新鮮な攻略と自由な共有 『Bloodborne(ブラッドボーン)』聖杯ダンジョン詳細!【PSX 2014】

アメリカ・ラスベガスで現地時間12月6日、7日に開催されているPlayStation Experience。本イベントに先駆けて実施されたキーノート(発表ステージ)で、『Bloodborne(ブラッドボーン)』の新ダンジョンが公開された。ここでは、本作の開発を手掛けるフロム・ソフトウェア宮崎英高氏が明らかにした、注目の自動生成ダンジョンに関する情報をまとめてお届けしよう。

●自動生成される聖杯ダンジョンの狙いとは

 アメリカ・ラスベガスで現地時間12月6日、7日に開催されているPlayStation Experience。本イベントに先駆けて実施されたキーノート(発表ステージ)で、SCEJAから3月26日に発売が予定されているプレイステーション4用ソフト『Bloodborne(ブラッドボーン)』の新ダンジョンが公開された。また、同日にはメディア・ユーザー向けの説明会も催されている。ここでは、本作の開発を手掛けるフロム・ソフトウェア宮崎英高氏が明らかにした、注目の自動生成ダンジョンに関する情報をまとめてお届けしよう。

 まず、本作には10種類以上のダンジョンが用意されており、この自動生成ダンジョンはその中のひとつという扱い。名称は“聖杯ダンジョン”で、オンラインマルチプレイに対応。本作において自動生成されるのは、聖杯ダンジョンだけとなる。さらにこのダンジョンは、ストーリークリアーに必須の要素ではない、とのこと。「ストーリーには関係ないからこそ、皆さんが望めば、もっともっと難しいダンジョンを提供することも可能になります」(宮崎氏)。また、この聖杯ダンジョンは、封印のようなものを解くことで少しずつ解除されていき、封印を解くためには特定の儀式が必要になるという。

 聖杯ダンジョンの構造についてだが、上下3層からなる立体的な作りとなる。実機によるデモプレイでは、黒と白のハンターがふたりで攻略。立体的な構造で、トラップによって突然下の階層に落下してしまったり、広大な沼地や枝分かれする道があったり、炎を纏った古い犬のようなボスキャラクターと相まみえたりとさまざまなシチュエーションが公開された。「階層に分かれた立体的な自動生成ダンジョンの採用により、無味乾燥なプレイになることを避けたいという意図もある」と宮崎氏は語っていた。デモプレイではそのほか、新武器の仕込み杖(鞭のようにも使える)等も披露。グラフィッククオリティーも圧巻だった。

 そのほか宮崎氏は、この聖杯ダンジョンには大きくふたつの狙いがあると説明。ひとつは、“新鮮な攻略”。敵の配置やダンジョンの構造が自動生成されることで新鮮な驚きを提供でき、一度生成されたダンジョンはそのままなくならないため、継続して攻略を楽しめるという。
 
 ふたつ目の狙いは、“新鮮な攻略”を“自由に共有できること”。一度生成された聖杯ダンジョンが、なくならずにそのまま固定化されることで、ゲーム内のメッセージや、ソーシャルメディア等で共有することができるようになる。さらに、不特定多数のプレイヤーだけではなく、フレンド等の限定したコミュニティーメンバーで共有・攻略することも可能。「いままでにないイベントに発展したり、コミュニティーが形成されることもあるのでは。個人的には、実験の意味合いもあって、シェアプレイなどがどうなるのかも興味深い」と宮崎氏は言及していた。

 「あそこのダンジョンを攻略すると、レアなアイテムが手に入る」、「あのダンジョンの難度の高さはヤバい」といったように、プレイヤー間でホットなダンジョンが口コミで広がることも十分に考えられそうだ。
 
 このように、いわゆるローグタイプとはちょっと異なる自動生成ダンジョンが、『Bloodborne(ブラッドボーン)』ならではの特徴というわけ。非常にユニークなこのシステム。かつてニンテンドー3DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』で、すれちがい通信経由で入手できるの“宝の地図”が大ブレイクしたが、あの感覚にちょっと近いのかもしれない。いずれにせよ、本作の発売がより楽しみになったことは間違いない。

 最後に、ユーザーと宮崎氏とのQ&Aの模様を、いくつかピックアップして掲載しよう。宮崎氏もとてもフランクに答えていたし、宮崎氏を始め、開発チームに感謝の言葉を述べるファンも多数いた。途中、宮崎氏がファンのバッグにサインをするひと幕もあったりと、とても和やかな雰囲気だったことを書き加えておきたい。

Q.本作のキャラメイクは?
A.『ダークソウルII』と同等のキャラクターカスタマイズは可能です。それとは違う要素の実装もあり得ます。RPGですから、フェイスメイク、衣装等ひと通りのキャラメイクは備えています。

Q.フレームレートについて
A.その話は難しいですね(笑)。技術的な制約からによる取捨選択としかお答えできません。また、残念ながら60fpsは予定としてありません。正直なお願いとして、あまりいじめないでください(笑)。

Q.従来の作品から、考え方などが変わった点は?
A.聖杯ダンジョンについては、発売後に、未知のダンジョンの攻略をみんなで共有できることは、本当に楽しいと思っています。また、以前からお話していますが、困難を克服したときの達成感を大事にしていて、それを高めるために、本作ではバトルをエモーショナル(感情的)にしたいとは思っていました。

Q.PvPについて
A.あることは確かです(笑)。

Q.聖杯ダンジョンの広さは?
A.今回お見せしたのは、あくまでプレゼンテーション用です。本当はもっと広くて、もっと難しいダンジョンが用意されます。ご期待ください。