カルトクイズに逆インタビューとフリーダムさに拍車がかかる!
2012年1月21日(土)と22日(日)に、声優・アーティストとして活躍する今井麻美の2ndアルバム『Aroma of happiness』の発売記念イベントが大阪と名古屋で開催された。これまでにも、東京のタワーレコード新宿店、福岡の九州ビジュアルアーツでもイベントは開催。それらに続いてのイベントとなる。
カルトクイズで大盛り上がりの大阪イベント
2012年1月21日(土)には、大阪のアニメイト天王寺店で発売記念イベントを開催。今回はトークイベントということだったのだが、アニメイト天王寺店のイベント会場を見るやいなや、“歌を歌うことができるんじゃないか?”という今井。会場のファンに「たまたま私の曲のカラオケ持ってきている人います?(笑)」などと確認したのち、スタッフ(プロデューサー・濱田智之氏のアシスタントを務めるアユミチャン)にお願いしてアニメイト天王寺店で今井の自腹でCDを購入し、急遽歌を歌うことになるなど、イベント開始からフリーダムな展開を見せた。
CD購入にスタッフが走っているあいだ、ファンと交流を深める今井。「ファンの人の結婚式に出て歌いたい」などと自身の夢を語る今井は、ファンからの質問に答えていくことに。以前に実家に帰った際に1歳のはるかちゃんという子どもに『Aroma of happiness』を聴かせるとノリノリで踊ってくれて本当にうれしかったという話題や、父親の知り合いの娘さんからサインが欲しいと言われたので、自身の1stアルバム『COLOR SANCTUARY』と2ndアルバム『Aroma of happiness』にサインを入れて渡したところ、曲を気に入ってもらえたという話題を笑顔で話すなど、多くの人に自分の歌が届いていることに喜びを噛みしめている様子だった。そのほかにもさまざまな質問に答えると、いよいよ突発的に行われることになったミニライブへ。スタッフがどんなCDを買ってきたのかわからないまま歌うという行き当たりばったりな展開で披露されたのは、『花の咲く場所』。マイクの調整なども行われていなかったため、音量を今井自身がセーブしながら歌ったり、最後のワンフレーズをマイクなしで歌うなど、突発企画ならではの曲披露となった。
イベントの中盤以降には、会場のファンを東軍と西軍に分けたチーム戦の“今井麻美カルトクイズ”を実施。買ったチームには、今井が事前に、自身に縁のある名前を一文字ずつ書いた袋入りの飴がプレゼントされるという、これまでのイベントにはない企画となる。チームでの勝利も重要だが、クイズで勝ち残った3名にはサイン入りポスターもプレゼントされるということで、チームの勝利と個人の勝利を天秤にかける心理戦ともなっていた。なお、カルトクイズの内容は以下のとおり。1問目以降は、超個人的な内容すぎて運頼みの部分が多いクイズとなっていたが、我こそはという人はぜひチャレンジしてほしい。解答はページ最下部に掲載。
【第1問】『Aroma of happiness』のPV撮影地はどこ?
A:成田
B:川崎
【第2問】今井が初めて買ったCDは誰のCD?
A:松田聖子
B:松任谷由実
【第3問】今井が初めて見たプロ野球の試合は?
A:たぶん巨人vs広島戦
B:たぶん阪神vs巨人戦
【第4問】実家に帰った際に、(今井の)おじいちゃんが見ていたテレビ番組は何?
A:相撲
B:笑点
【第5問】高校生のころにショートカットにした際、よく身に着けていた髪留めの種類は?
A:ハート型
B:星型
【第6問】1977年5月16日(今井の誕生日)はいったいどちらだったでしょうか?
A:晴れ
B:雨
ちなみに、飴の袋に書かれていた文字は、イマイアサミ、サ・ヨ・ナ・ラ、アニメイト天王寺店、SSG、アニプレックス、5pb.などといったものだった。イベントの最後には飴が余ったということで敗退チームのメンバーにも一部飴が配られたり、風船に一文字書いたものが配られたり、今井が自腹で購入したCDがサイン入りでプレゼントされるなど、どこまでもファンとの距離が近い、ファンといっしょに作り上げていくようなイベントとなった。
おまけ写真館 in 大阪
ファンがステージ上でミンゴスから質問攻め!?
2012年1月22日(日)には、名古屋の太閤ビルにて発売記念イベントを開催。大阪に引き続き、トークイベントとなった今回の発売記念イベントは、まずファンからの質問に答えていくコーナーからスタート。2ndアルバム『Aroma of happiness』の曲をどんなシチュエーションで聴きたいかという質問に「外で聴きたくなる曲という意味では『海と空と君と』を海辺で聴きたいですね。できれば隣に誰かいる感じで(笑)」と願望を吐露。ライブの際にも、あえてステージのセンターから少しズレることで、隣に誰かがいるような雰囲気を演出したと振り返った。また、アルバムの略称についての質問になると、ファンからは“アロハピ”、“Aoh”、“アロマ”などの略称で呼んでいるといった意見が挙がる。そんな中“2枚目”と呼んでいるという意見に今井も「わかりやすい! 嫌いじゃない(笑)」とまんざらでもない様子だった。
さらに、質問コーナーのあとには「名古屋ならではのお遊びをします!」という今井の提案により、これまでのイベントではなかったコーナーをスタート。この新コーナーは、今井がラクガキをしたポストカードを6人のファンにプレゼントするというもので、会場の椅子の裏に1~7までの数字が書かれた紙が貼られており、その紙が貼られていた人はステージに上げられ今井の質問に答えることになる。この質問にうまく答えられたらラクガキ入りのポストカードがプレゼントされるのだ(※ラクガキの入っていないポストカードは、イベント終了後に会場のファン全員に配布された)。質問にうまく答えられなかった場合はポストカードはプレゼントされず、予備で用意された7番の番号の人にチャンスが回ってくるというもの。前代未聞の今井からファンへの逆インタビューコーナーに会場はざわつきながらも、ステージに上げられたファンは、全員が肝の据わった回答をしていき、結果として7人全員にラクガキポストカードが配られることとなった。なお、今井からファンへの質問は、「初恋はいつですか?」、「子どものころ、好きだったアニメは何?」といった質問から、三重県から来たというファンには「三重のオススメの場所や物品は?」というものや、愛知県の人には「しゃちほこがうまく描けなかったから、名古屋の方ならしゃちほこ描けますよね?」と、ステージ上でしゃちほこを描かせるといった突拍子もないもの、さらにラジオ番組などの常連リスナーには「前から気になっていたんですが、お仕事何をしているんですか?」という個人情報にまつわるものまで、やりたい放題。最終的には、「いっしょに『Aroma of happiness』を踊ってくれませんか?」、「ミンゴスの似顔絵を描いてください」と、完全に質問ではなくなり、無茶振りをするコーナーとなっていた。
ファンをステージ上に上げていっしょにイベントを進行するなど、ファンとの距離感の近さが名古屋会場でもはっきりと感じられる内容となっており、また無茶振りをされたファンも、しっかりと受け答えをするなど、お互いの信頼関係がうかがえる今井のイベント。最後は、大阪同様に予定になかったミニライブを行うことに。今井のiPodに入っている曲から、プロデューサーの濱田氏が選んでカラオケを流し、それを披露するという内容で、名古屋で披露されたのは『Aroma of happiness』。会場のファンと腕を振りながら盛り上がったり、最前列中央の席が空いていたため、後ろのほうのファンにも見えるように椅子の上にブーツを脱いで上がりながら歌ったりと、ファンサービス満載のライブに、会場も大いに盛り上がった。イベントの最後には、サイン入りポスターが当たるジャンケン大会なども行われ、斬新な企画満載のイベントは幕を閉じた。
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【カルトクイズ解答】A:成田/B:松任谷由実/B:たぶん阪神vs巨人戦/A:相撲/A:ハート型/A:晴れ