みんな笑顔のイベントに!
自身2枚目のアルバム『Aroma of happiness』を2011年11月30日にリリースした人気声優・今井麻美。同アルバムのインストアイベントが、2011年12月3日(土)、東京・新宿にあるタワーレコード新宿店にて開催された。
“ミニライブ&お渡し会”という構成となった今回のイベント。元気いっぱいにステージに登場した今井は、飛び跳ねながらアルバム表題曲である『Aroma of happiness』を披露。聴いた人がニヤニヤとつられ笑いをしちゃうような曲にしたいと、同曲のコンセプトを語っていた今井は、会場全体に笑顔を振りまきながら、同曲を歌い上げる。さらに、会場のキャパ限界まで詰めかけた250人近いファンを見て「後ろ見えてるー?」と今井が問いかけると、なんと会場の前列にいたファンが中腰になり始め、後ろのファンにも見えるようにするなど、笑顔とやさしさが充満した空間となった。
タワーレコード新宿店でのイベントは初ということで、「新宿のタワレコといえば、私が学生のころにこのビルが建ったんですよ!」とよくわからないアピールを始める。さらに、タワーレコードが運営するアニメ情報Twitterアカウント“タワーレコードアニメ”で、よく今井の話題が取り上げられているということで「担当の方にもようやくご挨拶をさせていただきまして、いつもありがとうございます(笑)」とタワーレコードとは浅からぬ縁があることを伝える。
そして再び、ミニライブへ。2曲目に披露するのは、今井自身が『シュタインズ・ゲート』で演じた牧瀬紅莉栖というキャラクターの心情を歌ったという楽曲『サ・ヨ・ナ・ラ』。今井は、紅莉栖の想いを歌声に乗せて会場を圧倒していく。『サ・ヨ・ナ・ラ』を熱唱した今井は、「アルバムを制作するにあたって、この曲が生まれてくれたことが本当にうれしくて。私は声優だけど歌も歌わせてもらっているということに対して、多少なりともどう自分を納得させればいいのかが、時々わからなくなることがあるんです。声優として歌わせていただくことと、今井麻美として歌うことがある種別々として存在していたんですが、今回『シュタインズ・ゲート』の牧瀬紅莉栖というキャラクターを演じさせていただくことになって、本当に自分の中で、この歌詞が書きたい、こういう歌が歌いたいという風に心から思えた曲なんです。声優でありながら、歌い手としても存在できるという、ある種“境界線”の曲なんですけれど、それがなんだか『シュタインズ・ゲート』にふさわしいかなーなんて思いながら作詞をさせていただきました」と同曲への想いを語った。
さらに今回は時間が限られている中でありながらも、なんともう1曲披露するということで『花の咲く場所』を熱唱。『Aroma of happiness』や『サ・ヨ・ナ・ラ』のときとはまた表情を変えて同曲を歌い上げる今井。シングルの発売前から各所で歌ってきた楽曲ということもあり、すっかりモノにした感のある安定した歌声が会場に響き渡った。
30分のあいだにトークをくり広げつつ、3曲の楽曲を披露するという豪華な内容となったミニライブ。続いては、特製ポストカードのお渡し会へと移行するということで、一旦ステージから去った今井。再びステージに現れたときには、2011年12月10日から始まる自身のライブツアーのグッズである“Aroma of happiness Tシャツ”に身を包んで登場。さらに胸元には首から下げた“+Aリング&プレートネックレス”がキラリ。ライブグッズ自体が初お披露目だったこともあって、会場からは「おおおお~」という歓声が上がった。お渡し会では、時間がないという中でも、ひとりひとり丁寧に言葉を交わす今井。先日、プレス工場を見学した際にサインを入れたCDが当たったという人がふたりも会場に現れるなど、お渡し会も大いに盛り上がり、駆け付けたファンも今井自身も笑顔でイベントを楽しんだ。