ついに開廷!『逆転裁判5』体験版プレイレポート【TGS2012】

2012年9月20日、千葉・幕張メッセにて東京ゲームショウ2012が開幕。カプコンブースでは、ニンテンドー3DS用ソフト『逆転裁判5』がプレイアブル出展された。

●崩壊した法廷に立つのは、弁護士・成歩堂龍一

 『逆転裁判5』ブースでまず目を引いたのが、主人公のナルホドくんこと成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)の等身大フィギュア。真っ直ぐに指を突き付け、凛々しい姿を披露していた。ブース内も法廷をモチーフにした作りとなっており、奥の壊れたレリーフなどから、本作のテーマ"崩壊した法廷"という雰囲気が伝わってくる。来場者は、弁護側や検事側の席、あるいは裁判長の席で体験版をプレイできた。ここでは、そのTGSのために特別に用意された体験版シナリオをレポートしよう。

●新パートナーは希月心音(キヅキココネ)

 ゲーム開始直後、ひとりの少女が現れる。彼女はナルホドくんの新たな相棒・希月心音。これまで名前などの詳細は謎に包まれていたが、ようやく今回のTGSでその詳細が判明した。彼女は、成歩堂弁護士事務所の新人弁護士だという。明るく元気な女の子だが、ナルホドくんいわく、ケンカっぱやいのがタマに傷らしい。また、彼女はアメリカで心理分析を学んだ経験があるらしく、英語が飛び出す場面も。行動力も高いようで、ナルホドくんをグイグイ引っ張って物語を動かしていく存在になりそうだ。

●特別法廷の幕開け! 3Dならではの滑らかな演出に驚き!!

 法廷の扉が開け放たれ、いよいよ裁判が始まる。ここでやっと弁護士席に立つナルホドくんが見られた。おなじみの裁判長とのやりとりに、彼が本当に帰ってきたんだと実感する。8年ぶりに弁護士に復帰したというナルホドくんは、緊張して"アタマが真っ白"状態というところも、シリーズファンにとってはニヤリとするところ。さて、新米のココネちゃんにおさらいさせるという形で、裁判の戦いかたを思い出したしたナルホドくん。かろうじて、所長としてのメンツは保てたようだ。そして、対する検事が登場する。シリーズ作品、必ず第1話で対決するおなじみの亜内検事である。しかし、今回は亜内検事の弟が相手となるらしい。兄弟で眼鏡や髪型、雰囲気が少し異なるが、頭をトントンと叩く仕草はソックリ。彼オリジナルの仕草もあって、いい感じにキモチ悪さが出ていた。それも、シリーズ初の試みである3D表現によるところが大きいのかもしれない。本作はキャラクターたちの動きが予想以上に滑らかで、皆くるくると表情を変える。表情だけでなく、ココネちゃんが亜内検事を殴ろうと弁護士席から身を乗り出す動きや、裁判長が木槌を振り下ろすアクションなどもあって臨場感がある。また、法廷自体も3Dで作られているので、さまざまなアングルからキャラクターが映し出される。珍しい、ナルホドくんの正面からの表情も新鮮だった。

●衝撃的な事件と、新システム・ココロスコープ

 今回の裁判では、法廷が爆破された事件で被告になった森澄しのぶを弁護する。彼女は幼なじみでもあるということで、ココネちゃんはかなり気合いが入っている様子。まずは彼女に、事件当時のことを証言してもらうことに。しかし、しのぶは緊張しているようで、咳き込み、うまくしゃべれない。ココネちゃんいわく、しのぶの心の音がパニック状態であるらしい。じつは、ココネちゃんは人の心の音が聴こえるらしく、そこから感情を読み取れる能力があるのだそう。そこで、ココネちゃんの能力と、特技の心理分析を使うことになる。ココネちゃんはSFでよく見るような宙に浮かぶパネルを出し、スラスラと操作し始める。先ほどのしのぶの証言と、そのときの感情をデータ化してくれたらしい。このパネルには"喜怒哀驚"を表すアイコンが表示され、しのぶが感じた感情のアイコンが点灯するようになっている。爆発が起きたときなら、驚きのアイコンが点灯するというように。しかし、混乱している状況では、証言とムジュンする感情が表れることもあるようだ。そこを指摘することで、忘れていたり、隠していた事実を浮かび上がらせていくのだ。

●『逆転』シリーズの醍醐味、ゆさぶる&つきつける

 続いて、事件の証人・馬等島 晋吾(ばらしましんご)が証言台に立つ。その言動や、やたらメカを強調した動きがかなり怪しい人物である。『逆転』シリーズは強烈なキャラクターが多いが、彼も引けを取らない。彼は爆弾処理班の隊員で、法廷に証拠品として持ち込まれた爆弾を解体した本人だという。しかし、その爆弾が爆発し、法廷が崩壊したらしいのだが……。彼の証言は一見、隙がないように思えるが、ここは"ゆさぶる"でさらなる証言を引き出すことに。本作から、バックログ表示が可能となったので、証言を聞き逃しても、再度確認できるのがうれしい。そして、先ほどのココロスコープで明らかになったしのぶの証言を照らし合わせると、あるムジュンが見えてきた。証拠品をつきつけると、ナルホドくんの「異議あり!」が法廷に響き渡る。この瞬間のドキドキ、爽快さはやはり『逆転裁判』ならでは。ぜひ会場で、この感覚を味わってほしい。



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