朗読劇や生アフレコなど盛りだくさんの内容にファンも歓喜
2014年6月15日(日)、東京・新宿文化センター大ホールにて、テレビアニメ『BLAZBLUE ALTER MEMORY』のイベント、“BLAZBLUE ALTER MEMORY Special Event”が昼夜2回にわたって行われた。同イベントには主要キャストである、杉田智和さん(ラグナ=ザ=ブラッドエッジ役)、近藤佳奈子さん(ノエル=ヴァーミリオン役)、柿原徹也さん(ジン=キサラギ役)、植田佳奈さん(レイチェル=アルカード役)、中村悠一さん(ハザマ役)、今井麻美さん(ツバキ=ヤヨイ役)、磯村知美さん(マコト=ナナヤ役)のほか、オープニング&エンディングアーティストの飛蘭さん、結城アイラさんが出演。さまざまなコーナーを行い、作品の魅力をファンに改めて伝えた。ファミ通.comでは、同イベントの昼の部の様子をリポートする。
イベントは冒頭から各キャラクターを演じながらひと言ずつコメントし、ステージに用意されたスクリーン上の映像で出演者が紹介されていく。そして、その流れのまま“総集編生アフレコ”のコーナーへと突入。なんと24分にも渡る『BLAZBLUE ALTER MEMORY』の総集編映像に、ステージ上のキャスト陣が生でアフレコをするという豪華な内容。シリアスなストーリー展開で送られた生アフレコでは、会場に集まったファンも固唾を飲んでキャスト陣の迫真の演技を見守る。生アフレコが終わると会場からは温かい拍手が沸き起こった。キャスト陣がステージから姿を消すと、続いてアーティストの結城アイラさんが登場。エンディング曲『REINCARNATION BLUE』を熱唱して会場を盛り上げた。
続いては今井さんと磯村さんが司会進行を務める“ベスト・ブレイブルー”のコーナーへ。会場のファンといっしょに作品を振り返るという同コーナーでは、ファンからのアンケートの結果を発表しつつ、キャスト陣とともにトークを展開。“恋人にしたいキャラ【男性編】/【女性編】”、“イチバンむっつりだと思うキャラクター”、“ベスト感動シーン”を紹介。意外な結果や妥当とも言える結果にキャスト陣も一喜一憂しつつ、“ベスト感動シーン”の上位3位がすべて、杉田さんと近藤さんの演じるキャラクターによるシーンであることに、ほかのキャスト陣から不満の声が漏れるシーンもあり、会場のファンの笑いを誘った。なお、各項目の順位は以下の通り。
■恋人にしたいキャラ【男性編】
1位 ラグナ=ザ=ブラッドエッジ
2位 ハザマ
3位 ジン=キサラギ
4位 獣兵衛
5位 アイアン=テイガー
■恋人にしたいキャラ【女性編】
1位 ノエル=ヴァーミリオン
2位 マコト=ナナヤ
3位 ツバキ=ヤヨイ
4位 レイチェル=アルカード
4位 ν-No.13-
■イチバンむっつりだと思うキャラクター
1位 ラグナ=ザ=ブラッドエッジ
2位 レリウス=クローバー
3位 ツバキ=ヤヨイ
4位 ハザマ
5位 アイアン=テイガー
■ベスト感動シーン
1位 8話「機械仕掛けの魂」ラグナとラムダが生命について会話をしているシーン
2位 11話「叢雲覚醒」ラムダが消滅するシーン
3位 12話「未来への代償」ラグナがノエルを救うシーン
“書き下ろしオリジナル朗読”のコーナーでは、レイチェルの陰謀でコロシアムに集められたメンバーが、“天下一武闘会in連合階層都市シンジュク・ブンカセンター コロシアム杯”に参加し、チーム戦を行うというオリジナルシナリオの朗読劇を実施。この朗読劇は前後篇に分かれており、あいだに挟まれているコーナーで実際にキャスト陣がチーム戦を行い、その結果によって後篇の内容が変化するという、一風変わった内容に。朗読劇ではキャスト陣が動きを交えたアドリブを入れて会場を盛り上げると、チーム戦へ突入。杉田さん、近藤さん、柿原さんによる“賞金首ともしかして兄弟!?チーム”と、中村さん、今井さん、磯村さんによる“腹黒大尉と統制機構…!?チーム”に分かれて行われたのは、お題となる場面がどういう場面か“おもしろい”回答を行う“BLAZBLUEシチュエーションクイズ”と、ひとりがジェスチャーして残りのふたりが回答するという“BLAZBLUEジェスチャーリレー”のふたつ。出演キャストの関わっている別作品のネタや、下ネタ、きわどい時事ネタまで、さまざまなネタを披露し、ファンを楽しませたキャスト一同。最終的には、“腹黒大尉と統制機構…!?チーム”がポイントで差をつけ、見事勝利をモノにした。朗読劇後篇では、この結果を踏まえ、“賞金首ともしかして兄弟!?チーム”の3人が罰ゲームとして、ココノエ特製の“性格を矯正する薬”を飲まされることに。しかし、薬は失敗作で、男性は女性に、女性は男性に性格が変わってしまい、雄々しいノエルや、艶っぽいラグナとジンの演技に会場からは歓声が上がり、ステージ上では悲鳴が上がっていた。
朗読劇の後には、飛蘭さんがオープニング曲『BLUE BLAZE』を披露。疾走感のある楽曲でアツく盛り上がると、アーティストとして長く関わり、テレビアニメのオープニングも担当した『ブレイブルー』という作品への感謝を伝える。そしてテレビアニメ最終回でも流れたバラード『synonym』を歌い上げると、会場からの温かい拍手を浴びた。イベントの最後には、杉田さんが“変わらないように維持することの重要性”について説き、“『ブレイブルー』が『ブレイブルー』らしくあり続けるように、これからも努力していくことを宣言。イベントは大きな拍手の中、幕を閉じた。
2008年に稼働を開始した『ブレイブルー』シリーズは、続編となる作品が続々とリリースされ、その世界を広げ続け、2013年にはファンも待ち望んだテレビアニメ化も実現。さらに多くのファンから愛される作品となった。ゲームのシリーズは物語も核心に迫り、今後の展開が見逃せない状況となっており、まだまだ話題は尽きない様子。長い年月をかけて作り上げられてきた作品だけに、キャスト陣のチームワークも抜群で、今回のイベントは映像収録などもないとのことで、キャスト陣も自由にイベントを楽しんでいたのが印象的。杉田さんによる謎のカレーメシ推しや、キャスト陣による作品を超えたネタの投下、下ネタにきわどい時事ネタなどがくり広げられ、笑いの絶えないイベントとなった。
(取材・文:編集部・武藤先輩)