最強クラスのムシが躍動する“おとな”仕様のガチ対決!

 キッズカードゲームの先駆け的存在として2000年代に登場し、瞬く間に大ヒットした『甲虫王者ムシキング』。『新甲虫王者ムシキング』に生まれ変わった現在も、メインユーザーは小学生や園児といった、文字通りの“キッズ”たち。しかし今回闘会議で開催された“闘会議2016 最強決定戦”は、参加資格が“高校生以上”という、ふだんのゲームセンターやショッピングモール、カードショップでの大会とは真逆のレギュレーション。しかし当日の会場には55人の遊者が集結。おとなのプライドをかけた熱戦が展開された。

おとなのムシキング開幕! 『新甲虫王者ムシキング』 -闘会議2016 最強決定戦-【闘会議2016】_01
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▲プレイヤーは初代『ムシキング』直撃世代と思われる10代~20代の男性を中心に、いまの『新甲虫王者ムシキング』にハマっているキッズたちの親御さんとおぼしき方々も参戦。意外にも(?)女性プレイヤーの姿も多く見受けられた。
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▲司会進行と実況を担当するのは、セガのゲーム大会ではおなじみのセクシー斎藤氏。そしてMAX64人のトーナメント表をほぼ埋めたこの参加者数。ノリは完全な“ガチ”大会である。

 ムシキングの基本ルールは毎ターンじゃんけんを行い、勝った側が攻撃を仕掛けられるシンプルなもの。しかし、必殺わざやおたすけカードの影響でグー、チョキ、パーのどれで勝ったかによって与えられるダメージに差が出る。そのため必殺わざが割り振られた手はダメージが大きいため最優先で警戒すべきだが、それだけを防いでいることがバレれば、通常の攻撃だけで体力を削られて負けてしまう。加えてジャンケンに勝ったあとに発動するおたすけカードの効果、通ればほぼ確実にラウンドが取れる大ダメージを与えられるVガジェの使いどころといった要素もある。『ムシキング』には単純なじゃんけんとはいえない読みあいが存在するのだ。

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▲高校生以上の大会だけあって(?)ムシカード、おたすけカードのほとんどがSR、SSRで構成されたゴージャスな大会でもあった。ムシカードは“めざめし英雄”ことヘルクレスオキシデンタリス、おたすけカードは体力回復効果のあるゴライアストリバネアゲハが人気だった印象。

 そんな駆け引きある戦いを制して決勝まで勝ち上がってきたのは、リョウ選手とタメロン選手。準決勝が通常の攻撃やあいこでの手堅いダメージの奪い合いだった反動で警戒が薄れたのか、決勝は必殺わざの応酬に。2連続で必殺わざを成功させたタメロン選手がラウンドを先取すれば、エバマサ選手も必殺わざと毒を絡めた攻撃で取り返す。そして迎えた最終ラウンドはお互いがVガジェを発動。運命のじゃんけんに勝ち、一撃必殺を通したタメロン選手が闘会議2016最強決定戦の頂点に立った。

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▲タメロン選手
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▲大会終了後は、昆虫の名前を噛まずに3回言えたらムシにちなんだアイテム(昆虫図鑑やaikoのCD『かぶと虫』など)がもらえる、プレゼント大会が開かれた。