巧妙なワナが仕組まれたイベントに!

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 2013年4月20日、神奈川県横浜市のアニメイト横浜店において、声優・今井麻美と原由実のCD発売記念合同イベントが行われた。本記事では、その模様をリポートする。

 今回のイベントは、2013年3月27日に発売された、今井麻美の10thシングル『Dear Darling』と、原由実の2ndシングル『蛍火』の発売を記念して行われたもの。会場となったアニメイト横浜店のイベントスペースには、たくさんのファンが詰め掛けた。

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▲リハーサルの様子。
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▲今井と原がポスターにサイン。赤地が今井、黒地が原のもの。今回のイベントが行われた横浜にちなみ、中華街のシューマイが描かれた。

 『Dear Darling』が流れ出して今井が登場すると、ステージ上のホワイトボードに「コールを入れてね」と書いてあったこともあり、ファンは「L・O・V・E ラブリーミンゴス!」のコールとともに、ピンクのサイリュームを振ってお出迎え。この猛烈な歓迎ぶりに、今井は思わず吹き出してしまう。その後も、コールに対して「いいねー今の!」と答えたり、アドリブを入れたりと、終始楽しそうに、伸び伸びと歌っていた。また、サビの前には「“キスキスキス”の部分をみんなで歌おう!」と促すひと幕も。なお、この“キスキスキス”と、Cメロの“大好きだよ”はファンといっしょに歌いたい部分だそうなので、今後イベントに行く予定がある人は、ぜひ覚えておいていただきたい。

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 続いて、今井と入れ替わるように原が登場。表題曲となっている『蛍火』を歌い始めると、バラード調のシリアスな楽曲に、会場の様子が一変。黄色と緑のサイリュームが踊り、それに応えるような原の歌声がホールに響く。歌声に聞き入ったファンからは、楽曲終了後、鳴り止まない大きな拍手が送られた。この拍手に感動した原は、「これやっていいですかー?」と、“チャッチャッチャ”と拍手を切る仕草(タモリが『笑っていいとも』でやっているアレ)をうれしそうに行っていた。

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 歌が終わると、ふたりがステージに揃ってのトークタイム。今井と原は、先日、今井の『星屑のリング』が主題歌として、原の『蛍火』がエンディング曲として起用されているOVA『コープスパーティー Tortured Souls -暴虐された魂の呪叫- 』の劇場先行公開(今井が篠崎あゆみ役で出演)に行ったそうだが、そのあまりの怖さに、原は“涙目で笑っていた”とのこと。今井も同じく笑ってしまったそうで、“人は怖すぎると笑っちゃう”という新たな発見をしたそうだ。また、今井は「そんな中で流れる由実さんの歌声は癒しだったよ~」とも。OVAは2013年7月24日に発売予定となっているので、こちらもぜひチェックしていただきたい。

 ひと通り楽曲についての話も終わったところで、話題は“今日のイベントで何をするか?”ということに。今井と原は、以前も合同イベントを行っており、そのときはノープランのまま、即興でしりとりを行った(※その模様はこちら)。そんな当時の記憶を振り返った今井は、「ノープランすぎて反省した」と語り、今回行うゲームの内容を明かした。

 そのゲームは、ひと言で言えば“NGワードありの山手線ゲーム”。今井と原のどちらかにファンのふたりを加えた計3人が、それぞれNGワードをホワイトボードに書き(今井と原は自分が提案したNGワードしか知らない)、NGワードを言うか、回答が出てこなかったほうが負けとなる。これを数回行い、負け数が多かったほうが叙々苑の焼肉をおごるというルールだ。ちなみに、参考までにお伝えしておくと、叙々苑の最高級メニューのひとつである“特選カルビ焼”は、一皿4000円。まさに、ふたりにとっては“負けられない戦い”だ。

 1回戦のテーマは、“原由実と言えば?”。NGワードは、原が出した“家族大好き”に、ファンが出した“ほんわか(はや~)”&“お水”の3つ。今井と原のふたりが、うまくNGワードを避けつつも、以下のような軽妙なやり取りを見せていた。

今井麻美(以下、今井) みんなに納得してもらえるものじゃなきやダメだよね……。“庇護欲を掻き立てられる”
原由実(以下、) 私……。“けっこう腕とか脚が太い”……。
観客 え~~~~~~?(そんなことないよね? というニュアンス)
 本当ですもん! 本当にそうなんです! だって、測ったじゃないですか~~~!
今井 測ったメンツが由実さんと私と、細いぬー(※声優の沼倉愛美のこと)だからさ……。まあ、もう1回言いましょ。
 じゃあ……。“姪っ子のみゆちゃん”……。(何かを察した風に)えっ?
今井 えっ? でも、(最後まで)言うしかないよ!
 (危ないと悟ったのか、強引に話題を変えて)じゃ、じゃあ……“王将大好き”
今井 (ペットボトルの水を持ちながら)絶対、これ(NGに)入ってるだろうしな~。みんなは、いいイメージを(NGワードに)書いてそうなんだよなあ。……食べると、“お腹がぽっこりする”! どう? 由実さんの判定は。
 オーケーです~。
今井 でも、数時間経つとへこんじゃうの。
 そうなんです(笑)。……じゃあ、“色が白い”
今井 家から出なかった結果ですか?
 そうですね~。インドア派なので。
今井 由実さんと言えば、“肌がキレイ”
 私と言えば……あ、うーん……。“最近自炊をしてる”
今井 その自炊の写真、私にも送ってくれてるんですけど、それを見てニヤニヤしてるんです。でも、ちょっと切なくもなって(笑)。
 (料理の腕で)置いて行かれるって言ってましたね(笑)。
今井 そんな由実さんは、“包丁の手つきが危ない”! これ、ほんとに危ないですよ。見てるとドキドキしますからね。
 じゃあ、わたしは“左利き”
今井 “くっきり二重”
 “ラルクが好き”
今井 うーん、NGワード何かな……これ(水)、試しに言ってみる?
 大丈夫じゃないですか? まだまだ試合はありますから。
今井 じゃあ、“お水をたくさん飲む”
観客 ブブー。

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 ということで、まずは原が一歩リード。続いて、お題を“今井麻美と言えば?”に変えて、2回戦が行われることになった。

 ところで原は、イベント中に必ず、今井の口癖である「バッカじゃないの?」というセリフを言う必要があった。なぜなら、自身がパーソナリティーを務めるWebラジオ『原由実の○○ラジオ』内で、“合同イベント中に、麻美さんにナイショでやってほしいこと”というお題のメールを募集しており、“「バッカじゃないの?」と言う”という意見を原自身が選んだためだ。そんな中で始まったこの山手線ゲーム。先ほど今井が、“はや~”(原の口癖)というNGワードを見て「あ~、口癖ね……」とつぶやいたこともあり、原にとっては、このセリフを言う絶好の機会だったのだ。

 しかし、これが落とし穴。じつは、今井が「バッカじゃないの?」と言うことを知っているという、原に対する逆ドッキリだったのだ。そんな今井はもちろん、NGワードに「バッカじゃないの?」を指定(ほかのNGワードは“さらさらロングヘアー”と“元気”)。今井は、「口癖で、“バッカじゃないの?”」と、ここぞとばかりに言う原に対し「バッカじゃないの?」とカウンターを浴びせ、1-1のタイに持ち込んだ。

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▲今井が「バッカじゃないの?」と返すと、会場のファンが大爆笑。原はその様子で「え……え? バレてます?」と気づいた様子。
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▲「由実さんだって、“バッカじゃないの?”をうまく言えなかったでしょ?」と詰め寄る今井に対し、「でも、(言えなかったときの)罰ゲームを決めてなかったですよ」と一歩も引かない構えを見せる原。

 この後、今井と原をプロデュースする濱田氏をテーマに3回戦が行われ、今井が勝って2-1に。しかし、今井が「まだ時間がありますよね? 最後、勝ったほうが2ポイントで」と泣きついた原の提案を飲み、正真正銘、最後のゲームが行われることになった。4回戦のテーマは『Dear Darling』と『蛍火』。“しっとりした曲”、“多摩川”、“ラブリーミンゴス”、“ピンク”、“ちょっと恥ずかしい”という5つのNGワードが挙げられたが、「川!」と言ってしまった今井が負けとなり、逆転で原が“叙々苑の焼肉をおごられる権”を手に入れた。

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▲ジャンケン大会で、今井と原のサイン入りポスターを配布。

 歌のコーナー後半では、今井が『Dear Darling』からイベント初お披露目となる『旅人』を、原が『蛍火』から『あふれる想い』をそれぞれ披露。『旅人』の終盤、畳み掛ける展開のサビを歌い切り、観客を魅了した今井には、大きな拍手が送られた。また、『あふれる想い』では、今井の号令でファンが原に「ありがとう」の言葉をお返し。ステキなプレゼントに原は「はや~、ありがとうございます!」と感激しきりだった。

 最後は、原の提案により、会場全員で一本締め。今井と原のふたりが作り出す和やかな雰囲気のまま、イベントは幕を閉じた。

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