「POW!!」と蹴飛ばすUnity-chanさんの勇姿も見られるぞ

 ゲームスタジオから学生・個人開発者まで、幅広い層に使われている商用ゲームエンジンUnity。その10周年記念コンテンツとして、アメコミ“Unity Astonishing Adventures”が海外の特設サイトで公開されている。気になるその中身は、公式キャラクターであるユニティちゃんや、通称UnityおじさんことDr. Charles、そしてUnity Technologiesの創設者3人が登場するカオスな内容!

American Unity-Chan and Oji-san!! ゲームエンジンUnityの10周年記念でアメコミが公開_01
American Unity-Chan and Oji-san!! ゲームエンジンUnityの10周年記念でアメコミが公開_02
▲2005年から現在までの主な出来事を追う社史的な内容つき(むしろ本来そっちがメイン)。

 物語は2005年、Dr. Charlesとユニティちゃんの乗っていた宇宙船が墜落するところから始まる。ふたりは黒ずくめの男たち(いわゆるメン・イン・ブラック)の知るところとなり、ユニティちゃんは緑の球体に閉じ込められ、囚われてしまう。
 丁度その頃デンマークのコペンハーゲンでは、Over The Edge Entertainmentなる小規模スタジオの3人が、『GooBall』というCIAによって球体に閉じ込められていたエイリアンがボールを転がして逃げるゲームを開発していた……。

 結局このゲーム『GooBall』が商業的な成功を収めることはなかったのだが、このゲームに使われていたエンジンが他ならぬUnityであり、Over The Edge Entertainmentとはつまり、後のUnity Technologiesなのだ。
 このようにコミックはUnityの歴史とふたりの冒険がクロスする形で進んでいき、終盤ではアメコミらしく「POW!」という擬音で戦うユニティちゃんの勇姿も。なお「ユニティちゃんって財団の一人娘じゃなかったっけ」とか野暮なことをツッコむのはやめよう。それは多分あれだ、ローカライズとか独自アレンジってヤツだ。