幻の中戦車“チリ”の使用感は如何に!?

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_01

 ドモー、明けましておめでとうございます、BRZRKです。みなさん年末年始をどう過ごしましたかね? 僕はとくにコレってことはせず、仕事してゲームして年を越してゲームをして仕事して……といった感じでした。年々、お正月だから何かしようという気が失せていくのですが、これも歳を食ったからでしょうかね。誰かお年玉ください。そんな感じで、前回予告したとおり、日本戦車ツリーに登場するTier7のType 5 Chi-Ri(以下、チリ)について書いていこうと思う。

 チリは1943年に開発が始まり、量産されずに終戦を迎えた試作戦車だそうだ。この車両のユニークなところはエンジンと砲身で、エンジンは技術的な問題により航空機用のエンジンをカスタムして搭載したという、風変わりな物。で、砲身には半自動装填装置が採用されていたとのこと。んでは、ゲーム中はどうなんでしょうかということで、インゲームのお話しへと移りましょうか。

機動力と装甲は物足りないけど攻撃能力がスゴい!

 まず、エンジンと履帯は早い段階で最終装備にしないとキツイ。移動速度はお世辞にも早いとは言えず、中戦車なのに重戦車に移動速度で負けるレベル。坂道を上るのも結構な苦労で、酷いときは登っている最中に突っ込んできた軽戦車に後ろから撃破されたりといったこともある。つまり、初期装備のままだと、開始早々に有利ポジションを取るのも、ヒットアンドアウェイ戦法に移項するのもままならない。
 なので、最初は移動速度を上げるためにもエンジンと履帯を優先的に開発するといいかもしれない。ただ、上位のエンジンと履帯に換装しても、若干厳しいのが本音(かなりマシになるけどね)。壊せるオブジェクトに接触すると時速約5キロほど減速してしまうので、周りに注意して移動するしかない。あぁ、馬力がもっとあればなぁ。

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_02
『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_03

 つぎに装甲について、もう何というか薄い。前面の装甲厚は75mmとなっているけれど、側面と後部が35mmという厳しい数字。10cm榴弾とか重戦車の砲撃を側面に受ければ即大破も夢ではないレベルで、形状的にも敵の砲弾を弾くのが難しく、敵との位置関係に物凄く注意しなければ、すぐにガレージ送りとなってしまう。昼飯の角度を使用(詳細はググって!※)してもわりと厳しいので、やっぱり車体は極力晒さないように立ち回るしかないかな。

(編注:念のため簡単に解説を。“昼飯の角度”とは、敵の砲撃に対して車体を11時、もしくは1時の方向に傾けることで角度を持たせ、防御効果を高める戦法のことです)

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_04
『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_05

 砲身については、とにかく3発ずつ装填される最終砲がオススメ。1発ごとの発射間隔は1秒で、3発を撃ち切った際の再装填に必要な時間は10秒。これに拡張パーツの装填棒を使用すると10%減少して9秒で装填可能になる。貫通力は通常弾で155mm、課金弾で186mmとソコソコ。
 ただ、この最終砲を搭載するには砲塔を開発しなければならず、初期の砲塔よりも大きいので被弾しやすくなるという弱点もある。砲塔の装甲厚は前面が75mmで側面と後部は50mm。ハルダウンしようとしても、敵に砲塔を狙い撃ちされることも少なくない。まぁ最大の強みであるオートローダー搭載の砲身を使うためのトレードオフと考えるべきだろうか。

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_06
『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_07

 ちなみに、BRZRKがチリに搭載しているパーツは装填棒、改良型換気装置、迷彩ネットの3つ。迷彩ネットに関しては気休めといったところで、双眼鏡にすればよかったかなぁなんて思ったりも。まぁ迷彩ネットは安いので……。

 で、今回も恒例となった実戦動画をご紹介。


 はい、今回もわりと運のいい試合をピックアップしてきました。やっぱり日本戦車は俯角が深く取れるので、稜線射撃を仕掛けやすいなぁといった印象。さらに、最終砲による連続射撃も強力で、課金弾を使用していたら5両くらい撃破もいけたんじゃないかなと。まぁ3両撃破でも十分な戦果ですが。

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_08

 そんな感じで、実際にチリを使用してみた感想をまとめると、「前線に出ないで少し引いた場所からガッツリ撃つ」といった感じ。Tier7ともなるとTier9までの戦車と同席する機会が多く、やはり装甲の薄さがネック。なので、無理して前線に行くより引いたポジションで敵をガツガツ撃つほうがいいのかなぁと。あくまでもBRZRKの私的感想ですが。

8.10を遊んでみた感想をちょいと述べてみると

『World of Tanks』日本軍の幻の中戦車“チリ”は攻撃特化の暴れん坊!?【プレイムービーあり】_09

 ご存知のとおり、アップデート8.10が実装されて日本軍の戦車が追加されたわけですが、ソレ以外にもチョイチョイと変わっています。なかでも重要になってくるのが、砲弾がオブジェクトを貫通するようになった点でしょうかね。

 いままでは砲弾がオブジェクトに触れると、その瞬間に爆散してしまうシステムだったけど、新バージョンでは威力減衰するけど砲弾はオブジェクトを突き抜けて進むようになった。これによって立ち回りが若干変わっていくんじゃないかなと思う。というのも、これまで1発までならダメージを通さなかった遮蔽物が頼りにならなくなったため、より慎重に立ち回りを考える必要が出てきたからだ。まぁ、限られた部分だけど、このシステムを見越して敵を迎撃したり、攻撃するといいかもしれない。

 まぁ、まだまだリリースされて日が浅い8.10ですが、日々いろいろな発見をしながら遊んでいます。ぜひ、これを読んでいる人も、いろいろと考えながら遊んでみてはいかがでしょうか? 

 さて、こんな感じで3回にわたって書き連ねてきたわけですが、最後にひと言「公式のガルパン音声MODはよ」とだけ残しておこうかと思います。みなさんも自分なりの戦車道を見つけましょう! では、また!

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