プレイステーション Vitaの戦略的価格改定や為替の悪影響で8億円の営業損失
ソニーが2013年度第2四半期の連結業績を発表した(2013年7月1日~9月30日)。それによると、売上高は1兆7755億年(前年同期比10.6%増)、営業利益は148億円(同51.2%減)、税引前四半期純利益は60億円(同69.6%減)、株主に帰属する四半期純損失は193億円(前年は155億円の損失)となった。増収は、おもに為替の好影響及びスマートフォンの大幅な増収によるもの。一方、2012年9月にケミカルプロダクツ関連事業を売却した影響、ならびにビデオカメラ及びコンパクトデジタルカメラの減収による影響もあり、前年同期の為替レートを適用した場合、売上高は9%の減少とのことだ。
ゲーム分野の売上高は、おもに為替の好影響により、前年同期比5.1%増の1557億円に(前年同期は1482億円)。前年同期の為替レートを適用した場合、14%の減収となり。前年同期の為替レートを適用した場合の減収は、プレイステーション2、プレイステーション3及びPSPのハードウエアの販売台数が減少したことなどによるもの。一方、プレイステーション3のソフトウエアの販売数量は前年同期に比べ増加しているとのこと。
営業損益は、前年同期の23億円の利益に対し、当四半期は8億円の損失となった。当四半期は、前述のソフトウエア増収の影響があったものの、おもにプレイステーション Vitaの戦略的価格改定及び為替の悪影響により、前年同期に比べ損益が悪化したとしている。