信2日目は両軍の選手が1組み合わせづつ戦う星取り戦。両軍のオーダーは事前に決められており、順番に7組み合わせの対戦が実施された。
 最終日は初戦のみ選手を事前申告する勝ち抜き戦。2日目で勝利した選手は2ライフ、負けた選手は1ライフを持ち、相手チームの全ライフを先になくしたほうが最終的な勝利チームとなるルールだ。最終日の出場メンバーと星取り戦を踏まえたライフは以下の通り。

◆東軍選手(敬称略)
ミッセ(まこと)[2]
うりょ(さくら)[1]
ふ~ど(フェイロン)[1]

  • R-(バイソン)[2]
    えいた(豪鬼)[2]
    ニシキン(ブランカ)[1]
    はげじん(ザンギエフ)[2]→だしお監督(セス)に交代

◆西軍選手(敬称略)
INFILTRATION(ディカープリ)[2]
Gamerbee(エレナ)[1]
EBI(ハカン)[2]
北千住DJ(ディージェイ)[2]
トンピー(ヴァイパー)[1]
板橋ザンギエフ(ザンギエフ)[1]
ハイタニ(まこと)[1]→ネモ監督(ロレント)に交代

※2日目のみ参加のはげじん選手とハイタニ選手の結果は監督のライフに反映。

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▲実況は『ウルIV』大型イベントではおなじみのヨシヲ氏、解説は強豪サガット使いの三太郎氏が担当。生放送スタジオにはアーケード筐体を設置し、専用の生放送機材&専門スタッフたちによって番組が作られていた。

 勝ち抜き戦は-R-選手vs.北千住DJ選手から開戦。北千住DJ選手が2ラウンド連取で危なげなく勝利すると、続く第2試合では東軍はいきなりだしお監督を投入。だしお監督は画面端でDJを気絶させた後に狙ったコンボをミスするも、それがダブルアップとなって勝利する運のよさを見せ、初っ端から大盛り上がりのスタートとなった。
 中盤戦で活躍したのは韓国から参戦したINFILTRATION選手。えいた選手、ミッセ選手、だしお監督を連続で破る活躍を見せ、ふーど選手に止められるまでに東軍のライフを3つ削る事に成功。海外勢ということでふだんは家庭用コントローラーでのプレイがメインなハズだが、慣れないアーケード環境でも遺憾なく実力を発揮していた。
 終盤戦、ライフを大幅リードしたのはネモ軍。全員分のライフをひとつ残したまま着実にだしお軍を削り、台湾から参戦したGamerbee選手の活躍によってだしお軍を残りライフ2まで追い込む。
 しかしここで踏ん張ったのはえいた選手。Gamerbee選手を倒すと勢いにノり、鋭い投げ、仕込み足払い、対空昇竜などを的確に機能させてトンピー選手、INFILTRATION選手、ネモ監督、北千住DJ選手を下す破竹の5連勝を達成。
 ネモ軍はEBI選手が何とかえいた選手を止めたが、だしお軍最後の砦として出てきたのはミッセ選手。ドラフト会議にて一番期待されたミッセ選手は、ネモ軍の残りふたりであるEBI選手と板橋ザンギエフ選手を連続で倒して決着。

 以上の結果、東西ドラフト戦はだしお監督率いる東軍が勝利となった。

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▲選手たちは待機席で観戦。放送中は監督と選手の掛け合いやメッセージボードを使ったやりとりが見られ、生放送リスナーを楽しませた。
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▲終盤戦でのえいた選手の快進撃にはスタジオ全体で大盛り上がり。インタビュアーとして番組に華を添えたグラビアアイドルの吉田早希さんと倉持由香さんも大興奮で応援していた。
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▲ミッセ選手が最終戦を制して決着。勝利した東軍には、本イベントのプロデューサーを務めるCyberZの松本氏より、賞品として叙々苑お食事券10万円分が贈呈された。

 現場も生放送も大盛り上がりのうちに幕を閉じたこのイベントは、OPENRECにてアーカイブが視聴可能。勝負は真剣ながら、選手たちの思い切り楽しんでいる姿が印象的な番組になっているので、ぜひチェックしていただきたい。