『戦国BASARA』山口さん&松村さんに直撃!
2015年8月20日(木)~8月30日(日)、東京・アイア 2.5シアター トーキョーにて上演予定の舞台「戦国BASARA vs Devil May Cry」。ファミ通.comでは、『戦国BASARA』チームのビジュアル撮影現場に潜入取材を敢行。メインキャストへのインタビューも含めて、貴重な撮影現場の模様をリポート!
6月某日、取材班は都内の某スタジオへ。そこでは山口大地さん(伊達政宗役)&松村龍之介さん(真田幸村役)が撮影を行っていた。
歴代作で役を演じただけあって、ふたりとも衣装の着こなしは慣れたもの。にこやかに談笑したりと、撮影が始まる前は和やかな雰囲気を醸し出していたが、ひとたびカメラの前に立つとその表情にはキリリと戦国武将の面影が。カットごとにポーズや表情を変えながら、精悍な雰囲気を漂わせていた。その麗しくも漢気溢れる姿を、多数のオフショットでお届け!
■山口大地さん(伊達政宗役)
■松村龍之介さん(真田幸村役)
『デビル メイ クライ』キャストに「負けないよ!」
今回は特別に、撮影を終えた山口さん&松村さんにインタビューを敢行。本作に対する第一印象や、舞台上であいまみえることになる『デビル メイ クライ』キャストへの“挑戦状”コメントは必見!
――まずは、舞台「戦国BASARA vs Devil May Cry」の話を聞いたときの感想をお聞きしたいのですが……。
山口大地(以下、山口) まったく違う大きな作品どうしが“バーサス”という形で混じりあうと聞いて、とにかく「えっ、どういう話になるんだろう!?」と思いました(笑)。これまでの舞台「戦国BASARA」の公演ペースから考えると間が空いて、卒業のメンバーも多かったですし、正直「もうないのかな?」と不安ななかで「夏に上演する」と聞いたので驚きましたね。しかも、「どんな感じですか?」とマネージャーさんに聞いたら、「『デビル メイ クライ』とバーサス」と言われたので、「なんじゃそりゃ!?」と(笑)。あとは楽しみですね! どうなるかわからない分、僕ら次第でどうにでもなるので。新しい時代を僕らが作っていけるという意味ではすごく楽しみです。
松村龍之介(以下、松村) 僕も「えっ!?」という驚きと、うれしい気持ちがありましたが、うれしい気持ちのほうが大きかったですね。また真田幸村として山口くんと舞台に立てることが、どんな形にしろうれしかったです。いままでになかった斬新なことを、自分たちが当事者としてやることはいろいろな挑戦になるので、「やってやるぞ!」という気持ちのほうが大きかったです。
――『戦国BASARA』と『デビル メイ クライ』はどちらもカプコンの小林裕幸さんが携わっているタイトルですよね。
山口 小林さんは「“青ダンテ”のイメージで伊達政宗を作った」とおっしゃっていました。政宗とダンテが交わることはゲームのなかでもないわけですし、僕らが誠実にキャラクターを作って、ふたつの作品のファンの方の期待に応えられるように、最高の形でバーサスできたらいいですね。
――『デビル メイ クライ』のキャラクターたちと出会ったら、政宗や幸村はどんなリアクションをすると思いますか?
山口 善悪を刃を交えて判断するような政宗なので、日ノ本にどの時代のどの世界観の人間かもわからないような、そしてまた戦い好きなキャラクターがやってきたら、まずどんなヤツなのかを見に行くでしょうね。そこで思いっきりバーサスするんじゃないかと(笑)。これだけ好きな幸村に対しても、政宗は必ず剣を振るいますから(笑)。そこで意気投合する可能性はありますよね。
松村 『戦国BASARA』のキャラクターたちは刃を交えて会話をするというか(笑)、そういう不器用な人たちですが、幸村はそれがさらに顕著で、たぶん言葉で説明しても全然わからないと思うんですよ。最初は「なにやつ!?」となると思うんですが、もし政宗と『デビル メイ クライ』のキャラクターが戦っていたら、「加勢するぞ!」と言い出しそう。そこで政宗と行く道を選ぶのか、ダンテやバージルと行く道を行くのか、幸村なりに考えるんじゃないでしょうか。時間はかかると思いますけど。
山口 佐助も小十郎もいないしね。
松村 そうなんですよ。今回はいままで手引きをしてくれていた人がいないので、政宗も幸村も自分の中で答えを出して、その道を行かないといけないんです。ただでさえ大変なのに、『デビル メイ クライ』側もいたら、幸村はテンパっちゃうんじゃないかな(笑)。
――ちなみに、おふたりは『デビル メイ クライ』キャストの皆さんとは初対面ですか?
山口 吉田友一さん(プロトタイプ・ネオアンジェロ役)は、舞台「戦国BASARA」シリーズで主従の小十郎役だったので、かなり密な関係でした。鈴木拡樹さん(ダンテ役)はこの間初めましてで対談をさせていただきましたが、共演は今回が初めてです。あとは初めましての方ばかりです。作品自体がバーサスな分、現場では和気あいあいとできたらいいですね。
松村 友一さんはもちろん共演していて、仲のいい先輩ですが、鈴木拡樹くんはこの間舞台でごいっしょさせていただきました。尊敬できるかっこいい先輩です。女性のふたりは初対面で、南羽(翔平)さんはこの間舞台を観にいったときにご挨拶させていただきました。
――では、ちょっと舞台のお話から離れて……もしおふたりが、本作と同じように、まったく知らない場所・時代に迷い込むとしたら、どんなところに行ってみたいですか?
山口 僕、最近どれだけリラックスできるかを追及してるんです。この間、地元の鹿児島に帰ったんですけど、生まれ育った場所が畑や山があるようなところなので、すっごく居心地がよくて……。実家の犬や家族との時間も大事にできたので、何もない、とにかく自然と山、海、川、動物がいて、なんだったら自給自足でもいいから(笑)、海に沈む夕日を楽しみ、きれいな空気を吸うような、そういうところに飛び込んでいきたいですね(笑)。
松村 僕は卑弥呼がいた時代に行きたいですね。いろいろ現代の道具を持っていって、見せびらかして、神として崇められたいです(笑)。
山口 なんだよそれ(笑)。
松村 歴史の教科書に載りたいです(笑)。過去を知りたいですね!
――逆に、おふたりが戦国時代にタイムスリップしたら、どうやって生き延びますか?
山口 平和主義なので……実家がお茶屋なので、千利休に会ってみたいです。
松村 戦国時代は生まれで立場が決まるので、僕はできれば貴族の生まれになって、できれば戦わずして天下を取りたいです(笑)。
山口 悪いヤツだなぁ(笑)。
松村 ぬるっといいところに行って波に乗りたいです(笑)。
山口 あんまり目立つとすぐ殺されちゃうからね。僕ら、舞台の上でしか戦う気がないから(笑)。
――おふたりの秘めた闘争心が舞台の上で炸裂するということですね……! では最後に、バーサスということで、『デビル メイ クライ』キャストに挑戦状を叩きつけていただければ!
山口 『戦国BASARA』という世界に生きている武将たちはそれぞれ、日ノ本で、誰も自分が負けることなど考えていない、強い信念を持っています。なので、『デビル メイ クライ』の方々がいらしたところで……負けないですよ(笑)。とにかくバッチバチに戦って、武将たちが貫いてきたものを、『デビル メイ クライ』の彼らに「これが戦国時代だ!」と思い切り貫いていきたいです。楽しみにしていてください!
松村 もちろん過去のシリーズとは違うところもありますが、戦国武将には、現代に生活している人の計り知れない苦労や覚悟、心意気があるので、気持ちの面で(『デビル メイ クライ』キャストに)勝っているんじゃないかと!
山口 信念を持った人間どうしが命を削って戦ってますからね。悪魔と人間の子ども? 負けない負けない(笑)。
松村 気持ちの面で、生きてきた歴史が違いますから! 負けないですよ!
山口 『デビル メイ クライ』のキャラクターは現代っ子だからね(笑)。
――(笑)。楽しみにしています。ありがとうございました!
■公演概要
◆公演タイトル:舞台「戦国BASARA vs Devil May Cry」
◆公演日程:2015年8月20日(木)~8月30日(日) 全18ステージ
◆会場:アイア 2.5 シアタートーキョー
◆入場料金:全席指定 前売 7500円[税込]
◆キャスト:
鈴木拡樹(ダンテ)山口大地(伊達政宗)
南羽翔平(バージル)
松村龍之介(真田幸村)
伊阪達也(前田慶次)
桜田航成(浅井長政)
小谷嘉一(毛利元就)
柴小聖(レディ)
階戸瑠李(トリッシュ)
谷口賢志(明智光秀)
吉田友一(プロトタイプ・ネロアンジェロ)
ほか
◆構成・演出: 宇治川まさなり
◆原作:カプコン(『戦国BASARA』シリーズ、『デビル メイ クライ』シリーズ)
◆企画・原作監修:小林裕幸(カプコン)、山本真(カプコン)
◆シナリオ協力:松野出、伊津野英昭(カプコン)
◆プロデューサー:都田和志(エースクルー・エンタテインメント)、山浦哲也(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)
◆制作:都丸聡子(エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ)
◆主催:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ、エイベックス・ヴァンガード、サンライズプロモーション東京