3度のクローズドβテストとオープンβテストを経て、2014年12月24日に韓国でサービスを開始したMMORPG『黒い砂漠』。日本でも2月16日にティザーサイトが公開され、期待が高まっている。2月某日、開発のパールアビス社を訪れ、CEOキム・デイル氏に遊びどころをお聞きした。

●多彩なコンテンツが詰まった大型MMORPGがついに上陸

 3度のクローズドβテストとオープンβテストを経て、2014年12月24日に韓国で正式サービスが開始されたMMORPG『黒い砂漠』。日本でも2月16日にティザーサイトが公開され、大きな期待を集める大作だ。2月某日、開発を手がけるパールアビス社を訪れ、CEOのキム・デイル氏に遊びどころなどをお聞きした。

「黒い砂漠」公式ティザーサイトPV


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▲パールアビス社CEO、キム・デイル氏(文中ではキム)。『黒い砂漠』と同じくゲームオンが運営している『C9(Continent of the Ninth)』の開発実績もある彼は、高いクオリティーに定評のある開発会社を取りまとめる。

――まずは本作の魅力をお聞かせください。どのようなコンテンツが用意されていて、何が楽しめるのでしょうか?
キム 初めてプレイされる方は、一般的なMMORPGとは異なる印象を受けると思います。壮大なフィールドを駆け巡ってさまざまな発見や体験が得られる冒険の楽しみもありますし、アイテムを生産するコンテンツもたっぷり用意しています。もちろん、PvE(モンスターとの戦闘)やPvP(対人戦)にも力を入れています。それらを重なり合わせることで、ゲーム内での生活に厚みを持たせています。それぞれの要素に段階的に目標があるので、より上位の目標に到達していく楽しみがあります。
 そして、何より開発はいまもなお続いています。ですので、日本の方々にお見せするときは、さらにインパクトのあるゲームに仕上がっていると思います。

――かなり多彩な遊びが詰まっているのですね。韓国では正式サービスが開始されて1ヵ月ほどが経過しました。プレイヤーはまず、本作のどのような面を楽しんでいましたか?
キム 生産力を高めて、お金を稼ぐ行為を楽しんでいるプレイヤーが多いように見えます。NPCの労働者を雇用して作業を指示し、そこで生産したアイテムを用いてさらにアイテムを手に入れるようなプレイですね。熱心に戦闘をくり返したり、喜楽に釣りを楽しんだりしている方もいらっしゃいますが、「まずは貯えたい」と考える方が多いようで、人間の本性が出ていると思います。もっと多様な楽しみかたができるように、我々も工夫を重ねている最中です。

――「スタートダッシュをキメたい!」と考えるプレイヤーが多かったのですね。
キム そうです。ただ、いまは落ち着きを見せていて、最初に生産力を高めた方々も戦闘などに目を向け始めました。ようやくいろいろなコンテンツを試してもらえるようになったと感じます。

▲プレイヤーは数多くNPCが暮らしているシームレスな世界を旅する。近年のMMORPGには珍しくインスタンスエリアのない本作は、オープンワールド的な魅力に溢れている。

●個性的なアクションが彩る4クラス

――本作にはウォーリア、レンジャー、ソーサレス、そしてジャイアントの4つのクラスが用意されているのですね。それぞれの特徴を教えてください。
キム ウォーリアはクセのない、スタンダードなクラスです。攻守ともに優れ、盾を用いた防御が可能です。
 レンジャーは遠距離攻撃を得意とするクラスです。近接戦闘ではナイフやキックも使えます。スピーディーに攻撃を展開できるので、操作に慣れればかなりパワフルに立ち回れると思います。
 ソーサレスは強力な魔法を唱える攻撃的なクラスです。防御の能力が乏しく操作も複雑ですが、使いこなせれば与ダメージをいちばん稼げる設計になっています。相手を集めて範囲型の魔法で攻撃したり、相手をトラップに陥れたりと、ほかのクラスにはない立ち回りも可能です。
 ジャイアントは体力が高く攻撃力もあるので、爽快に戦えるクラスですね。操作がちょっと単調な部分はありますが、意外に韓国では支持されていて、じつは社内でも人気の高いクラスですよ。

――女性のクラス、とりわけレンジャーの外見がすごく美しいですね。
キム 『C9』のときからいっしょに開発をしているAD(アートディレクター)ががんばってくれました(笑)。最近は目の肥えたゲームファンが多く、緻密な表現が求められるので、いろいろな女性の顔を分析したりスキャンしたりして整えました。

▲ウォーリア(左上)、レンジャー(右上)、ソーサラレス(左下)、ジャイアント(右下)。性別は固定だが、プレイヤーキャラクターは非常に細かくメイキングできるので気にならないだろう。
▲目や肌などの各部分はいろいろなカラーから選択可能。顔、髪型、体格は、部分ごとに用意されたスライダーでボリュームを調整できる。

――つぎは、本作の戦闘全般に関する特徴もお聞かせください。まず、どのクラスもアクションのバリエーションがかなり多いと感じました。開発が進むにつれて、どんどんと追加されていったのでしょうか?
キム 戦闘については『C9』でもかなり試行錯誤をくり返しましたが、本作でもキーボードとマウスだけで実行できるアクションを、時間をたっぷりとかけて追求しました。当初はMMORPGらしくシンプルな操作にしようと思ったのですが、実際に作ってプレイしてみると、自分たち開発チームは満足できませんでした。スタイリッシュかつプレイヤーが無理なく操作できるように、いろいろな部分を調整しながら現在の仕様にまとまりました。

▲戦闘はノンターゲティング方式。スキルはクラスごとに無数に用意されていて、動きをプレビューできる機能も付いている。