レベルキャップの解放とともに6つの新ダンジョンを追加
韓国のソウルで12月7日に開かれた『アラド戦記』の世界大会“第4回F1決闘天王大会”のなかで、現在開発を進めているバージョンアップ内容と新イベントが発表された。
新情報はストーリー、ダンジョン、アイテム、ファイター(クラス)、イベントの5つにカテゴライズ。あくまでも韓国版のバージョンアップ内容のため、日本での実装は未定だ。また、記事中でとくに記載のないものは実装時期が未定のコンテンツであることに注意しながら読み進めてほしい。
最初に発表された内容は、クエストの全面改編。とりわけエピッククエストの改良を重点的に行い、本作のストーリーを把握しやすくする狙いのようだ。そして、85レベルに対応したの6つの新規ダンジョンの追加と、レベルキャップが86に上昇することが告げられた。レベルキャップに到達したプレイヤーが同じダンジョンばかりを周回している現状を打破するべく、バリエーションに富むダンジョンを用意し、順序立てて成長が楽しめるようになる。1レベルのみの解放だが、そのぶんダンジョンに力を注いでいるとのことなので、ボリュームは期待できそうだ。
加えて、ダンジョンの難易度の変更を、かつての5段階に戻す方向で動いていることも発表された。変更後は、現在のHARDがEXPERTに相当する難度になる。ただモンスターの体力を増やす調整ではなく、攻撃パターンを増やすなど、飽きのこない作りを目指すとのこと。
アイテムに関連する話題の後に、新職業の名称とシルエットが公開!
つぎに、アイテムに関して検討している事項が伝えられた。アイテムそのものの価値を守りつつ、優れたアイテムのドロップ確率を高めるための施策として、まずユニークとレジェンダリーのドロップ確率を3倍にすることが発表された。そして、捨てられてきたレジェンダリーとエピックのアイテムを実用的に調整しつつ、85レベルのユニークアイテムを追加し、魔法封印アイテムを削除する方向であることも告げられた。
また、新要素として、アイテムの合成システムも導入するとのこと。低レベルのアイテムに材料を組み合わせることで高レベルのアイテムに変化するような仕組みになるようだ。
そして、会場に詰めかけたファンが待ち望んでいた新職業の情報を発表。新たに追加されるのはシーフ系統の“シャドウダンサー”で、躍動的なシルエットが公開された。相手の背後からの攻撃を得意する職業に仕上げるとのこと。その後、12月18日に実装される女ガンナーの二次覚醒4種(ガンブレイドで直接攻撃と射撃を連携させる“クリムゾンローゼ”、銃火器を乱射する“ストームトルーパー”、ロボットを召喚して戦う“オプティマス”、空中攻撃を得意とする“フレイヤ”)のスキルが動画で流された。
2015年の夏までにほかのキャラクターの二次覚醒の導入も目指すようなので、続報にも期待したい。
職業の話題は、さらに続く。ウェポンマスター、ソードマスター、デーモンスレイヤー、ジャイアント、ソウルブリンガーのバランス調整を進めていることも明らかに。ほかの職業も様子を見ながら調整されるようだ。そして、女格闘家のグラフィックを変更することも明かされた。現在の“たくまし過ぎる”下半身をスリムにし、それに合わせてアバターも描き変える。こちらも会場の反応が大きかったので、誰もが感じていた悩みが解決されるようでなによりだ(笑)。
お得なイベントを開催、そしてモバイル版の存在が明かされる!
最後に、“10週間ログインイベント”の実施についても発表された。チェックは週に1度で、総額20万ゴールド相当のアイテムが配布される。こちらは、発表された当日の午後6時からスタートしている。さらに、近日中に75レベルまで使える“1レベル上昇券”を配布することも告げられた。一度にまとめて入手はできないものの、コツコツ使えば低~中レベル帯をスキップできる。気になっている職業を育てる大きなチャンスに、会場からは大歓声が沸き起こった。
そして、不意打ちのムービーに会場がどよめいた。なんと、モバイル版の開発画面が流れたのだ。UIは非表示だったが、ガンナー、格闘家、鬼剣士、メイジの4職業がダンジョンを進む様子を数秒間確認できた。開発の進捗や稼動時期などは不明だが、動きは滑らかだったので、本格的な情報の公開に期待せずにはいられない。
なお、4名の日本代表選手が参戦した第4回 F1決闘天王大会の模様については、後日お届けする。選手から大会の熱い感想もたっぷりと聞けたので、そちらもお楽しみに。