事前応募で選ばれた2パーティがドラゴンガイアに挑戦!

 千葉県・幕張メッセで開催中の、東京ゲームショウ2013。2013年9月21日に行われた『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(以下、『DQX』)バトルショウの模様をリポートしていこう。

あの“バラモス”がアストルティアに降臨! 『DQX』バトルショウリポート【TGS2013】_01

 ステージが始まると、『DQX』ファンにはおなじみの齊藤陽介プロデューサー、藤澤仁ディレクターが登場。さらに、『DQ』シリーズの生みの親である堀井雄二氏も登壇した。

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▲左から齊藤氏、堀井氏、藤澤氏。「どんな戦いをしてくれるのか楽しみです」と語った。

 このバトルショウは、事前応募に当選した2パーティが、現状最強のコインボス“ドラゴンガイア”と戦い、「どちらのパーティが魅せる戦いをしたか?」を競うという内容。齊藤氏も、「ただ勝てばいいというわけではありません」と、企画趣旨を説明した。齊藤氏、藤澤氏、堀井氏、そしてニコニコ生放送の視聴者アンケートという合計4票で、得票が高かったチームが勝利となる。また、両チームに2票ずつ入った場合は、視聴者アンケートによる1票が入ったほうの勝ち、というルールで行われた。

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▲今回戦うことになる、ドラゴンガイアの概要。藤澤氏は「ドラゴンガイアの技“はげしいおたけび”をどうやって避けるかがカギ」と、バトルのポイントを解説。

両チーム、見事にドラゴンガイアを撃破!

 ドラゴンガイアに挑戦する1チーム目は、賢者、僧侶、バトルマスター、レンジャーというパーティ編成。バトル前にリーダーは、「レンジャーだって(ボス戦で)使えるってことを見せたいです。ウケ狙いパーティではなく、むしろ安定構成です」と、意気込みを語った。

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▲1チーム目は、“チームNPC”。アストルティアの世界にいる鉄道員やコンシェルジュなど、NPCに扮した4人パーティ。
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▲ズッシードの呪文やウェイトブレイクといった特技をうまく活用し、ドラゴンガイアを寄せ付けない。堀井氏も「チームワークがすばらしい」と賞賛した。終始安定したバトルで勝利を収めたが、残念ながらレアアクセサリーはドロップせず。

 続く2チーム目は、旅芸人×2、スーパースター×2という、ちょっと珍しいパーティ編成。リーダーいわく、「まさか当たるとは思わなかったので、事前応募のときに“このパーティ編成でいきます”と書いてしまった」だそうだ。当選してから練習を重ね、勝てるようになったのだとか。

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▲2チーム目は、チーム“おっさん達の挑戦”。種族の異なる4人パーティで、装備品は“マスター”シリーズで統一。カラーリングで個性を出していた。
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▲スーパースターの特技“ゴールドシャワー”を中心に攻撃を組み立てていく。スーパースター&旅芸人というツーマンセル(?)で、ドラゴンガイアを両サイドから挟み込むという、オリジナリティあふれる戦法で戦った。途中、旅芸人の“天地のかまえ”でドラゴンガイアにカウンターを食らわせるシーンも。そして残念ながら、こちらのチームもレアアクセサリーはドロップしなかった。

 ちなみに、ドラゴンガイアはいわゆる“コインボス”と呼ばれる、魔法の迷宮で戦うボスの1体。ここで藤澤氏から、バージョン1.5中期アップデートにおける、魔法の迷宮に関するプチ情報が差し込まれた。藤澤氏によれば、「魔法の迷宮でミネアと出会った際に、ドラゴンガイアやほかのボスのカードももらえるようになる」とのことだ。

まさかのボーナスバトル! バラモス登場!

 両チームのバトルが終わり、登壇した3名+視聴者アンケートによる投票が行われた。その結果、1チーム目の”チームNPC”が勝利を飾った。勝利したチームには、賞品として『DQ』グッズのほか、ゲーム内アイテム“デュエルキャップ”も進呈された。勝利チームのリーダーは、「すごく練習してきたので、本当にうれしいです」と、喜びに涙をにじませた。

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▲優勝賞品の目玉は、ゲーム内アイテム“デュエルキャップ”これをかぶっていれば、アストルティアで目立ちまくること間違いなし!?

 これにてバトルショウは幕引きかと思いきや、齊藤氏から「これで終わりじゃありません。勝ったままで帰させませんよ」という、驚きのひと言が。そしてスクリーンに映し出されたのは、『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場したボス、バラモスの姿だった。

 バラモスは、バージョン1.5中期アップデートで登場予定のボスとのこと。藤澤氏は、「バラモスはコインボスとして登場しますが、中期アップデートでは、ミネアからもらえるカードでしか戦えません。もちろん、勝てばレアなアクセサリーを落とします」と語った。

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▲バラモスのイラストにご注目。バラモスの討伐報酬で入手できるレアアクセサリーは、もうバラモスが身に着けている……?

 そして満を持してバトルに突入した勝利チームだったが、バラモスがくり出してくる“ネクロゴンドの波動”、“魅了の舞”といった多彩な攻撃の前に、あえなく全滅してしまった。ちなみに、ネクロゴンドの波動は、技の発動時にタイミングよくジャンプを行えば、回避できる模様。

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▲“魅了の舞”、“暗黒の舞”といった凶悪な技をくり出してくるバラモス。堀井氏も「動きはひょうきんなのに、強いですね」と、バラモスの強さに唸った。
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▲食らうとまず間違いなく戦闘不能になる大技、“ネクロゴンドの波動”。写真ではやや確認しづらいが、1500以上のダメージを食らっていた。“たいあたり”や“キャンセルショット”で技の発動を止めるか、“ふわふわワタアメ”を食べてジャンプの滞空時間を増やし、回避しやすくするか、そういった戦法が攻略の糸口を握っているかもしれない。

 バトル終了後、チームリーダーは「特技を封じられてしまい、とても強かったです。でも、ジャンプで避けられる技があってよかったです」と感想を述べた。このバトルショウは2013年9月22日も行われる予定なので、アップデート実施前にバラモスの強さを見てみたい人は、ぜひチェックしておこう。

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▲賞品の“デュエルキャップ”をかぶると、こんな感じに!
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▲さらに追加の賞品として、リアル版“デュエルキャップ”も進呈された。ゲーム内のキャラクターと同じ帽子をかぶって、みんなで記念撮影!