懐かしの『ワンダーモモ』が、アニメや音楽、ゲームで世界に展開!

バンダイナムコゲームスは、本日2014年1月29日に“ワンダーモモ ネットコンテンツ制作発表会”を開催。1987年にリリースした『ワンダーモモ』を、ウェブアニメ、音楽、PCゲーム等で展開することを明らかにした。

●『ワンダーモモ』がインターネットから世界で大活躍!

 バンダイナムコゲームスは、本日2014年1月29日に“ワンダーモモ ネットコンテンツ制作発表会”を開催。1987年にリリースした『ワンダーモモ』を、ウェブアニメ、音楽、PCゲーム等で展開することを明らかにした。

 『ワンダーモモ』は、1987年に当時のナムコがアーケード用ゲームとしてリリースした横スクロールアクションゲーム。正義のヒロイン“モモ”がワンダーパワーで“ワンダーモモ”に変身し、エイリアンと戦うという内容で、当時としてはちょっと珍しい女の子が主人公のゲームだった。
 その『ワンダーモモ』は、バンダイナムコゲームスのクラシックIPをネットで世界中へ発信するプロジェクト“ShiftyLook”により、2012年にはウェブコミックとして新たに生まれ変わり、連載が150回を超える人気コンテンツとなっている。今回、その“ShiftyLook”の新たな挑戦として、日本や世界各地のクリエイターと協力し、ウェブアニメ、PCゲーム、音楽等で新しいネットコンテンツが展開されることになったのだ。


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▲バンダイナムコゲームス ネットサービス推進部 ゼネラルマネージャー/栗田穣崇氏

 発表会では、登壇したバンダイナムコゲームスの栗田穣崇氏から、本プロジェクトの経緯などが説明された。バンダイナムコグループとしては、3年前から同社のさまざまなコンテンツを世界中の人々が気軽に楽しめる“ネット構想プロジェクト”をスタートさせた。ナムコのクラシックゲームは、世界中で人気があり、その“クラシックIP”をネットを通じて世界中に発信するプロジェクトとして“ShiftyLook”が始まったとのことだ。まず、そのいちばん人気コンテンツである『ワンダーモモ』のクロスメディア展開をスタートさせる。
 ウェブアニメは5分・5話で無料視聴可能で、日本のスタジオである“グラフィニカ”が制作。主役の声優には、新人の藤原侑香さん、小松美咲さんを起用する。音楽については、海外のアーティストが楽曲制作を行い、アニメとゲーム用に5曲の主題歌を配信。藤原さんと小松さんによるユニット“ふじこまチューン”が音楽も担当することになっている。そして、最後はPC用ゲーム。クラシカルなアクションゲームとして、アメリカの“WayForward Technologies”が開発を担当。PC及びAndroid用ゲームとして、今春リリース予定とのことだ。


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▲こちらは、開発中のPC版ゲームの画像。

 続いては、“ShiftyLook”編集長兼プロデューサーのロブ・ペレダ氏と、ウェブコミックの日本語慣習やウェブアニメの日本語脚本を担当した、いなべあゆみ氏が登場してのトークセッションが行われた。
 ペレダ氏は、「ナムコのIPやキャラクターはたくさんありますが、25年も使われず眠っているIPがあったりして、もったいないと思っていました。また、『ワンダーモモ』を選んだ理由は、世界観がしっかりしていて、オリジナルのアーケード版が発売された後も、ほかのゲームに登場するなど、ずっとファンに人気がありました。『ワンダーモモ』はアクション性が高く、セクシーでクール」と語った。
 一方のいなべ氏は、ウェブコミックはテンポの早さに戸惑っているそうで、日本人でも楽しめるテンポで翻訳しているとのこと。また、とくに「Cool!」や「Realy?」といった独特の言い回しにも苦労しているそうだ。また、楽曲の作詞も担当しているが、こちらも、日本独特の“節回し”がハマらないメロディーが多いので、そこも難しかったとのことだ。
「これからネットで配信される『ワンダーモモ』は、世界中で受け入れられると思います。理由はクールでセクシーなアクション、そしてわかりやすいストーリーだからです」(ペレダ氏)


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▲(左から)栗田氏、ロブ・ペセダ氏、いなべあゆみ氏。

●ウェブアニメ版はセクシーでクールな新生『ワンダーモモ』

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▲ウェブアニメは、日本語音声+英語字幕による配信となる。

 発表会ではウェブアニメの第一話が先行公開されたあと、ペレダ氏に加え、香川豊監督、藤原侑香さん(神田モモコ役)、小松美咲さん(松尾アキホ役)の4人によるウェブアニメ版のトークショーが行われた。
 香川監督は、「ロブさんや開発スタッフは、日本のアニメにとても詳しかったです。原作があるアニメを作るときにはどんな内容にするかいつも迷うが、今回はロブさんやスタッフが見たいアニメを作ればいいんだと思いました(笑)。なぜなら、彼らの後ろに、そのままたくさんのファンの姿が見えるからです」と、開発スタッフが日本のアニメに詳しいことに驚いたといい、また、スタジオにも来てくれたのだそうだ。
 また、今回が声優初挑戦となる藤原さんと小松さん。藤原さんは、「声だけで表現することはすごく難しかったです。でも、モモコは明るく元気なキャラクターなので、演じていてだんだんと楽しく演じることができました。ドジなところとか、基本的な性格は似ている(笑)」と、初アテレコの印象を語ってくれた。一方、小松さんは印象的だったセリフを聞かれ、「噛んでばかりで、一度もちゃんと言えたことがないんですが……“ぼんやりしているとやられるわよ!” 噛まなかった!(笑)」と答えてくれた。さらに、ふたりは“ふじこまチューン”として歌にも挑戦しているが、藤原さんは「オープニングは、アニメのイメージを決めると思うので、最初はプレッシャーでした。歌詞がかわいくて、かわいく歌えてよかったと思います」と感想を教えてくれた。

 最後に、ペレダ氏がPCゲームについて語ってくれた。ゲームの主人公はもちろんモモコで、横スクロールのアクションゲーム。アーケード版『ワンダーモモ』のリメイクではなく、前作の好きだった要素に新たな機能を追加しているという。PCで制作する理由は、海外ではPCゲームが人気があり、また、PCなら、ウェブアニメを見終わったら、今度はウェブコミックを読んで楽しみ、終わったらゲームをプレイするといった楽しみかたができるからとのことだ。
 1997年のアーケード版から、27年の時を経て、新しく動き始めた『ワンダーモモ』。日本発の人気キャラクターを世界中のクリエイターたちと育てていくこのプロジェクト。また、ナムコのほかの“クラシックIP”が、今後どんなふうに盛り上がるのかにも期待したいところだ。


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▲(左から)ペレダ氏、香川監督、藤原さん、小松さん。

▲ペレダ氏がモモコTシャツを披露!

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ShiftyLook『ワンダーモモ
◆全作品共通
出演:モモコ/ワンダーモモ役 藤原侑香、アキホ/アマゾーナ役 小松美咲
◆ウェブアニメーション
アニメーション制作:グラフィニカ
監督:香川豊
原作:Erik Ko & Jim Zub
脚本:いなべあゆみ
音楽:Alex Culang
※ニコニコ生放送(日本語)
2月から毎週木曜21:30~22:00
アニメ本編とトークを生配信
※Crunchyrollで無料配信(日本語、英語字幕)
2月から毎週木曜19:30(日本時間)
◆PCゲーム
開発:WayForward Technologies
ディレクター:James Montagna
原作&脚本:James Montagna and Erik Ko & Jim Zub
音楽:Jake Kaufman、Alex Culang
プラットフォーム:PC及びAndroidコンソール(日本語版・英語版、価格未定)


●初代“モモ”と“モモコ”の関係とは!?

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 発表会終了後に、栗田氏といなべ氏にお話をうかがうことができたので、とくにアニメ版について聞いてみた。アーケード版と今回の“モモ”の接点についても明らかになったぞ。

--いなべさんは、『ワンダーモモ』はご存知でしたか?
いなべ じつは、知りませんでした。ただ、あらすじを聞いたときに「おもしろい話だ」と純粋に思えたので、これは原作を知らない世代の人でもおもしろいと感じるだろうと思いました。
--ポスターに桃井はるこさんのお名前がありますよね?
栗田 まぁ、“ワンダーモモーイ”ですから(笑)。じつは、お母さん役で出演しています。ウェブコミックを読んでもらえるとわかると思いますが、初代“ワンダーモモ”は、今回の“モモコ”のお母さんなんです。だから、お母さんが“神田モモ”で、今回のヒロインは“神田モモコ”なんですね。
--アニメの絵柄は、日本風ですね。
栗田 そうですね。そこは、カナダ人のチーム(※ウェブコミックの制作スタッフ)が「このほうがアメリカでもウケるはず」ということでした。向こうでは、ティーン、10代後半から大学生がメインのアクセスユーザーでした。
--最後のメッセージを。
栗田 昔からのファンの方は、『ワンダーモモ』が世界で評価されて、また生まれ変わったという視点で楽しんでいただけたらと思います。海外での『ワンダーモモ』人気が、一度日本に戻ってきて、そしてまた違う形で世界へと発信されていくのは、いままでになかった形だと思います。
いなべ 日本のアニメは心の動きを細かく表現します。今回の“モモコ”はそれが激しいですが(笑)、その中で成長していく気持ちの表現のようなものは、海外ではちょっと作れないのではないかなと思っています。日本の方はもちろん楽しんでいただけると思いますし、海外の方は「あ、海外ではこういうのはないな」と思うかもしれません。それぞれ、楽しんでいただければと思います。


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(c)NAMCO BANDAI GAMES Inc.
※画面は開発中のものです。