2014年6月28・29日、千葉県幕張メッセで開催されている次世代ワールドホビーフェア'14 SUMMER。同イベントの任天堂ブースで国内初出展された、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のプレイリポートをお届けする。

●新キャラクター、変更のあったキャラクターの使用感をリポート!

 2014年6月28・29日、千葉県幕張メッセで開催されている次世代ワールドホビーフェア'14 SUMMER。同イベントの任天堂ブースでは、『マリオカート8』の大会や『カセキホリダー ムゲンギア』のコーナーなどに加えて、ニンテンドー3DSで2014年9月13日に、Wii Uで2014年冬に発売される『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の試遊台が国内で初出展された。事前の情報では、ニンテンドー3DS版の『for Nintendo 3DS』だけが告知されていたが、『for Nintendo 3DS』の試遊台で勝ち上がった人が、『for Wii U』を使って行われるデモンストレーションマッチに挑めるという構成に。今回、この試遊台をプレイした3人の記者のインプレッションをお届けする。なお、今回は本当に短時間の中でのプレイということで、あくまで記者たちの主観が混じったファーストインプレッションとして、ワザの説明などは、実際の効果と異なる部分がある可能性を踏まえたうえでお読みいただきたい。

▲新規参戦キャラクターが並ぶ、『スマブラ』コーナー。
▲こちらが『for Wii U』のデモンストレーションマッチステージ。ときおり女性スタッフの実況も行われていた。
▲開場直後に撮った上の写真の撮影から数分後には、かなりの人だかりが。その後も人は途絶えることがなく、注目度の高さをうかがわせた。

 ちなみに、今回の試遊台では、『for Nintendo 3DS』、『for Wii U』ともに、2回の4人対戦が楽しめる。そして、『for Nintendo 3DS』の2回戦目で勝利した人が、『for Wii U』のエキシビジョン大会に参加できるというものだ。また、『for Nintendo 3DS』と『for Wii U』では使えるキャラクターも違った。使えるキャラクターは、以下のとおり。

■『for Nintendo 3DS』で使えたキャラクター
・マリオ ・ルイージ ・クッパ ・ヨッシー ・ドンキーコング
・ゼルダ ・シーク ・トゥーンリンク ・サムス ・ピット
・マルス ・カービィ ・ソニック ・フォックス ・ピカチュウ
・ゲッコウガ(新) ・むらびと(新) ・Wii Fit トレーナー(新) 
・ロックマン(新) ・リトル・マック(新)

■『for Wii U』で使えたキャラクター
・マリオ ・クッパ ・ロゼッタ&チコ(新) ・ドンキーコング ・サムス
・ゼロスーツサムス ・リンク ・ゼルダ ・むらびと(新登場) ・ピット
・カービィ ・フォックス ・マルス ・ゲッコウガ(新) ・ピカチュウ
・オリマー ・リトルマック(新) ・Wii Fit トレーナー(新) ・ロックマン(新) ・ソニック

▲『for Nintendo 3DS』をプレイした人には、『マリオカート8』のクリアファイルが配られた。

●チャンピオン(メディアのみ)になった俺様のロックマン&ゲッコウガプレイ

(『スマブラ』メディアチャンピオン Text by バサラ佐藤)
→チャンピオンの由来は<こちら

 2014年6月にロサンゼルスで行われたE3の会場でも『スマブラ』を触ってきたが、国内初のプレイアブル出展ということで、またまた触ってきたぜ! 会場での試遊は、ひとり2プレイできるので、2キャラを使ってみた。最初に触ったのはロックマン。やはり、原作のイメージ通り、豊富な射撃技を持っているのがいい感じ! とりあえず投げとけ的な通常必殺ワザのメタルブレード、着弾後に爆発する横必殺ワザのクラッシュボム、さらに横スマッシュ攻撃もロックバスターと、とにかく射撃だらけ! ロックバスターはボタンを押し続けるとチャージショットになって威力も上がるので、乱戦のところにぶち込んでおけば、ごっつぁんゴール間違いなしだ! ほかにも、下必殺ワザのリーフシールドは飛び道具を防げるうえに、相手に向かって飛ばすこともできたりと、もうとにかく何でも射撃的な雰囲気!! 懐に入られると少々きびしい気もするが、補って余りある射撃能力!! おもしろい!
 つぎに触ったのは、E3中に行われた『スマブラ』の大会でも使用したゲッコウガ。キャラクターの使い勝手などは<コチラの記事>も参照に。射撃とカウンターがあるうえに、スピードも速いっていういい感じのキャラクターだ! 復帰が少々きびしい気もするが、落ちなければどうということはない。とかいいながら、キッズたちにボコボコにされたけどね……。あ、接待プレイってやつですね。キッズに申し訳ないしね。うん。会場に来ていたキッズたち(大きいお友だちもいるけど)が、みんな『スマブラ』うまくてビビったわ。キッズとも対等に遊べる、『スマブラ』ってスゲーって思った!
 ちなみに、試遊するには先に整理券をもらわないといけないんだけど、ものすごい勢いでさばけていたので、遊びたい場合は早めの時間にいったほうがいいかも。いや、いい。早めに行こう!

●ロックマンは青葉マークのプレイヤーにピッタリ!?

(『スマブラ』初心者 Text by メスカブト森田)

 今回の試遊では、ニンテンドー3DS版を使った4人対戦が楽しめた。対戦は2回あり、2戦目の勝者はWii U版を使ったデモンストレーションバトルに参加できるという粋な計らいも用意されており、俺のテンションはマックスまで急上昇!
 ここでぶっちゃけておくと、じつは俺は『スマブラ』初心者だ。ケツの青いひよっ子ってことが周囲のプロ(?)にばれたら、カモにされること間違いなしってわけ。そこで、試遊を待つ列に並んでいるあいだは、腕組みをしながら先人たちのプレイが表示されるモニターを険しい表情で見つめ、いっしょに対戦することになるであろう周囲の参加者に対し「俺、やり込んでるんだぜ」アピールに余念がなかった。もちろん、列を整理するスタッフへの笑顔も忘れてはいない。
 そんなこんなで順番が回ってくると、俺は操作するファイターにロックマンを即決。なぜなら、チキンハートの俺には射撃攻撃で遠距離から攻められるコイツがピッタリだと思ったし、何よりも原作に思い入れがあったからだ。ほかの参加者たちも思い思いのファイターを選び、1戦目は操作を確かめながらプレイ。下必殺技のリーフシールドは飛び道具から身を守ってくれる無敵のバリアだし、上必殺技のラッシュコイルはその場で大きくジャンプできて復帰に使いやすい。そのほか、横スマッシュ攻撃のロックバスターを始めとする豊富な射撃に加えて、上強攻撃のロックアッパーといった近距離攻撃もあり、ロックマンはまさに俺の理想のファイターだった。ちなみに、下に足場がないところでラッシュコイルを使うと犬型ロボットのラッシュが寂しげに落下していくが、原作でもトゲの上に呼び出したりしていたから気にしてはいけない。
 さて、問題の2回目の対戦。結果は、ズバリ大惨敗! 敗因はいくつかあるが、まず無敵かと思われたリーフシールドが、展開中は必殺ワザが使えなくなるという俺にはきびしい仕様のワザだったことが挙げられる。
 また、ロックマンは豊富な射撃攻撃を持っている代わりに決定力に欠ける印象で、ふっとばそうと思ったらある程度相手に近づき、チャージしたロックバスター(チャージショット)をお見舞いするといった、接近戦が求められるのもキツかった。俺はチャージショットの操作をミスってダッシュ攻撃のタップスピンを出しまくり、コマのようにクルクル回るロックマンを逆に狙い撃たれまくったのだった……。
 俺のしょっぱい操作のせいでイマイチ活躍できなかったロックマンだが、きっとプロ(?)が使えば遠近どちらの戦いもこなす屈指のファイターになるに違いあるまい。現に、華麗なレディーや俺のひとまわり以上年下のチビッ子たちがロックマンを操作し、傍目にもアツい熱戦をくり広げていたのだから。
 そうそう、言い忘れていたがもちろん俺は、いっしょに対戦した3人へのスマイルも忘れなかったぜ。

●“むらびと”は、かわいい顔して意外とテクニカルかも……?

(下手の横好き『スマブラ』プレイヤー Text by 世界三大三代川)

 ニンテンドー3DSでも『スマブラ』は『スマブラ』でした! 当たり前だろうと思うかもしれませんが、これまで据え置き機でしか発売されていなかったものが、携帯機で遜色なくプレイできるのはすごいこと。3DSのスライドパッドを使ったスマッシュ攻撃などに若干の慣れが必要かもしれませんが、基本的にこれまでとほぼ変わらない感覚で遊べました。ちなみに、今回プレイできたのは、LLではない、ふつうのニンテンドー3DS。画面はそこまで大きくないものの、縁取りしたようなキャラクターのグラフィックのおかげで、視認性が高く、遊びやすかったです。
 今回、プレイしたのは『どうぶつの森』シリーズの“むらびと”と、『パルテナの鏡』のピット。初参戦となる“むらびと”は、通常必殺ワザで何でもかんでも、いろいろなアイテムを“しまう”のが特徴。敵の飛び道具などもしまえるので、ダメージを防ぎつつ反撃する……といったことができると思うものの、テクニカルな使いかたになりそうなので、個人的にはアイテムをしまっておいて、こっそり使うといったことが基本になるかも。横必殺ワザは、『どうぶつの森』シリーズでおなじみのハニワくんがロケットのように飛んでいくもの。相手を一気にふっとばすような威力はなさそう? いわゆる飛び道具的な使いかたも可能。上必殺ワザは、『バルーンファイト』の主人公のように、ふたつの風船で浮かび上がる復帰ワザ。これが、ものすごい上昇力で、ステージ下部からの復帰にはかなりの効果を発揮しそう。そして、おもしろい使いかたをするのが、下必殺ワザ。地面に種を植えるのですが、これ単体だと新芽が生えるだけで意味がない様子。そして、もう一度下必殺ワザを入力すると、新芽に水をやって、大木へと急成長! さらに、もう一度下必殺ワザを入力すれば、斧で木を伐採し、木の倒れかかる勢いで敵を攻撃します。大木への成長段階で攻撃判定があるのかなど、いろいろと気になる部分はありますが、うまく敵がいるところで使えず、詳細は不明なまま。ただ、倒れかかる木などは攻撃判定も広そうで、使いどころが重要になりそうです。スマッシュボールを入手して使える“最後の切りふだ”では、たぬきち親子がいきなり家を建て始め、その家に範囲内の敵を吸い込んだと思いきや、突如家が爆発して敵をふっとばすという内容。『スマブラX』のカービィが使った“最後の切りふだ”に近い感覚かな。あと、個人的に多用したのが、横スマッシュ攻撃。ボーリングの玉を落として攻撃するワザで、攻撃範囲は広くないんですが、当たると威力がでかい! 乱戦のタイミングでうしろからこっそり近づいて使うとよさそう!
 2戦目に選んだピットは、『スマブラX』で参戦したキャラクター。ただし、『新・光神話 パルテナの鏡』の発売を経た影響か、ワザがいろいろと変化していました。上必殺ワザのイカロスの翼……だと思われる飛翔ワザはほぼそのまま。ただ、滑空がうまく使えなかったのは、記者のテクニック不足かしら。また、通常必殺ワザの弓矢も使用感は変わらず。大きく変わったのは、横必殺ワザと下必殺ワザ。横必殺ワザは、『新・光神話』にあった神器“豪腕ダッシュアッパー”を装備し、横にダッシュ移動しながら相手を打ち上げるワザをくり出す。ちょっと離れた相手はもちろん、対空ワザとしても使えそうです。下必殺ワザも同じく、神器“衛星ガーディアンズ”を発動するように。左右方向に大きな盾のような神器を出すワザで、今回のプレイではその真価はわからず。そして、パルテナ様の参戦の影響か、“最後の切りふだ”も変化。発動すると、ピットがセリフを話し始め、三種の神器をつぎつぎと使い出す。最初は弓の連発だったのが、徐々に攻撃範囲が大きくなり、最終的に光の柱のような攻撃に発展。会場では、これでほかの3人をふっとばす人もいて、かなり強そうな印象を受けました。

 というわけで、駆け足ふたりのキャラクターについてリポートをしたものの、どちらもいわゆるファーストインプレッションで、細かい部分はわかりませんでした……。あと、キャラクター以外では、アシストフィギュアのミドナ(『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』)が、近づくキャラクターをポイポイ投げていて印象的でした。しかも、投げる勢いも強く、記者も画面外にふっとばされることが……。と、本当に短いプレイのあいだでも、書けることがいっぱいありすぎるくらい、情報盛りだくさん。週刊ファミ通2014年7月17日号(2014年7月3日発売)からは、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』の連載コーナー“ファミ通スマブラ拳”が始まるので、ファンの方はお見逃しなく!