AnimeJapan運営事務局は2014年6月30日の“AnimeJapan プレゼンテーション”で、アニメの祭典“AnimeJapan 2015”が2015年月3月21日、22日に東京ビッグサイトで開催されることを発表した。なお、“ビジネスエリア”については3月20日にも開催される。

●4つのエリアで展開する新しい”AnimeJapan”に進化

 AnimeJapan運営事務局は2014年6月30日、東京・アニメイト池袋本店9階のアニメイトホールにて、“AnimeJapan プレゼンテーション”を開催。プレゼンテーションはニコニコ生放送でも中継され、“AnimeJapan 2015”が2015年月3月21日、22日に東京ビッグサイトで開催されることが明らかとなった。なお、“ビジネスエリア”については3月20日にも開催される。

▲司会として登壇したアニプレックスの高橋祐馬氏。

 “AnimeJapan”とは、アニメを見て楽しむだけでなく、アニメ業界の裏側も知ることもでき、企業間のビジネスも行われる総合的なアニメの祭典。初開催となった“AnimeJapan 2014”は出展者数143社という規模で実施され、総来場者数11万1252人を記録した。

 来年に行われる“AnimeJapan 2015”では、前年のよいところを生かし、より長い準備期間を経て、さまざまな施策が行われるとのこと。その発表の内容をお伝えしよう。

■“AnimeJapan 2015”にある3つの指針とは

 AnimeJapan実行委員長/日本動画協会 理事長の内田健二氏は「“AnimeJapan 2014”が高い評価をいただいたのは、来場者のみなさま、企業のみなさま、国内外から来場していただいたみなさまのおかげです」と感謝を述べ、今回の“AnimeJapan 2015”の開催が決定したことを発表。会場からは大きな拍手が送られた。

▲AnimeJapan実行委員長/日本動画協会 理事長の内田健二氏。

 続いて登壇した、今回の“AnimeJapan 2015”で総合プロデューサーを務めるバンダイビジュアルの廣岡祐次氏と、サンライズの池内謙一郎氏はそれぞれイベントへの想いを語った。

▲総合プロデューサーを務めるサンライズの池内謙一郎氏(左)と、バンダイビジュアルの廣岡祐次氏(右)。

 「“AnimeJapan 2015”では、企業様どうしの横のつながりだけでなく、企業様とお客様の縦のつながりもしっかりとサポートします。“AnimeJapan 2015”には3つの指針があり、ひとつはアニメが好きな人にさらにアニメを好きになっていただきたいということ、ふたつ目はいままでアニメを観なかった人でもアニメを好きになるようなきっかけを作りたいということ、3つ目が老若男女に分け隔てなく楽しんでもらえるイベントにしたいということです」(廣岡氏)

 「廣岡氏と私というふたりの総合プロデューサー、この後に紹介するエリアプロデューサーともに力を合わせて、みなさんに楽しんでいただける“AnimeJapan 2015”にしたいと思っています」(池内氏)

■“AnimeJapan 2015”では、エリアを4つにカテゴライズ

 “AnimeJapan 2015”では、イベント全体をエンターテインメント、ビジネス、海外、ファミリーの4つにカテゴライズし、各カテゴリごとにさまざまな施策が用意される予定。会場ではプロモーションビデオにより、それぞれのカテゴリー(エリア)の特徴が紹介された。

 各エリアにはぞれぞれプロデューサーが立てられており、エンターテインメントエリアはポニーキャニオンの野島鉄平氏、ファミリーエリアはNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンの太田勝也氏、ビジネスエリアは日本動画協会の北上浩司氏、海外マーケットはアニプレックスの高橋祐馬氏が担当予定だ。ここからは、各エリア担当のプロデューサーの意気込みと、エリアの特徴を紹介しよう。

◆エンターテインメントエリア:今回もクリエイター体験講座を実施

 エンターテインメントエリアにおいては、「前年に行った施策ひとつひとつを改善をして、来てよかったと思える価値を高めて行きたいと考えています。特設ステージ“RED/GREEN/BLUE”でのイベントの開催はもちろん、前回で『鉄腕アトム』から最近の作品までを上映した“半世紀シアター”もさらなる施策を重ねてご提供します。ほかにも“コスプレイヤーズワールド”はもっと進化しますし、“謎解きゲーム”もよりおもしろいものを用意したいですし、オフィシャルグッズもより密度の濃いものや違う角度からの商品を作りたいという野望があります」(野島氏)とのこと。

▲左から、エンターテインメントエリア担当のポニーキャニオン 野島鉄平氏、ファミリーエリア担当のNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン 太田勝也氏、ビジネスエリア担当の日本動画教会 北上浩司氏。

 エンターテインメントエリアについて、“AnimeJapan 2014”で高橋氏とともに総合プロデュースを担当していた北上氏は「前回は、アニメを観て楽しんでいただくことはもちろんですが、そこから一歩踏み込んで、“クリエイター体験講座”でアニメの作業の行程、シナリオの書きかた、作画のしかたをお客様に体験していただきました」と補足した。

 野島氏は「クリエイター体験講座はたくさんのお客様に来ていただきました。今回はさらにより多くの方に学んでいただけるよう、充実していきたいと思います」とさらなる意気込みを語り、「総合的にパワーアップして実施します!」と力強くエンターテインメントエリアについての目標を掲げた。

◆ファミリーエリア:テーマは家族にやさしいイベント

 ファミリーエリアについては、「安心して楽しんでいただけるようにキッズ向けのコンテンツを集めたファミリー限定のエリアを設置します。また、早朝から会場入り口で並ばなくてもいいように専用の入場口もご用意し、さらに小学生以下のお客様の入場料金無料とします」(太田氏)とのこと。このエリアのテーマは“家族にやさしいイベント”であり、アニメは本来子どもから大人までのみんなで楽しむものと考え、今回の開催となったそうだ。

◆ビジネスエリア:平日にも開催

 ビジネスエリアについては、「よりよい商談の環境のため、平日である3月20日金曜日にも開催します。また、一般のファン向けへの出展をした企業様にはビジネスエリアへの優遇策をとります。そういったところで、さらに企業様どうしの関わりの充実を図ります」(北上氏)とのこと。北上氏は、一般の方々の盛り上がりに負けないくらいのビジネスの活性化を狙いたいと、ビジネスエリアの目標を掲げていた。

◆海外エリア:遠方から来ていただくために

 海外エリアについては、「遠方から来ていただくために、平日の開催というチャレンジとともに、よりよい環境を整えます」(高橋氏)とのこと。高橋氏は、バイリンガルスタッフの設置など、海外のバイヤーがより商談しやすい環境を整えるほか、これからパリの“Japan Expo”やロサンゼルスの“Anime Expo”などの海外イベントで、“AnimeJapan 2015”のプロモーション活動を展開するそうだ。

■よくばりな“AnimeJapan 2015”を期待しよう

 最後に、池内氏、廣岡氏、内田氏から“AnimeJapan 2015”に向けてのメッセージが送られた。

 「こんなよくばりなイベントが年に1回くらいあってもよいと思います。開催までいろいろな施策の検討をくり返し、よりよいイベントにできるようにがんばります」(池内氏)

 「ビジネスでなく、一般のお客様として来場した方にも、“いま自分がやっている仕事も、アニメといっしょに何かができるのでは”という発見の場になってほしいです。総合的によりよい未来が築けるようなイベントであればいいなと思っています」(廣岡氏)

 「アニメーションの業界が一同に集結、発信し、さらに飛躍させるチャンスの場です。アニメファン、関係者のみなさん、これからもつぎつぎと新しい情報を発表していきます」(内田氏)

 “AnimeJpan 2015”の入場券の販売開始は2015年1月下旬予定とまだまだ先だが、それまでも具体的に展示されるコンテンツなど、さらなる情報を期待しよう。

■“AnimeJpan 2015”開催概要

会場:東京ビッグサイト(〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)
東展示棟 東1~6ホール[総合エリア]/会議室棟1Fレセプションホール[ビジネスエリア]
総合エリア会期:2015年3月21日(土)、3月22日(日) 10時~17時
ビジネスエリア会期:2015年3月20日(金)、2015年3月21日(土)10時〜17時
入場券販売開始時期:2015年1月下旬予定

(取材・文:編集部/オスカー岡部)