伊集院光「いまは“日野世代”と言っても過言ではない」

 2014年9月18日から21日(一般公開日は20日、21日)まで千葉県・幕張メッセで開催されるイベント“東京ゲームショウ 2014“。9月18日、コンピューターエンターテインメント協会(CESA)が主催する“日本ゲーム大賞 2014”の授与式が行われ、大賞は『モンスターハンター4』と『妖怪ウォッチ』のW受賞となった。以下、授賞式の模様をお伝えする。



■経済産業大臣賞
レベルファイブ 日野晃博氏

日野氏「たくさんのソフトエンターテインメント業界のためになり、さらにおもしろいものができることを目標に、まったく新しいものを作っていただきたいと考えていますのでよろしくお願いします」

 VTRでは日野氏が制作に関わった作品たち『レイトン教授』、『ダンボール戦記』、『二ノ国』が紹介された。司会を務める伊集院光からは、「我々の世代は手塚治虫先生に育てられた世代ですが、いまの世代は日野さんに育てられた“日野世代”と言っても過言ではないと思います」「僕の友人の母親の子どもがはじめて選んだTシャツが『妖怪ウォッチ』の商品でした、そこからその子は、自分で服を進んで選んで着るようになったんです。ゲームはファッションを考えるきっかけにもなるんです」と賞賛した。

▲伊集院光(左)と日野晃博氏(右)。

■グローバル賞 日本作品部門
ポケットモンスターX・Y』 株式会社ポケモン

ディレクター 増田順一氏「『ポケットモンスターX・Y』は7カ国語対応にして、“ロールプレイングゲームが何やってんねん”っていうくらい大変なことになりましたけれど、無事に発売されて賞をいただくことができました。11月21日に発売される『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』も7カ国語で展開しています。世界中のお客さんに手に入れてほしいという想いで作りましたので、この賞はとてもうれしいです」。

【お詫び】
記事の初出時に『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』の発売日に誤りがありました。謹んで訂正いたします。関係者各位、読者の皆様にお詫び申し上げます。

ディレクター 大森滋氏「世界で楽しめる作品としてこれからも作っていきたいと考えていますので、よろしくお願いします」

▲大森滋氏(左)と増田順一氏(右)。

■グローバル賞 海外作品部門
 『グランド・セフト・オートV
※グローバル賞は、海外市場で高い評価を得た日本の作品と、海外作品のふたつに贈られる

■ベストセールス賞
『ポケットモンスターX・Y』

 『ポケットモンスターX・Y』の2014年3月末までの世界累計販売台数は1226万本となっている。

■特別賞
ソリティ馬
※審査員の推薦で選ばれた。

ディレクター 田谷正夫氏「セールスは決して大ヒットではなく“ぼちぼち”ではありますが、投票していたユーザーさんがたくさんいました。応援していただいたみなさんに感謝を申し上げたいです。これからもおもしろいゲームを作れるようにがんばっていきたいので、よろしくお願いします」

 伊集院光は「500円であんなに楽しいことがあるんだ!と驚きました。最高に有意義な500円の使い方です」とゲームを大絶賛した。

▲田谷正夫氏。

■ゲームデザイナーズ大賞
ブラザーズ 2人の息子の物語

 ここで、ゲームデザイナーズ大賞 2014の審査委員である桜井政博氏が、プレイしながらゲームの魅力を紹介してくれた。

▲桜井政博氏。

 『ブラザーズ 2人の息子の物語』では、LスティックとRスティックでふたりの兄弟を操作するゲーム。兄でしか動かせないギミック、弟でしか通れない隙間などがあり、兄弟で協力しながら進むのが特徴だ。桜井氏のプレイでは、モンスターを見事に翻弄して牢屋に閉じ込める場面も見られた。

 桜井氏はプレイに失敗すると「L2とL1を押し間違えちゃった。プレイステーションあるあるですね」と茶目っ気を見せることも。桜井氏は「ことばがなくても、登場人物が本当にしゃべっているかのように伝わることもすごい」と、演出面も絶賛した。

 桜井氏からは「僕も『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』を作って疲労困憊でヘトヘトです。ゲームを作るって本当大変なんですよ」と、登壇者たちのゲーム制作における苦労をねぎらうような言葉も告げられた。

■優秀賞

 優秀賞には11本の作品が選出された。

艦隊これくしょん -艦これ-

The Last of Us(ラスト・オブ・アス)

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア

『モンスターハンター4』

『グランド・セフト・オートV』

スーパーマリオ 3Dワールド

パズドラZ

DARK SOULS II

▲小島秀夫氏。

メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ

 登壇した小島秀夫氏は「世界で勝てるゲームデザインをしていきたいと考えています。本編となる『メタルギア ソリッド V ファントムペイン』もがんばって制作していますのでよろしくお願いします」とコメント。

 また、小島氏は「ゲームショウの期間中、なんと『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』が980円でダウンロードできます。これは有意義な980円の使いかたででしょう」と、『ソリティ馬』での伊集院光のコメントを借りつつ宣伝もした。

■日本ゲーム大賞
『モンスターハンター4』

ディレクター 藤岡要氏「ありがとうございます。『モンスターハンター4』は、今後『モンスターハンター』が「どうあるべきか」ということの第一歩として踏み出したタイトルです。今後も『モンスターハンター4』はシリーズの転機になると思っています。それがこれほどに大きな賞をいただいことを大変うれしく思っています。

▲藤岡要氏(左)と辻本良三氏(右)。

■日本ゲーム大賞
『妖怪ウォッチ』

 ディレクター 本村健氏「先ほど(優秀賞の受賞時に)、絶好調にしてくれる“ぜっこう蝶”という妖怪を紹介しましたが、いまは“サイコウ蝶”が来ているんじゃないかなと思っています。いなくなってしまったらどうしようかと思っていますが(笑)。これからも妖怪ウォッチの世界を楽しんでいただけるようにこれからもがんばりますので、よろしくお願いします。

▲『妖怪ウォッチ』スタッフ一同、感謝の意を述べた。

※関連記事
“日本ゲーム大賞 2014”の経済産業大臣賞、ゲームデザイナーズ大賞、年間作品部門の各賞が決定【TGS 2014

■受賞一覧

◆大賞(2作品)
『モンスターハンター4』
カプコン
(ニンテンドー3DS)

『妖怪ウォッチ』
レベルファイブ
(ニンテンドー3DS)

◆経済産業大臣賞
レベルファイブ 日野晃博氏

◆特別賞
『ソリティ馬』
ゲームフリーク
(ニンテンドー3DS)

◆ベストセールス賞
ポケットモンスター X・Y
ポケモン
(ニンテンドー3DS)

◆グローバル賞 日本作品部門
『ポケットモンスター X・Y』
ポケモン
(ニンテンドー3DS)

◆グローバル賞 海外作品部門
『グランド・セフト・オートV』
ロックスター・ゲームス
(プレイステーション3 / Xbox360)

◆優秀賞
艦隊これくしょん ~艦これ~
DMM.com
角川ゲームス
(PC)

『グランド・セフト・オートV』
ロックスター・ゲームス
(プレイステーション3 / Xbox360)

『スーパーマリオ 3Dワールド』
任天堂
(Wii U)

『DARK SOULS II』
フロム・ソフトウェア
(プレイステーション3 / Xbox360 / PC)

『パズドラZ』
ガンホー・オンライン・エンターテイメント
(ニンテンドー3DS)

ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア
スクウェア・エニックス
(PC / プレイステーション3 / プレイステーション4)

ポケットモンスター X・Y
ポケモン
(ニンテンドー3DS)

『メタルギア ソリッド V グラウンド・ゼロズ』
コナミデジタルエンタテインメント
(プレイステーション4 / プレイステーション3 / Xbox360 / Xbox One)

モンスターハンター4
カプコン
(ニンテンドー3DS)

『妖怪ウォッチ』
レベルファイブ
(ニンテンドー3DS)

The Last of Us (ラスト・オブ・アス)
ソニー・コンピュータエンタテインメント
(プレイステーション3)