ホロデッキ風表現も自宅で行けます!
ハワイで開催中のユーザーインターフェース系の学会UISTで、マイクロソフト・リサーチの技術デモ“RoomAlive”が発表された。
RoomAliveは、深度付きカメラとプロジェクター複数台を使って、家具込みでその部屋の形状を考慮に入れた高度なAR(拡張現実)表現を行えるというもの。壁や床に投影されたオブジェクトを触ったり撃ったりするだけでなく、そこからの攻撃を避けたりするコンテンツも可能で、部屋そのものがARゲームのための空間となる。
使用するのはPCと、研究チームが“Procam”と呼ぶ、深度付きカメラ(というかKinect)とプロジェクターを組み合わせたセットで、参考例では5.5メートル×3.65メートルのリビングルームの壁3面と床を6台のProcamでカバー。セット後のキャリブレーションと部屋の認識は自動で行われ、一般の人が簡単に設置できるとしている。
映像で4種類のデモの様子が公開されており、部屋を「スタートレック」のホロデッキの起動前っぽいサイバー内装にしたり、屋外にして雨を降らせたり、ゴキブリを這わせたり、キャラクターを登場させて戦ったり、吹き矢のトラップを避けたりと、いずれも内容自体はシンプルなのだが、発展した先でどんなことができるか想像すると楽しい。まぁ、電気代は結構かかりそうですけど。