チェーンソーを持った初登場の学園神も登場し、プレイアブルで選べる学園神は4人! 

 2015年2月13日、14日の両日に千葉・幕張メッセで開催されている“ジャパン アミューズメント エキスポ 2015”(JAEPO 2015)。スクウェア・エニックスブースでは、注目の新作アーケードタイトル『スクール オブ ラグナロク』が初のプレイアブル出展を行っている。業者招待日となる2015年2月13日ですら、お昼には待ち時間が160分を越え、注目度の高さをうかがわせていた本作のプレイリポートをお届けしよう。

スクウェア・エニックスの注目アーケードタイトル『スクール オブ ラグナロク』試遊リポート【JAEPO 2015】_01
スクウェア・エニックスの注目アーケードタイトル『スクール オブ ラグナロク』試遊リポート【JAEPO 2015】_02
▲筐体の外観はこんな感じです。

 どうも! しんのすけです! 詳細なリポートに移る前に、まずは『スクール オブ ラグナロク』の概要を簡単に説明したいと思います。本作は“1vs1タクティカル5Dアクションゲーム”と銘打たれた対戦ゲームで、遠距離では3Dアクションゲームのカメラ視点に、近距離では2D格闘ゲームのような横からのカメラ視点になることが特徴。プレイヤーキャラクターとパートナーの“学園神”が協力して、対戦相手の体力をゼロにすることを目指すのです(ちなみに、タイムアップ時は残り体力が多い側の勝利)。本作のバトルのキモとも言えるのが“学園神”の存在で、パートナーとして選択した学園神に応じてプレイヤーが装備する武器が変化します。プレイヤーキャラクターの見た目はカスタマイズで変えられるので、“ほかの誰とも被らない、自分だけのキャラクターで対戦を楽しむ”ということができるというわけなのです!

スクウェア・エニックスの注目アーケードタイトル『スクール オブ ラグナロク』試遊リポート【JAEPO 2015】_03
▲ちなみに本作のボタン配置はとても特徴的! 左下から“ガード”、“アタック”、“スキル”、“ショット”、“ジャンプ”、“ロックオン/オフ”となり、“ガード”の左側にある黒いボタンが“ターゲット切替/フリーカメラ操作”、右上のいちばん大きなボタンが“神わざ(後述)”、その下のボタンが“学園神への指示”に対応しています。
スクウェア・エニックスの注目アーケードタイトル『スクール オブ ラグナロク』試遊リポート【JAEPO 2015】_04
▲手を置くとこんな感じ。始めは戸惑いますが、慣れればワンボタンで各種アクションが行えるかと(投げなど、一部複合入力もあります)。指の形に合わせてデザインされている印象を受けました。

選んだのは、もちろん新学園神!

 今回のプレイアブルでは、すでに情報が出ていたイヴォール(プレイヤー使用武器:槍)、バルハラデス(プレイヤー使用武器:片手剣)、スマイルハート(プレイヤー使用武器:杖)に加え、“JAEPO 2015”で初お披露目となったルーシー(プレイヤー使用武器:チェーンソー)の合計4体の学園神が選択できました。その中で、僕が選んだのはルーシー。装備できるチェーンソーは近距離での攻撃力が高いようなので、近距離で戦いたい人にはぴったりかと。

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 バトル開始時はフリーカメラ状態なので、まずロックオンを行って敵方向にカメラをロックする必要があります。遠距離からはショットボタンの飛び道具で牽制し、近距離に接近したらアタックボタンでゴリゴリとコンボを決めていく……というのが、まずは分かりやすいバトルの進めかたじゃないかなと思いました。コンボはアタックボタンの連打からレバーを前や後ろに入れて必殺技(アタックとショットボタンの同時押し)につなげるだけで、ある程度は簡単に行えます。このときパートナーの学園神には、自分と近距離で共闘してくれる“追従”か、バトルフィールドに3つ配置してある“禁治郎の像”という施設の制圧を指示できます。“禁治郎の像”を制圧すると、場所に応じてプレイヤーが装備している衣装の“スキル”(スキルボタンで使用できる特殊攻撃)と“エール”(自動的に発動するバフ効果)が発動するんです。つまり、像を制圧すればするほど、プレイヤーが強くなるためバトルが有利に! 逆に、敵に像を制圧されると不利になってしまうので、ここでアツい攻防戦が行われそうな印象を受けました。
 また、学園神は時間経過で溜まっていく“神わざゲージ”が最大のときに神わざボタンを押すと、プレイヤーの任意のタイミングでパートナーに攻撃の指示を出せます。神わざは、イヴォールなら敵を拘束する攻撃を、バルハラデスなら高威力の火球を吐き出すなど、それぞれに特徴があります。“禁治郎の像”を制圧するか? それとも追従の指示を出して一気に敵を攻めるか? など、ここでもアツい読み合いが展開しそうですね。
 さらに、敵に攻撃を当てるなどすると溜まる“神がかりゲージ”が50%以上のときは、学園神を自身の武器に宿らせて一定時間パワーアップする“神がかり”が発動できます。アタック、ショット、ガードのボタンを同時押しすると神がかり状態に移行でき、さらにもう一度3つのボタンを押すと超威力の“ラグナロクドライブ”(超必殺技のようなものですね)が発動! 状況を一変させかねない可能性を秘めたシステムなので、バトルの最後まで諦めずに闘うことが大事です。ちなみに僕がプレイしたときは、敵プレイヤーにバルハラデスのラグナロクドライブを決められて負けたなんて、そんなことは口が裂けても言えないのであった……。

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 今回のプレイアブル出展では、本作に仕込まれた読み合いや戦略の立てかた、自由なキャラクタークリエイトの可能性や学園神との独特なバトルが味わえます。個人的な感想としては、当たり前ですがプレイ時間が短く、本作はボタンが多いため操作に戸惑うこと場面も。ですが、そこに関しては慣れの範疇であることや、一部の特殊な行動以外はワンボタンで行える……つまり煩雑な同時入力のコマンドが少ないことから、何度か遊べばまったく気にならなくなる&誤入力が減るので逆に快適に遊べるんじゃないかと感じました。『スクール オブ ラグナロク』は、すでにロケテストの開催も決定している(→こちらを参照)ので、今回JAEPO 2015に来れない人も、ぜひロケテストに足を運んでみてください。新しいタイマンバトルの形が、そこに広がってますよ!

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