集まった額次第ではPS4対応も

 先週ご紹介した、現在KickStarterでクラウドファンディングを実施中の「音で視る」ホラー探索ゲーム『Perception』(メインプラットフォームはPC)が、ストレッチゴール(目標額以上に出資が集まった場合に実施する追加項目)として、字幕による多言語ローカライズを発表。その中には日本語も!

▲『Perception』は、盲目の女性を主人公にした一人称視点のホラー探索ゲーム。音のエコーを頼りに周囲を知覚するというユニークなアートスタイル/ゲームデザインを採用している。

 ローカライズの公約は16万2000ドル以上集まった場合に行われるもので、達成すると日本語だけでなく、ロシア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ブラジルポルトガル語でのローカライズが行われる予定。プロジェクトが成立する当初の目標額が15万ドル(約1860万円)なので金額的に近く、ファンディングが成立するレベルに伸びれば、ほぼクリアーできる目標と考えていいだろう。

 とはいえ、全員が「よし、じゃあ出たら買おう」と思っただけではプロジェクト自体が成立しない可能性すらあるというのがクラウドファンディングの悩ましいところ。現在は開始から5日ほど経って6万8000ドル弱で停滞しており、残りは24日。経験的には最初と最後の駆け込み以外は停滞し続けることが多いので、正直もうひと伸び欲しい。
 完成時のゲームの質が保証されているわけではないので全力で推すわけにもいかないのだが、コンセプトにグッと来た人は出資を検討してみてはいかがだろうか。ちなみにメインプラットフォームはPCだが、37万5000ドルでPS4に対応することも発表されている(出資額が17万5000ドルを超えた場合はMac/Linuxサポートも追加予定)。

スーパーメトロイドやサイレントヒル2からのインスピレーション

 なおアップデートとして、スタジオのビデオ(スタジオ創設者でメインクリエイターであるガードナー夫妻の自宅を中心にネット経由で他のメンバーと作業を進めているそうで、本当に一般的な住宅!)や、本作を開発するにあたってインスピレーションを受けているものに対するエッセイなども公開されている。ちなみにその文章で出てくる具体的なものは以下。

スーパーメトロイド――サウンド面なども含めた雰囲気の質の高さ
サイレントヒル2――エンディングにかけてストーリーの意味合いが変わっていく構成や、レッドピラミッドシングなどの象徴性など。
シャイニング(映画)――舞台となるのオーバールックホテルの「ここで一体何が起こったのか?」と思わせるミステリーの感覚。
メメント(映画)――どんでん返しがあって信用の出来ない斬新なシナリオ
バーボン(酒)

 うーん、「音で視たと思っていたら実はそれは……」みたいなことがあるんだろうか? 以前にも紹介した通り、メインのゲームデザイナーであるビル・ガードナー氏は初代「バイオショック」の海底都市ラプチャーのオープニングパートの設計に関わった人物でもあるので、どんなトリックや衝撃を仕掛けてくるか気になるところだ。