迫力の殺陣アクションでキャラクターの新たな魅力を表現
コーエーテクモゲームスの女性向け恋愛ゲーム『遙かなる時空の中で5』を題材にした舞台『遙かなる時空の中で5 12月公演』が、2014年12月3日(水)~12月7日(日)、東京・全労済ホール スペース・ゼロにて上演されている。
本作は、異世界の幕末を舞台にした女性向け恋愛アドベンチャーゲーム『遙かなる時空の中で5』をベースとした舞台演劇。演出家・キタムラトシヒロ氏が演出を担当し、ゲームの世界観はそのままに、迫力の殺陣アクションでキャラクターの新たな魅力を描いている。今回、今年9月に上演された舞台『遙かなる時空の中で5』が“12月公演”として再演されることとなり、初回公演前にはゲネプロ公演が実施。本作より参加する“チナミ”役の新キャスト、河原田巧也を含めたキャストが、舞台上で熱演をくり広げた。
原作『遙かなる時空の中で』シリーズは、異世界へと迷い込んだ主人公が、世界を守るためにその時代に生きるキャラクターたちと戦いに挑む物語。今回の『遙か5』は異世界の幕末が舞台に据えられており、坂本龍馬、沖田総司といった史実をモデルにしたキャラクターを始め、薩摩藩家老、イギリスの外交官といった時代性を反映したキャラクターが多数登場する。舞台版では迫力あるアクションシーンも見どころのひとつだ。
龍神の神子、八葉、四神――おなじみのキーワードは舞台版でも、もちろん健在。シリーズならではの独特の設定も多いが、ストーリーの中で解説されるので、原作をプレイしていなくても十分楽しめるはずだ。女性向け恋愛ゲームを原作にしながら、そこはさすがの歴史を誇る“ネオロマンス”。芯のある設定と作り込まれた構成で、骨太と言っても過言ではないほどに硬派な物語が展開していく。つぎのページでは、ゲネプロ公演で撮影した多数の場面写真をお届け! ネタバレNGの人は注意しよう。