社長兼プロデューサーの新川氏が本作にかける熱い思いを語る！
日本一ソフトウェアは、東京ゲームショウ 2014会期中の2014年9月19日、2015年3月26日発売予定のプレイステーション4用ソフト『魔界戦記ディスガイア5』に関するプレスカンファレンスを行った。豪華ゲストも登場した本カンファレンスのリポートをお届けする。
カンファレンスには、日本一ソフトウェア代表取締役社長兼本作プロデューサーの新川宗平氏、主要キャラクターを担当する声優の宮野真守さん、ブリドカットセーラ恵美さん、明坂聡美さんが登壇。さらに本作がプレイステーション4専用ソフトとして発売されることに関連して、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア（SCEJA）SVPの植田浩氏がスペシャルゲストとして登場し、カンファレンスを盛り上げた。
なお、速報でお知らせした通り、本作の発売日は2015年3月26日に決定。価格は通常版が7200円［税抜］、初回限定版が10200円［税抜］、ダウンロード版が6171円［税抜］となる。
■「PS4の活性化に少しでも貢献するため」PS4で独占発売！
まずは新川氏がビシッとキマったタキシード姿で登場。「『ディスガイア4』発売から約3年、こうして最新作をお披露目できるようになりました」と語ったのち、最新のPVが公開された。
魔界戦記ディスガイア5 ティザームービー②
本ムービー内で、発売日および価格が発表。発売日に関して、新川氏は「日本一ソフトウェアは3月決算。正直社長としては避けたい発売日ですが、PS4対応と『ディスガイア5』ならではの新要素のために、思い切って腹をくくりました」と苦笑混じりに語った。
また新川氏からは、本作がPS4独占タイトルとして発売されるに至った経緯も明らかに。「じつは、最初はPS3、PS4でのマルチプラットフォーム展開を考えていた。日本市場だけを見ると、そのほうが販売本数を稼げるでしょう」としたうえで、「今後のコンシューマー市場を見据えると、日本でPS4がしっかり売れないと未来がない。ずっとプレイステーションプラットフォームとともに歩んできた日本一ソフトウェアだからこそ、少しでもPS4の活性化に貢献するため、看板シリーズの最新作をPS4独占で発売すべきだと判断しました」と、本作やPS4、そして日本のゲーム市場に対する思いを熱く語った。
そしてここで、新川氏の熱い思いに応えるべく駆けつけたというSCEJA・植田氏が登壇。初めて日本一ソフトウェアの事務所を訪れた際のエピソードなどを披露しつつ、「本作をPS4独占で考えているとおっしゃっていただいて、内心めちゃめちゃうれしかったんですけど、……大丈夫ですか、と（苦笑）。そう思ったんですけど、その気持ちがうれしくて。我々としては、この『ディスガイア5』をなんとしてでも成功させないといけないと思いました。我々にできるサポートを全力でやります。何でもやります。ぜひ『ディスガイア5』を買ってください！ そして楽しんでください」と、本作のバックアップを力強く宣言した。
■ボリュームアップで「テキスト量はこわいので調べていません」
つぎに、新川氏から本作の概要が解説された。“億超えダメージ”や“レベル9999”など、歴代シリーズでおなじみの伝統要素はもちろん本作でも健在。その一方で、歴代シリーズ未プレイのPS4ユーザーも多いだろう……ということで、ストーリー・キャラクターが一新され、チュートリアルなども充実し、初めて『ディスガイア』に触れるプレイヤーでも楽しめる工夫が多数こらされているという。
新川氏は、本作の内容を4つのテーマで紹介。かつてなく重く骨太なテーマ“復讐”、まさに「魔界大戦争」（新川氏）の“魔王集結”、“シリーズ史上類をみないシナリオボリューム”、“PS4の性能を活かしたゲーム性”と、本作の特徴が語られた。とくにシナリオボリュームに関しては、PS4のスペックを活かし、全16話＋αの大ボリュームが実現したとか。キャラクターの魅力を掘り下げる会話モードも追加されており、そのテキスト量は新川氏が「こわいので調べていません！」と語るほど。シナリオのみならず、1マップに登場するキャラクターも大幅にアップ。サブイベントなどで、敵100体との戦闘なども検討しているという。
ここで新川氏は“そのうちPS Vitaに移植されるだろう”という声がネット上であがっていることに言及し、「本作はPS4のメモリ量を前提とした作りのため、正直そのままPS Vitaに移植するのは無理です！」と断言。改めて「ぜひともPS4でお楽しみいただけるとうれしいです」と呼びかけた。本カンファレンスで発表されたゲーム内容はほんの一部。10月以降、どんどん全貌が明らかになっていくとのことなので、お楽しみに！
