土田俊郎氏×荒川健氏×植松伸夫氏の次世代ソーシャルゲーム始動

【TGS2012】GREE完全新作『プロジェクトファンタズマ』サプライズ発表_03

 2012年9月20日、東京ゲームショウ2012のグリーブースでサプライズ! もともと家庭用ゲーム業界で数々の名作を手がけてきたグリーの土田俊郎氏と荒川健氏による、完全新作『プロジェクトファンタズマ』が発表された。

 グリーブースで行われた発表会には両名が登壇。土田氏はクリエイティブディレクター、荒川氏はプロデューサーという立場で本作に携わっているという。加えて、コンポーザーには植松伸夫氏を起用しているのも注目ポイントだ。家庭用ゲーム業界の豊富な経験を持った3人が、ソーシャルゲーム業界の最先端であるGREEというプラットフォームで生み出す完全新作ということもあり、ブース前にはたくさんの人が駆けつけていた。最初にムービーが公開され、その後にふたりがゲームのコンセプトや詳細を語った。

 ちなみに、『プロジェクトファンタズマ』とはまだ正式タイトルではなく、プロジェクト名で、このプロジェクト名にはゲームのキーワードとなる精霊という意味を込めたもので、ゲームの世界観を表現したものだという。正式タイトルに関しては続報に期待したいところだ。

 「ソーシャルゲームが爆発的に普及して数年が経ち、遊びごたえがあるものや世界観に奥行きがあるものも求められてきていることを感じています。その期待に対して自分たちなりの本格ソーシャルRPGが作れるのじゃないか、ということでスタートしたプロジェクトです」(土田)

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▲『プロジェクトファンタズマ』のキービジュアル。右にいるのが主人公。真ん中にはこのゲームの中でシンボリックなランドマークが見える。右にうっすらと見えるのは、「世界中のどこからでも見える塔」(荒川)ということだ。
▲ゲームに登場するカードの一部も公開。設定は東洋ながらもイラスト自体は西洋的な要素も取り入れた特徴的なイラストになっている。
▲これはムービー上の3Dキャラクター。ムービーだけでなく、ゲーム内ではキャラクターがポリゴンで描かれるという。
▲会場で公開された画面写真。土田、荒川の両氏が実機を使った説明も行った。このクオリティーのグラフィックがスマートフォンでグリグリ動くということだ。
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「ここ数年でスマートフォンは大きく進化しました。最近では家庭用ゲームに追いつくほどのスペックを持っています。その場でソーシャルゲームと家庭用ゲームを融合させた、新しいものを目指しています。進化したソーシャルゲームで皆さんに新しい感動を届けたいと思っています」(荒川)

「『プロジェクトファンタズマ』のグラフィックは非常に迫力があるものです。その迫力に合わせてオーケストラを起用しています。そのほかにもロック調のものや民族音楽のようなものまで、これまで家庭用ゲームで培ったことをこの作品に活かしたいと思っています」(植松)※ビデオメッセージ

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カードゲームでありながら、家庭用ゲーム機向けのRPGのような世界観を持った『プロジェクトファンタズマ』。配信は2013年とのこと。続報に期待しよう。

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※『プロジェクトファンタズマ』の公式サイトはこちら