二部構成で計4戦のバトルを展開!
『人狼』を題材とした人気ゲームイベント“アルティメット人狼”。これはいずれ劣らぬ猛者たちが、ステージで生『人狼』プレイを披露するイベントで、開催のたびにニコニコ生放送で10万人を超える視聴者を集める人気コンテンツだ。その第5弾となる“アルティメット人狼5”が、2016年1月17日に、都内の新宿フェイスにて開催された。多彩なゲストが参戦して大いに盛り上がった、その熱い『人狼』ライブプレイの模様をお届けしよう。
※“アルティメット人狼5”ニコニコ生放送のタイムシフト視聴ページは→こちら
オープニングでは、まず主催を代表して、“人狼伝道師”こと眞形隆之氏が開催のあいさつ。続いては眞形氏のパートナーとなる司会進行役として、“人狼TLPT”の面々が紹介された。メンバーは、高地真吾(人狼TLPT:船乗りルーサー役)、森本未来(人狼TLPT:踊り娘ドリス役)、吉成由貴(人狼TLPT:薬屋アリスン役)、溝口謙吾(人狼TLPT:世捨て人デヴィッド役)、七城ナナ(人狼TLPT:天の声)の5名。“人狼TLPT”は『人狼』を題材とした即興劇を行っているチームで、イベントではプレイヤーとしても多くのメンバーが出演するなど“アルティメット人狼”になくてはならない存在だ。
その後、プレイにおけるローカルルールがひととおり説明され、いよいよイベントはスタート。今回は第一部2戦&第二部2戦の、2部構成となっており、まずは第一部の初戦が幕を開けた。
第一部には多彩なメンバーが集結!
第一部の参戦メンバーは、以下のとおり。派閥的には、ドラクエ軍・モンスト軍・女流プロ雀士・人狼TLPTという異種格闘技戦という形になっている。そこにイシイジロウ氏がどう絡むか、また初参戦の歌広場淳さん(ゴールデンボンバー)がどんなプレイを見せてくれるかも、大きな注目ポイントだ。
ちなみに第一部、第二部とも、処刑者が決まってつぎの日までのインターバルは、罰ゲームタイムとなっており、処刑者は薬屋アリスンが調合した謎の液体を飲まされるルール。このコーナーではMCのルーサー&ドリスと処刑者によるトークが展開され、ときにはクリエイターの最新作紹介など、さまざまな新情報も公開された。緊迫したバトルからひとときステージをリラックスさせ、翌日のバトルに移るという演出で、“アルティメット人狼”ではおなじみのコーナーとなっている。
常連メンバーの堀井氏が真っ先に退場!?
登場メンバーの自己紹介が終わったあとは、さっそく議論がスタート。まずはそれぞれ自己紹介を聞いて、気になった点を語りながら、各自が「人狼ではないと思う人・人狼だと思う人」を指摘する展開に。その中で早々とキンバリーが予言者を宣言したのち、安西氏も予言者を宣言。混乱の中で初日は時間切れとなり、注目の投票は歌広場さんと堀井氏が同点で、決選投票の末、イベント常連の堀井氏が初日に処刑される波乱の幕開けとなった。
2日目は予言者を名乗るふたりの言動のもと、真の予言者は誰かを考察する議論が進む。ここでノエル、大崎さんが霊媒師を名乗り、推理戦は白熱。3日目も霊媒師・予言者に関して「本物は誰?」という点がテーマとなり、推理バトルは長期戦の様相に……。
4日目はここまでの議論を踏まえて、人狼ではない“シロ確定”を推理するなかで、樋口さんが「自分は狩人」とカミングアウト。5日目・6日目と、推理合戦が進むなか、着実に参加プレイヤーは減っていく。初戦から長丁場となったバトルは、終盤までもつれたが、最後に勝利をつかんだのは人狼か? それとも村人なのか?
狩人が2回ガード成功のスーパープレイ!
複数の能力者アピール、誰がシロかクロかという推理合戦など、王道の展開が楽しめた初戦。続いての第2戦では、投票に関してアイデアを募る形で議論がスタートし、大崎さんの「麻雀パイを引いて、その順で投票しては?」というユニークな案が採用されることに。ちなみに1萬~9萬、東南西北を合わせた13牌を1~13に見立てて、その順に投票していくというアイデア。こうした突飛な案が出てくるのも、このイベントの醍醐味だ
2日目には勝間さんとノエルが予言者だと宣言、さらに樋口さんとりえっくすさんも霊媒師を名乗るなど、能力者が続々登場。自然とこの日以降は、能力者の言動をチェックしたのちに議論が展開されることに。いっぽうで、マックスむらい、さしみ、りえっくすが初日から3連続で処刑され、モンスト軍が早々と全滅するというユニークな事態ともなった。
なおこの第2戦も、5日目までもつれる大接戦に。そこで勝負のカギを握ったのは狩人で、なんと4夜のうち2回もガードを成功させて勝利に大貢献! そのスーパービッグプレイには、観客も大絶賛し、ニコ動のアンケートでも、文句なしのMVP受賞となった。予想を上回る大活躍で、イベントに大きな足跡を残したそのプレイヤーとは……!?
頭脳戦のプロによる緊迫の第二部!
休憩を挟んで夕方から始まった第二部。参戦メンバーは、以下のとおりとなっており、構図としてはゲームクリエイター・将棋棋士・人狼TLPTというグループに、タレントの結さんと進行役の児玉氏が混じる。バラエティー色が強かった第一部と比べると華はないかもしれないが、骨のある猛者がそろった印象のメンバーだ。
これぞ『人狼』という大どんでん返し!
第二部の初戦も各自の自己紹介とともに、オーソドックスなスタート。その中でなぜか女子会的な流れになり、ひいては「男性陣は誰がタイプ?」という話題となり、タイプの女子の後ろに男子が並ぶという合コン的な展開に。そんな中で中田氏が予言者を宣言、ついでダンカンも予言者を名乗り、バタバタして初日は終了。
2日目には香川さん、児玉氏、マドックがこぞって霊媒師を宣言し、以降は能力者の本物探しがテーマとなって議論が展開していく。そんな流れのなかで、4日目にはダンカンとマドックが人狼と疑われて投票されるも、追加投票でも同票を重ねて処刑者ナシという異例の事態に。そして5日目にデイジーが狩人を宣言し、バトルは一挙に煮詰まっていくことに……。
迎えた6日目、デイジーとメイスンの一騎打ち投票により、大勢は決したと思われたが……。待っていたのは驚愕の結末! ちなみに会場では、大きな悲鳴と拍手が上がっていました。
究極の2択ですべての勝負が決定!
迎えた最終戦ではまず、リーダー的な児玉氏が、「各陣営での考えをまとめてみては?」と提案。ザックリと芝居・役者系、ゲーム系、将棋系に分かれて、意見を出し合うなかで、大野氏が予言者を宣言して初日を終えた。2日目には藤澤氏が霊媒師、ダンカンが予言者など、自称能力者が林立する状況となり、議論も混乱。「あのとき、あの人に投票したのは誰?」 という、記憶力も重要となる局面で議論が展開される。4日目には中田氏、児玉氏がともに狩人を宣言したこともあり、以降は誰が本物で誰が偽物か、その結果として誰が怪しいかという話が続くなかで、大きな進展もないままジリジリと推理が進行。そしてプラスマイナスの結果を地道にたどっていった結果、最終的に6日目、香川さんがふたりの男性をまえにしてひとりに引導を渡すという、プロポーズに応えるかのような究極の選択シーンが訪れる。ドラマのようなワンシーンのなかで、香川さんが選んだのははたしてどちらなのか……?
闘会議2016でのイベント開催が決定!
今回も多彩なゲストプレイヤーの参戦で、大いに盛り上がった“アルティメット人狼”イベント。次回“アルティメット人狼5”の開催にも大いに期待したいところだが、当日会場ではそれに先がけて、“アルティメット人狼 in 闘会議”の開催が発表された。
1月30日に幕張メッセで開かれる“闘会議2016”にて、アルティメット人狼が開催されることが決定したのだ。人狼TLPT、将棋棋士、ゲームクリエイターなど、おなじみの面々が参戦。“アルティメット人狼”ファンなら、同イベントも要チェックだ!