ついにハードウェア版“SteamVR”が投入間近か?

Valveが、GDCでSteam用VRハードウェアの開発者向けデモを行うことを発表、コントローラーのリファイン版やさらなるリビング向けデバイスの登場も予告_01
▲Valveの本格参入で、VRがさらに身近に?(写真はAX 2014でOculus Riftのデモを体験する来場者)

 Valveが、VRハードウェアや、ゲームコントローラー“Steam Controller”の新デザイン版、そしてさらなるリビング向けハードウェアを、来週サンフランシスコで行われるGDC 2015(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)で開発者向けに公開することを発表した。

 ついに登場するハード版“SteamVR”(クライアントソフトのVR版が同名称ですでに存在する)。ValveはVRコンテンツ製作者の参加を求めるため、GDCで各社ブースがオープンする3月4日から6日にかけて開発者用キットのVRデモを限定公開するとしており、“Steam Universe”のページではデモのリクエストフォームが設置されている。

 Valveは現在はOculus VRに移籍したMichael Abrash氏らを中心にVRゲーミングの可能性を模索しており、過去にもGDCで研究成果を講演したり、(恐らく今回のVRハードウェアの原型となっている)プロトタイプデモを開発者向けイベント“Steam Dev Days”などを通じて限定公開してきた。製品としての本格参入を決定するに至ったハードウェアがどんな性能を持っているのか、非常に気になるところだ。