『シュタインズ・ゲート』を目で舌で楽しめる空間に!
マジカルダイニング・グループが展開するコンセプトレストランのひとつ、“アフィリア・コラボレーションズ!”(大阪)。さまざまなゲームやアニメとのコラボレーションを実施し、作品に関するオリジナルメニューの提供や、ノベルティ、グッズの販売、キャストによる作品キャラクターのコスプレなど、コラボ期間中は作品ファンが楽しめる企画が満載となるカフェとして注目を集めている。
そんな“アフィリア・コラボレーションズ!”にて、2013年4月12日より『劇場版シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ』とプレイステーション3&Xbox 360用ソフト『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』のコラボレーションが開始された。コラボ実施期間は2013年4月12日~8月31日となっている。今回、『シュタインズ・ゲート』のコラボを実施中の“アフィリア・コラボレーションズ!”にファミ通.comが潜入! ファンを魅了するコラボの実態に迫った。
なお、コラボ内容に関してはコチラの記事で詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。今回、ファミ通.comでは“アフィリア・コラボレーションズ!”初のキャストによる公式イラストを務めたレオンくんと、同店舗のオープニングスタッフであるアイフィくんにインタビューを敢行。コラボの魅力、お店の魅力を語ってもらった。
コラボレーションイラストを担当したレオンさん
――まずは、お名前から伺えれば。
レオン レオン・ヴァキール・ホイットニーと言います。ホイットニー家です。
――ふだんはどういうことをされているんですか?
レオン ボクですか?
――あ、ボクっ娘なんですね。
レオン そうなんです。男子生徒なので。ふだんから絵を描くのが好きなので、絵に携わることをいろいろやっています。あと、魔力を溜めて変身すると、ダルになります。
――ダル(笑)。なぜダルを選んだんですか?
レオン ダルってじつはけっこうカッコよくて、キャラが立っているので動きやすいんですよね。あと、ボクはメガネが好きなので、『シュタインズ・ゲート』の中で唯一のメガネ男子キャラだったというのが理由です。全力で魔力を溜めてダルに変身するので、口調もダルになっています。
――口調も変わるんですか?
レオン そうです! なので、先輩(※アフィリア魔法学院に入校した客。アフィリア・サーガのファンもこう呼ばれる)やお客様も「あ、ダルだ!」ってなってくれますね。あとは、お飲物をお持ちしたときは、お飲物に魔法をかける際に、ダルがメイクイーンニャンニャンでこういうことをしてもらっているだろうというセリフをお伝えして、いっしょにやってもらっています(笑)。
――そんなレオンさんですが、今回の『シュタインズ・ゲート』コラボで、いろいろな絵を描かれたということですが。
レオン ありがたいことに、いろいろと描かせていただきました。今回は、『シュタインズ・ゲート』のキャラクターにアフィリアの制服を着てもらったら、どんな感じになるんだろうということを考えてイラストを描かせていただいたんです。先輩方に楽しんでもらえればという気持ちと、『シュタインズ・ゲート』を好きな方に見てもらったときにアフィリアのことも好きになってもらえるようなものをイメージして描かせていただきました。
――そもそもどういう経緯でコラボイラストを描くことになったんですか?
レオン “アフィリア・コラボレーションズ!”の先生(※店長のこと)が『シュタインズ・ゲート』とのコラボの際に、アフィリアの世界観といっしょにコラボさせたいよね、ということで先生が掛け合ってくださったんです。それで、今回アフィリアと『シュタインズ・ゲート』のコラボという部分をイラストという形で実現することになりまして、その際にボクがいつも絵に携わることをいろいろとしていたので、声が掛かったんです。
MAGES.店舗事業部事業部長・永田氏(以下、永田) キャストがコスプレをするだけではなく、『シュタインズ・ゲート』のキャラクターにアフィリアの衣装を着せたイラストを描く、しかもそれをアフィリアのキャストが描くというのがおもしろいなと思って、企画を進めたという経緯ですね。とくに“アフィリア・コラボレーションズ!”には、絵が描けるレオンくんがいたので、そういうコラボレーションもうまくいくんじゃないかと。
――お店としては初の試みですよね。
永田 ここまで絵が描ける人がなかなかいないですからね(笑)。レオンくんの絵に関しては、『シュタインズ・ゲート』のプロデューサーなどに公式に監修してもらっているものになります。
――本当にいろいろなイラストを描かれていますが、たいへんだったことはありますか?
レオン 急に決まったことで、とてもビックリしたんですけれど、すごく楽しかったです。
――クッキーの絵も描いていらっしゃいますよね?
レオン クッキーも描かせていただきました。クッキーになるということで、イラストを簡略化したり、線を太めにしたりといった工夫をしています。
――ちなみに、イラストは何体描かれたんですか?
レオン けっこう描きましたね。コースターで8体、ステッカーで8体。タペストリーで何体か描かせていただいて、メニューのイラストも別に描いていますので、ホントに数えきれないぐらい描いています(笑)。
――描いていてイチバン楽しいキャラクターは誰でしたか?
レオン ボクは個人的に、ルカ子とフェイリスが好きなので、そのふたりですね。とくにルカ子に女子制服を着せるというのが楽しかったです。フェイリスはメイクイーンニャンニャンでお手伝いをしているので、こういうメイドさんとか魔女っ子さんの服を着こなしてくれるだろうということで、すごく描きやすかったです。
――フェイリス、まゆり、紅莉栖の3人は安心して見られますよね。
レオン そうですねー。ただ、紅莉栖はやはり恥ずかしがって着てほしいなと思っていて。着せられている感というのを意識して描きました。あとは、オカリンとダルに男子制服を着せるというのがなかなかおもしろかったですね。ダルが着るといかに制服がパツパツになるのかということを表現するのは楽しかったです。服のボタンを飛ばしてみたり(笑)。
――自分のイラストがMAGES.公認のものになった気持ちはいかがですか?
レオン すごくうれしかったのと、やはり感動しました。「こんなことがあって、いいんですか!?」って(笑)。最初はふるえながら描いていて、関係者の皆さんにいっぱい質問してご迷惑をおかけしたと思います(笑)。
――ふだんのご自身のイラストとは描きかたを変えていたりするのでしょうか?
レオン そうですね。『シュタインズ・ゲート』のキャラクターに近づけるように目の描きかたを変えたり。意識はしています。最初のころは、自分色を出しちゃうと違うものになってしまうんじゃないかと不安に思っていたのでかなり気をつけていました。最近は描き慣れてきたので、自分色を少しずつ出しつつ描いています。
――それでは最後に、お店に来てくれる人に注目してほしい部分を伺えれば。
レオン 『シュタインズ・ゲート』のキャラクターがアフィリア制服を着ているというのをぜひ見てほしいですね。このコラボレーションでしか見られないものなので。「キャラごとの個性が出ているな」とか、「どんな気持ちでアフィリア制服を着ているのかな?」とか、想像しながら見てもらえたらうれしいなと思います。
“アフィリア・コラボレーションズ!”とともに歩んだアイフィさん
――まずはお名前から伺えれば。
アイフィ 阿万音鈴羽……じゃなくて?
――それはわかるので(笑)。
アイフィ (笑)。アイフィ・ホワイティアです。
――ホワイティア家ですね。
アイフィ そうです!
――ふだんはどんなことをされているんですか?
アイフィ 私は魔力に頼り切ってはいけないなと思いまして“手作り部”に所属していますので、手作りでモノを作ることに凝っています。
――どんなものを作っているんですか?
アイフィ 手芸品が多いんですけれど、最近はやっと料理が楽しくなってきたので、お料理をしています。
――こちらのお店は長いんですか?
アイフィ (2013年)6月で6年になりますね。
――おお! 長い! ちなみに、このお店自体はオープンから何年目なんですか?
アイフィ 6月で6年になります(笑)。
――オープニングスタッフだったんですね(笑)。それではお店についてもお詳しいと思うので、“アフィリア・コラボレーションズ!”が、どんなお店なのか教えてください。
アイフィ もともとアフィリア魔法学院にあるキッチンズというところから生まれ変わったお店です。ですので、魔法学院のころのノウハウを活かしつつ、アニメやゲーム……、いまだったら『シュタインズ・ゲート』とコラボした2倍以上お得なカフェやと思います。
――この店舗のイチバン独特な部分というのは?
アイフィ 魔法学院という本来あった性質を無視してでも、アニメやゲームが好きな方に楽しんでいただける空間が作られているということですね。
――なるほど。いままでやった中でおもしろかったコラボというのは?
アイフィ いまもやっているんですけれど、やはり『シュタインズ・ゲート』ですね。キャラクターも多くて楽しいです。
――初めて“アフィリア・コラボレーションズ!”で『シュタインズ・ゲート』とコラボしたときはいかがでしたか?
アイフィ 魔法学院を知っている方よりも、『シュタインズ・ゲート』のファンの方がいっぱいいらしたので、それまでとは違うお話ができたのが楽しかったです。
――アイフィさんは『シュタインズ・ゲート』について、お詳しいんですか?
アイフィ アニメは全部観ました。せっかくだったら知っているほうが盛り上がれるので、ほかのキャストもしっかりアニメを観ていますね。
永田 今回『シュタインズ・ゲート』でコラボをすることが決まったのも、キャストに「どんな作品とコラボがしたい?」と聞いたら『シュタインズ・ゲート』をやりたいという声が多かったからなんです。タイミング的にも劇場版の公開や新しいゲームの発売もあるので合っていたため、『シュタインズ・ゲート』をやってみようということになったんです。
――コラボする作品に関して、キャストさんの意見というのも反映されているんですね。
永田 反映したいと思っています。やはり、キャストに楽しんでもらわないと、コラボも楽しいものにはならないですからね。
――ちなみに、“学食アフィリアキッチンズ”から“アフィリア・コラボレーションズ!”になるという話になったときはどんな気持ちでした?
アイフィ 最初はショックでした。魔法学院を否定された気分になったので、ちょっと寂しいなって。
――それをどうやって気持ちの中で受け入れていったんですか?
アイフィ コラボの1回目が“学食アフィリア・キッチンズ”のときにもコラボしたことのあった『シュタインズ・ゲート』ということで入りやすかったというのがまずひとつの理由です。もうひとつは、いままでいらっしゃってくれていた方が来なくなっちゃうんじゃないかという予感がしていたのですが、これまでの方も来てくださるし、新しい方も来てくださったので、これはアリだったんじゃないかなと。話を聞いたときには、もともと来てくださっていた方々が全員来なくなって、新しい方しか来なくなるというイメージしか私にはなかったんですが、実際にやってみたらそうではなかったので大丈夫だなと思いました。自分で気持ちを持ち替えようということではなかったですね。
――“アフィリア・コラボレーションズ!”をやっていて楽しいことって何ですか?
アイフィ もともと魔法学院出身なので、魔法学院のほうが好きなんですけれど、“アフィリア・コラボレーションズ!”ではキャラクターに変身することがあって、視界的にも気持ち的にも別の人格になれるのがいいなって思います。最低でも2パターンの衣装やキャラクターを楽しめますからね。
――ちなみに、どのキャラクターに変身するのかは自分で決められるんですか?
アイフィ どうしてもこれはできないというものは伝えて、あとは先生が決めてくれます。本人のキャラクターに似合うかどうかとか、体型といった部分が大きいと思いますね。
――鈴羽はやってみて、いかがですか?
アイフィ じつは私はずっと鈴羽を担当しているんですよ(笑)。“学食アフィリア・キッチンズ”のときも、コラボの1回目も鈴羽を担当していて、今回も鈴羽なので、きっとよく来てくださっている方からは「またか」って思われているんじゃないかと(笑)。
――鈴羽だけしかやっていないんですか?
アイフィ だけではないです。2番目に紅莉栖が多いですね。
――なるほど。わかる気がします。それでは最後にお店に来てくれる人や、まだ来たことのない人へひと言メッセージをいただければ。
アイフィ こういうお店に来たことがない方は、ちょっとやっぱり入りづらいところがあると思うんです。気恥ずかしいですもんね。ただ、その気恥ずかしさすらも、非現実として楽しんでもらえたらなって思います。ふつうのご飯屋さんでは味わえない体験ができると思うので、こういうカフェ形式のテーマパークがあってもいいんじゃないかな、と感じています。
――たしかに、メイド喫茶などを始め、なかなか入りづらい雰囲気というのはありますね。
アイフィ そうですよね。ただ、コラボをやっていると作品の資料を見たいとか、オリジナルメニューを食べてみたいという理由で来るきっかけになると思うんです。いまは『シュタインズ・ゲート』のコラボレーションをやっているので、ファンの方はぜひ一度足を運んで欲しいです。
――ありがとうございます。それでは、バイトに戻ってください(笑)。
アイフィ はい! バイト戦士になってきます(笑)。