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『moon2』が作られない理由は『moon』の世界が崩壊寸前だから!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー

『moon2』が作られない理由は『moon』の世界が崩壊寸前だから!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
 『moon』Switch版を始め、最新作『ストレイチルドレン』の開発を手掛けたオニオンゲームス。去る2026年7月4日、5日の2日間にわたり、オニオンゲームスのオフィスを会場として、同作の設定画やドローイング、そして開発資料を公開するストレイチルドレン展覧会が開催。
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『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
 ゲームを生み出した場所そのものへ足を踏み入れ、実物の設定資料から制作の痕跡を間近で見られる貴重な機会とあって、発表後まもなく完売となってしまうほどの盛況ぶりとなった。そんな中、2026年7月24日より新たに予約受付が始まったのが、『ストレイチルドレン』の初回限定生産豪華ボックス入りのパッケージ版。デジタルではなく、実際に手に取れる限定パッケージ版には、展覧会で展示しきれなかった大量の設定資料を収録する分厚い冊子が付属する。さらに、ゲーム本編に登場する……『moon』そっくりの幻のRPG『ミカヅキ』について、音楽や地図、物語によって想像できる特典も同梱されるという。

 思い返せば、『moon』は王道RPGの世界をゲームの内側からの視点で語りなおしたアンチRPGと謳われ、多くのファンを生んだ作品。まさにそんな『moon』の精神的続編というべき『ストレイチルドレン』のゲームinゲームとして存在する
『ミカヅキ』の秘密が語られる特典が同梱される限定パッケージ版は……ある意味で、現在世界中のゲームファンの間で物議をかもしている、“パッケージ版廃止”という流れへの“アンチパッケージ版廃止”商品かのようでもある。

 今回、奇しくもそんなタイミングで展開された“設定画の展覧会”と“特典同梱の限定版”という、デジタルではなく“アナログ”からアプローチする『ストレイチルドレン』。展覧会の手応えや、パッケージ版に込めた思い。

 そして、なによりも気になる『ストレイチルドレン』と
『ミカヅキ』、『moon』との関係、『moon2』は作らないと語る木村氏が本作で“あの世界”に通じる物語を描いた理由。そして……父親を捜す少年の物語といったテーマについて、オニオンゲームス木村祥朗氏とキャラクターデザインを手掛ける倉島一幸氏にお話を伺った。
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※本記事には、『moon』、『ストレイチルドレン』の物語や世界設定に関するネタバレが含まれます。
『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー

木村祥朗きむら よしろう

ゲームデザイナー、シナリオライター、プロデューサー。株式会社オニオンゲームス代表。スクウェア在籍時に『ロマンシング サ・ガ2』などへ参加。その後、ラブデリックで『moon』の企画・シナリオ・ゲームデザインを担当した。以降、『チュウリップ』『RULE of ROSE』『勇者ヤマダくん』『BLACK BIRD』など、独自の物語性とゲーム体験を持つ作品を多数手掛ける。『ストレイチルドレン』では、ディレクション、シナリオ、ゲームデザインなど、作品世界の全体を統括。

倉島一幸くらしま かずゆき

ゲームグラフィックデザイナー、イラストレーター。『スーパーマリオRPG』でキャラクターデザインなどを担当したのち、ラブデリック作品『moon』『UFO a day in the life』などへ参加。以降、木村祥朗氏が関わる作品をはじめ、植松伸夫氏の音楽ユニットアカリガタリのアートなど、ジャンルにとらわれないイラストを多数手がける。『ストレイチルドレン』では、キャラクターデザインをはじめ、イメージビジュアルや膨大な設定画を手掛けている。

『ストレイチルドレン』展覧会で、作品を見て泣く来場者がいた

『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
――開発会社を会場にした展覧会では、たくさんのファンが詰めかけてすぐにチケットも完売してしまったそうですね。

倉島
 そうなんですよね。泣いてしまう人もいらして。
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入口には、“注文の多い展覧会”との案内も。オニオンゲームスの事務所が展覧会場のムードになっていた。ゲーム開発の現場に入れるだけでもファンにとってはかけがえのない体験。
木村
 倉島さんが、しつこく話しかけるからかと一瞬思った(笑)。でも、本当に展示を見ながら、感動でずっと泣いている方もいたりして。

倉島
 僕はフォトスポットでお客さんの対応をけっこうしていたので、自分の対応で泣かせてしまうようなことがあったのかな、と思ってちょっと心配したんだけれど、そういうわけではなくて。純粋に作品への感動で泣いていらして。
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各国のイメージボードや、木村氏手描きのカカシや城が描かれたトンネル城を想起させるようなイメージなど、貴重な設定資料が並ぶ。
木村
 そうなのよ。

倉島
 かなり動揺していたかも。僕は人が泣くと、どうしていいかわからなくなるので(笑)。

木村
 でも、それだけ心を動かせるものを作れたんだな、ということが目の前で感じられたので、展覧会を開催してよかったと思った。

――展覧会の会場では、『ストレイチルドレン』の開発資料がほしいというお客さんの声も多かったと伺いました。
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木村氏が描いたコドモの国をはじめとした詳細なマップも。また、倉島氏がデザインした、一度見たら忘れられないようなオトナからコドモまでの設定画や、世界の構造についての木村氏の手描き資料までが一堂に会する空間に。
木村
 そうなんですよね。じつは7月24日に情報解禁して予約が開始される初回限定生産の豪華ボックス入りのパッケージ版に、ものすごく分厚いページ数で大量の開発資料が載っている冊子も同梱されます。なので、会場だとまだ言えなくてつらかったけど、お待たせしました! こっそり作ってました(笑)。

倉島
 会場だとしらばっくれるしかなかったけど、かなりがんばってここしばらくはずっと制作していて。
『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
――初回限定生産のパッケージ版! 昨今パッケージ版廃止の流れもある中に、ここまでの豪華特典満載でパッケージ版が発売されるなんて、まさに伝説のアンチRPG『moon』の遺伝子を受け継ぐ『ストレイチルドレン』、ついアンチパッケージ版廃止的なメッセージを感じてしまいます。
木村
 やっぱり、ゲームクリエイターとしては、自分たちの作品をしっかり形にして遺したいのかもしれないです。それにこの『ストレイチルドレン』というゲームへきちんとピリオドを打つためにも、やるべきことをやろうと思って。

倉島
 展覧会もそのひとつだよね。正直、ここ数ヵ月ずっと展覧会の準備をみんなでしてきたからたいへんだったけど、やってよかったですよ。

木村
 パッケージ版もそう。僕たちがアーカイブを遺さなければ、誰が遺すのかというね。以前『moon』のパッケージ版を作ったときにも分厚い資料集を作ったんですけど。あれだって大量の資料が見つかって「今、紙に遺さなければ、最悪捨てられる可能性すらある」と思ったからでした。僕が持っている資料も加えたし。
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展示された資料はごく一部とのこと。特典の資料集には膨大な数の設定が掲載される。
倉島
 『ストレイチルドレン』も、10年後に「資料が見つかりました」となるかもしれないしね。

木村
 だから、今のうちにソフトや紙で遺して、みなさんへ渡せるものにしようと思って。展覧会では、来てくれたお客さんが「絵はがきでもいいからほしい」と言ってくれたんです。僕らは『ストレイチルドレン』開発中の4年の間、ファンと直接対話していなかったので、本当に生の声で求められていることを感じられたのはうれしいし、大きいことで。なので、この度限定のパッケージ版も満を持して発表できてよかったです。

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オニオンゲームス作品のファンとしても知られる、ファミ通でも連載中のマンガ家、山本さほ先生からの素敵なメッセージとイラスト付きの差し入れも!

膨大なゲーム内のテキストと設定画を紙へ残す

――絵はがきどころか、大量の設定画以外にも、特典が満載の限定版がやってくるんですね。ちなみに限定版へ付属する特典には、どんなものが収録されるのでしょうか。

木村
まず開発資料集には、展覧会で展示した資料の10倍くらいの内容が掲載されてます。今作のコンセプトのひとつには、『moon』ではない“別の月の物語を作る”というものもありました。そのために、その月の物語を内包している、さらに外側の『ストレイチルドレン』という大きな世界の枠の中でなにがどう描けるのかと……開発では、とんでもない量の試行錯誤をしました。苦労も葛藤もあり、物語も書いた。ゲーム内のテキストは日本語だけで16万文字もあって。

――16万文字。すごい。

木村
 そのほか世界の設定画も大量にあって。特典にはこの設定画関係を作りきったものを背景も含めてできるだけ詰め込んだら、こんなに分厚くなった(笑)。オニオンゲームスでも過去最大の作品だけに、見応えもあると思います。

倉島
 設定やイラストもすごい描きましたから。
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ストレイブックと名付けられた、分厚い設定資料。
――それがこの特典冊子に。ゲーム本編へ入らなかった資料まで含め、作品が生まれる過程も冊子という物体として遺るわけですね。
木村
 昨今はデジタル化が進み、「もうパッケージは作らない」という話も出てきているけれど、ゲームをパッケージから取り出して遊んできた僕としては、やっぱり自分たちのゲームがパッケージソフトになる、というのはうれしいんです。

――……そういえば、ちょっと不思議な構造の世界観というか、『ストレイチルドレン』のゲームの中には、失踪した主人公の父親が作った『moon』そっくりで黒いゲームカートリッジの『ミカヅキ』というRPGも登場しますよね。
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木村
 そう。主人公の少年は1997年に発売されたという幻のゲーム『ミカヅキ』の中に吸い込まれて、ゲームであるはずの『ミカヅキ』の中の世界へ落ちていくんです。
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左は『moon』冒頭の落下する場面。右の『ストレイチルドレン』で主人公が[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]の世界に落下する場面ともとても似ている。
――その落ちた先の世界は、どう見ても『moon』の城下町にそっくりというか……でもそんなこの世界も、主人公が到着した後ですぐ崩壊してしまいます。そしてさらに主人公はもっと深い場所に落ちて、奇妙な“コドモの国”に辿り着いて、怪物になったオトナが襲い掛かってくる謎の世界で父親を捜して旅する。まさに入れ子構造でRPGの中にRPGがあって……という。
木村
 そう、主人公が物語の冒頭で落ちていく『ミカヅキ』の世界は崩壊してしまう。『ストレイチルドレン』でメインで冒険する舞台となるのは、その崩壊した『ミカヅキ』の残骸や記憶で出来上がった、さらに底にある世界なんです。マトリョーシカのように世界の中に世界があるイメージ。
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――崩壊後の情報で構築された、さらに深いところに存在する世界が、プレイヤーが主人公となって旅をするコドモの国を始めとした一連の奇妙な国々だったんですね。
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木村
 『ストレイチルドレン』の冒頭に、崩壊しかけた『moon』によく似た『ミカヅキ』の世界がありますよね。そこを探索するとわかるのだけれど、南の砂地のほうに崩壊しかけた『ミカヅキ』の世界地図を維持しているスライムがいて。砂絵で、ざっくりした地図を描いているんです。スライムは「世界を忘れないようにしているんだ」と言うんですが、その地図も消えてしまう……という演出があって。これは、主人公が旅するコドモの国を始めとした『ストレイチルドレン』の世界が、『ミカヅキ』の世界が崩壊しきったあと、その要素が別の状態に組み上げられたものだということのヒントでもあるんです。すべては、もともと『ミカヅキ』の世界にあったもの。
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左は『moon』の城下町。右は崩壊しつつある[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]の城下町。
――『ストレイチルドレン』の各国や土地は、かつて[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]の中に存在していた国や土地が、断片化し、違う形へ組み直されたものだったと。
木村
 そうなんです。このゲームの世界観は、多層構造で。そのレイヤーのひとつにある『ミカヅキ』の層は崩壊してしまい、その下に『ミカヅキ』のレイヤーの残骸で別の層ができて、そこを主人公は旅をする。

――まさにマトリョーシカのようです。

木村
 そうでしょ。ある意味では今回展覧会で設定画をたくさん展示した僕らも、その外側の大きいマトリョーシカみたいなゲームの階層のひとつにいるのかもしれない。『ミカヅキ』というゲームを作った主人公の父親、という存在を僕らが作っていて、その資料が展覧会や限定版になっているわけだから。
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ゲーム本編で垣間見えるこの砂に描かれた地図こそ、RPG『ミカヅキ』の地図だった?
――ゲーム本編では、崩壊後の世界しか見ることができません。しかし、設定としては完全なRPGとして設計された[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]が存在するんですね。
木村
 ちなみに、それが特典のひとつの『ミカヅキ』の世界が崩壊する前の世界地図なんです。RPGといえば、やっぱりマップ。
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布製の『moon』そっくりなRPG[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]の、“崩壊前”マップも同梱される。
――中央には冒頭で向かうことになる魔王城も見えます。
木村
 魔王城のほかにも、天使の国の上にあった神様の城もあるし、コドモの国は、もともとは海賊の国で、コドモの国の木がツリーハウスになっている。ほかにも、『moon』ともつながるかのようなキノコの谷があって。
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――この地図を見ると、本当にここを歩いていたような感じがします。よく見ると、すべてがゲームの地図とシンクロしているように描かれているんですね。
木村
 『ミカヅキ』の地図を考えている時点で、こういう空気感の世界地図があると考えていたんで。それを今回、特典として具現化したんです。

倉島
 祥ちゃんの脳内にあるものを、限定版のためにずっと描いてました。この数ヵ月、ほとんどこればかり描いていた気がする。

木村
 僕から倉島さんへ「こういう場所なんです」と説明してラフを描いて渡して、描いてもらってというのを延々と。すべてゲーム内のマップと照らし合わせ、ずれがないようにしていて、手前味噌ですけど、すごくいいものができたと思う。

倉島
 海にはオトナがいたりもしてね。うん。たいへんだったけど、このマップとサントラを合わせたら、『ストレイチルドレン』の中にある『ミカヅキ』を、本当にゲームとして作れるくらいの情報量があるから。

木村
 作りたくなるほどに、多くのデザインをしたよね。
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RPGの中のRPGへ込めていく

――それだけ本気で『ストレイチルドレン』で「ゲームの中のゲーム」というテーマを描こうと決めたのは、いつ頃だったのでしょうか。

木村
 父親と子どもの話であることは、最初から決まっていました。月のRPGを作った父親と、息子の話です。というか、それしか決まっていなかった。

倉島
 祥ちゃんからはそれしか聞けなかった気がする(笑)。

木村
 うん。でも、それだけで物語が書けるかなと思って、作り始めてはいました。最初にオニオンゲームスで「新作RPGを作るぞ」と発表した段階で、コンセプトシートのようなものは作って。

倉島
 企画書というほどしっかりしたものではなかったけど、あったね。

木村
 自分の中の取り決めとかが書いてあるもので。今回の展覧会で展示したようなきちんとした設定資料よりも、もっと前の段階ですね。そこに倉島さんが描いたイメージを加えながら、だいたいのコンセプトを決めていきました。

倉島
 その頃はまだ主人公の姿も決まってなかった。たしか。

木村
 展示した設定画からもわかるんですが、最初は犬の顔でもなかったし、ね。
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展覧会のイメージボードには、犬ではなくフードにキャップ姿の少年が描かれたものも。
倉島
 最初は……かなり「あれでもない、これでもない」とやったような気がします。

木村
 うん。ネタ出しとしては、1980年代にどのようなものがあり、どんな時代だったのかという話をして。世界観を箇条書きに「こんな感じ」と書いたものがあって、チーム全体で動き始める前に、僕と倉島さんでキャッチボールをします。「何かあるかね」というくらいです。

倉島
 ほんのりと、もんやりしたキャッチボールですね。

青いフードの少年を、犬の顔にする

木村
 「あっ、これは書けそうな気がする」と思ったのは、主人公の姿が見えてきたときだったかも。父親と、その子どもである主人公、そして叔父のケンケンがいることは、最初から決まっていて。主人公がゲームの世界へ入り、さまざまな子どもたちに出会いながら国を旅すると。で、そこで重要だったのが、主人公を喋らせないことで。
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――初期の『ドラゴンクエスト』作品のように、主人公はしゃべらず、プレイヤーとリンクするような。
木村
 そうです。なので喋らないプレイヤーとして、自然に世界を歩き回れることが重要で。倉島さんと二人で「犬の顔にしよう」と決めたとき、すごくしっくり来た。犬には、かわいらしいイメージがあると同時に、言葉を喋らない存在でもある。さらに犬は凶暴だと思われることもあるし、弱い存在として虐待されたり、いじめられたりすることもある不思議な存在ですよね。「人間のパートナー」と言いながら、保健所にはたくさんの犬がいるとか。そういう矛盾した状態にある。だから、父親と子ども、コドモとオトナの物語の主人公は、犬の顔でいけると思いました。

――作中には、まさに展覧会でも見られたような、さまざまなイマジネーションの粋を集めた、奇妙な国々や人物が登場しますが、それはどのように作っていったのですか。
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木村
 制作順でいうと、最初から順番に作ったわけではなくて、ゲームの基本的な仕組みができたあと、最初に「コドモの国」、「迷いの森」そして「トンネルのボス」を、ひとつの最低限のゲームの塊として作ったんです。
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冒頭に辿り着くことになるコドモの国のツリーハウス。
倉島
 まずそこだけを試遊できるレベルまで作ったんですよね。

木村
 音も付けて、会話音も入れ、人へ見せても大丈夫な状態までほぼ完成させて。そこから、ほかのエリアを増設していく形で作っていきました。そうしなければイベントにも出せないしプレゼンできないので。まずはそうして最初の試作版を作ったんです。その時点では、もう物語の構想も出来上がっていました。最初のカカシのボス戦まで入っていたよね。
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コドモの国のギガントポール。各国のボスオトナたちは、どこか父親の雰囲気を感じさせる。
倉島
 うん、入ってた。カカシのボスは最初のほうに描いたから。

木村
 倉島さんから上がってくるのも早かった。ほかのボスだとなかなか難産だったのもあるけど。コドモの城からトンネル城まではコンパクトだけど完成していた。コドモという存在、オトナという怪物。そして、コドモでもオトナでもないような、旅の途中で出会うストレンジマンのような人たち。

――ピラニアの水槽に手をつっこむ占いをしている人など、本当にストレンジな人との出逢いをはじめ、先の国では、うぅ婆など怪物ではないオトナのような人との出逢いもありました(笑)。
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木村
 でしょ。ほとんど僕の実体験から描いてます(笑)。先に6つの国を作りました。そのあと、『ミカヅキ』の崩壊するRPG世界を作り、ラスボスや、オトナの国を作り、最後に冒頭の現実のような世界のベッドから始まる部分を作ったんです。制作する順番が違うだけで、僕の中には、それぞれの世界が最初からあったんですけど、みんなは指示された順番に作るので、いつ終わるのか分からない状態だったと思う(笑)。

倉島
 どうつながるのかは、よく分かってなかった(笑)。でも、ひとつずつ進んでいくので、最後につながったときは気持ちよかった。
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『moon』に似たRPGが崩壊した残骸の記憶で構成された、ゲームの底のまた奥底の奇妙な世界を旅する。

1980年代のゲーム体験

――もうひとつ、ゲーム中には1980年代のゲーム体験のオマージュがたくさんあるように思いました。これは、ファミコンなどの影響でしょうか。
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オニオンゲームスの『勇者ヤマダくん』……ではなく、これは往年の名作『ドルアーガの塔』へのオマージュにちがいない。
木村
 僕自身が1980年代に、ゲームから大きな影響を受けたからだと思います。なぜ、そうしようとしたのか、自分でもいまは正確には思い出せないんですけど。

倉島
 僕も大体同じ年代なので、ゲームに夢中になったのは同じくらいの時期です。ファミコンのカセットがあって、ゲーム機が身近になり始めたころだよね。
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木村
 『ストレイチルドレン』の中では、主人公の父親が1997年に『ミカヅキ』というRPGを作ったことになっているので、となると父親が持っていたゲームの記憶は世代的に1980年代のもののはず。だから1980年代のレトロゲームや、過去のゲーム体験の記憶がゲーム中にいろいろと入っているんです。とくにバトルでは、『フロッガー』的なものや『倉庫番』的なもの、そして『moon』でおなじみのジンギスカンゲーム的なのもある(笑)。

倉島
 『moon』も『モナムール』にも、ジンギスカンゲーム的な遊びがあるという伝統です(笑)。
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バトルでは、『moon』ファンにおなじみのジンギスカンゲーム風のオトナの攻撃演出も。
木村
 『ミカヅキ』は主人公の父親が作ったゲームなので父親が体験してきたゲームの記憶で世界ができているんですが、それは同時に『ストレイチルドレン』というゲームを現実世界で作る僕らにとっても思い出のゲーム体験を込めたものでもあるんですよね。たとえば僕の思い出だと、『ウィザードリィ』や『ウルティマIV』が出たときなんて、とんでもなく難しくて、まともに遊べなかった。でも、やめられなかったんです。遊んでいるうちに、これは単にボスを倒せというゲームではなさそうだと気づいていくような、すごくおもしろい冒険の体験だった。

倉島
 そうね。ほとんどのゲームがクリアなんてできなかったから。

木村
 さまざまなゲームが、知らない世界への挑戦になっていた時代というか。あのときの感覚が体験できるように、あえて『ストレイチルドレン』は、いまのゲームのプレイ感とは変えてデザインして作っているところもあるんです。これから世界は、どんどん便利になっていき、ゲームは気持ちよさがあふれて快感の波に襲われる。映画もゲームも、どんどん気持ちいい編集や調整がされたものばかりが生まれてくるかも。そんな中にあって、ふと思ったんです。いつか自分の息子が大人になったときに、このゲームを遊んだらどう思うだろうか? って。

――父親が作ったゲームの中を、その子どもが冒険するゲームを、本当に子どもが遊ぶと。

木村
 そんな物語のゲームを僕の息子が大人になったとき、もう一度遊んだら、何か感じるものがあるかなって。もしかすると、その頃には世の中はいまよりも数倍、快感や効率を求める世界になっているかもしれない。今のお客さんを、すぐに喜ばせることも大事ですけど、10年後のプレイヤーがこのゲームに出会ったときにも、僕らが体験した『ウィザードリィ』などのRPGと同じ感触を味わってもらえるんじゃないかと。

倉島
 そんなこと思ってたんだ。

木村
 いつかこのインタビューを僕の息子や未来の子どもたちが読むようなことがあったら、そのときに気づいてくれたらいいなってちょっと思ってる。

――だからこそ、父親に会うために困難で奇妙な国々を旅した果ての、父親との会話はとても印象的に心に残りました。

木村
 あの最後に父親が話すセリフには、じっさいに、僕の父親が僕へ話した言葉も入っているんです。

――そうなんですか!

木村
 セリフというより、コーヒー屋で雑談していたときの言葉で。父親から、とても不幸な話を聞いたことがあったんです。で、いろいろな話を聞いたあと、僕は「それは、最悪だったね」と言ったんですよね。すると父親が、「そんなことないよ」と。「だって、お前が⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」って、一言だけ。

――素敵な話ですね。

木村
 すごくうれしかったんですよね。だから、最後の父親のセリフをどう書くかは、ずっと考えていました。作中での父親との会話でのセリフは、自分自身が人生を振り返って、「一番良かったことは何か」と考えたとき……息子の存在は大きかった。だから、それを、父親に会いに行くRPGのセリフとして、きちんと書いておこうと思ったんです。

『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー

第四の壁を越えるのではなく、ゲームの中で完結させる

――ゲームの中の父親が作ったゲームという入れ子になったゲームのコンセプトは、世界観や遊び、ビジュアルや演出に至るまで隅々まで貫かれているんですね。そういえば、いまはゲームであること自体を題材にしたメタフィクション的な作品も増えています。しかし『ストレイチルドレン』は何重もの入れ子構造を持ちながら、あくまでゲーム内の物語として成立しているように感じました。

木村
 いまは、もういわゆる“第四の壁”を越えた場所にあるものを、みんなが遊んでいますよね。でも僕が作っているものは、あくまでゲームの中にある。第四の壁の手前というか、少しだけ薄く越えてくるような感じです。

――ゲームの中でゲームを作った父親がいる。その父親の子どもが、父親のゲームへ入る。さらに、そのゲームを現実に作っている木村さん自身はゲームクリエイターとして『ストレイチルドレン』そのものを作っていて……しかもその資料の展覧会が行われると。まるで僕らのいまいる現実世界も、無限に入れ子になっているかのように思えてきます。

木村
 先ほどからマトリョーシカのような世界、という話をしてきましたけど、以前には本当に『moon』という月のゲームを作っていたという、さらに僕らだからこその不思議な多層構造でもあるんですよね。

『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
ゲームの中に入ってゲームを内側からの視点で冒険するアンチRPG『moon』。

「『moon2』は作らない」と言いながら、ずっと考えていたもの

――そういえば限定版では、『moon』そっくりの月のRPG[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]についても特典のサントラがついていて、それを聴くと[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]がどんなゲームだったかわかるような内容になっているんですよね。
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サントラのジャケットは、幻のファンシーコンピュータ専用ゲームカセット[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]に。
木村
 そうなんです。『moon』でもサウンドを担当したセロニアス・モンキースが、いま特別なチップチューンの楽曲を作ってくれています。ライナーノーツにも、ほとんどゲーム新作の本番に使えるくらいの『ミカヅキ』のドット絵やマップを掲載した解説書のようなデザインになっているんです。

倉島
 ドット絵もマップも、やっぱりあれだけでゲームが作れるくらいありますよ(笑)。海賊のマップや雪国など、いろいろなマップを描きました。楽しかったです。

木村
 そこに僕が物語を書いていて、チップチューンの音楽を聴きながら、架空のレトロゲーム機で『ミカヅキ』がどのように動いていたのかを想像体験できるCDになっているので。

――アナログの手描き資料もたくさん展示されていた展覧会に加えて、そんな[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]をテーマにした『ストレイチルドレン』限定パッケージ版“トレジャーボックス”が現実世界で本当に作られるということも、非常におもしろく感じられて……実物の限定版がほしくなってきます(笑)。

木村
 デジタルももちろんいいんですけど、たしかにこのゲームは実物のパッケージ版のゲームソフトになるのは、意味合いが出てきちゃいますよね。ぜひ実物を手にしてほしいので、説明書や化粧箱も豪華にするのはいまはたいへんな時代だけれど、かなり頑張って凝って作りました。『ストレイチルドレン』というゲームの中にある『ミカヅキ』の世界を表現するための特典をイチから作って、箱も宝箱のようにしたり。ちなみに本日から予約開始していて予約数だけ生産されるので、予約した方は必ず手に入ります。
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宝箱のようなデザインの化粧箱。パッケージ版ソフトとアクリルキーホルダーも付いている。
――ちなみに、予約を逃すと入手困難になりそうですか?
木村
 おそらくそう。なので、確実にほしい人は予約しておいてください(笑)。
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――最後に、『moon』のスタッフがそこまで力を入れて描こうとしている[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]というゲームが、『moon』で描かれたゲームそのものと、どのような関係にあるのか教えてください。
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木村
 『ミカヅキ』は、『moon』にすごく似ているところがありますが、別のパラレルな月のゲームなんですよね。じつは『moon』を作ったあと、本当にたくさんの人から「『moon2』は作らないんですか」って言われてきました。そのたびに、『moon』は『moon』で終わっていて、ゲームそのものを扱った、あのエンディングまで見せているのだから、『moon2』があるわけはない。

――そうですよね。

木村
 でしょう。……でも、そう言うたびに、反作用のようなものが心の中に響いてもいたんです。『moon2』ではないけれど……あの世界の続きはあるよな、と。ずっと考えていました。『moon』のエンディングでは、ゲームショップに「『moon』発売中止」というチラシが貼られている画面が出てきます。そのとき、少し思ったんです。発売中止になった『moon』のビルドの中にいる住人たちは、どうなっているのだろう、と。

――発売されないゲームの中に、世界だけが残される。プレイヤーが来ることのなくなった世界の住人たちへの疑問が。

木村
 じつは『チュウリップ』を作っていた頃には、すでに考えていたと思う。もしも、あの中の続きがあるなら、『moon』の世界の人たちは暇だろうなと。だってプレイヤーが来ないんだから。
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――そのときの気持ちが、今回に。
木村
 『ミカヅキ』というゲームがあった。その作者がゲームを発売できず、放置してしまった。すると、カセットの中のキャラクターたちは相当暇だし、プレイヤーも来ないし、寂しい。そんなゲームの中の世界へゲーム開発者である父親が飛び込み、さらにその息子の主人公も飛び込んでいくんだけれど、世界はプレイヤー不在のために滅亡寸前でぼろぼろになり、消えかけている。だから、この一連のイメージは、開発の当初からありました。

倉島
 最初に祥ちゃんから聞かされたのは、父親の作ったゲームの中に入る少年が、コドモの国を旅するっている本当にシンプルな構想だけだったから。ぜんぜんわからなかった記憶があります(笑)。

木村
 頭の中に構想はあったけど、伝えていたのがそれだけだった(笑)。でも、ゲームの要素とうまくかみ合うかどうかはまだ分からなかったけれど、“RPGの中にRPGがある”という『moon』とは別の、もう一層ある月のRPGを作るという構造は、最初から考えていて。
『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
――まさに[NOLINK]『ミカヅキ』[/NOLINK]は[NOLINK]『moon2』[/NOLINK]ではない、また別の月相のような作品なのかも、とも考えられたりしておもしろいです。
木村
 欠けて新月に向かっていく月が『ミカヅキ』ですしね。でも僕は絶対に『moon2』を作りたくなかったんです。途中で『moon2』になってしまうのであれば、作るのをやめようと思っていました。ただ……『moon2』を作りたくないからといって、『moon』から逃げなくてもよかった。そういうことですね。
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『ストレイチルドレン』とは

 オニオンゲームスが開発・発売する、少しビターな童話風RPG。
 主人公は、父親が1997年に作った幻のRPG
『ミカヅキ』へ迷い込んだ、犬の顔を持つ少年。崩壊したゲーム世界で、少年は行方不明になった父親を探しながら、コドモたちが暮らす国々を旅する。
 しかし、壁の外にいるオトナたちは怪物となり、コドモを襲う存在へ変わっていた。怪物と化したオトナは単純に倒すのではなく、コトバを通じてその心の内面へ触れるユニークな戦闘、そして1980年代から初代PlayStation時代のゲームを美しく進化させた画面やギミック、往年のRPGの手触りを持つ冒険が描かれる。
 『moon』を作ったクリエイターが描く、もうひとつの月のRPG
『ミカヅキ』を中心にしたパラレルな物語でもある。

『moon』そっくりな幻のRPG『ミカヅキ』の秘密が隠された特典満載、初回限定生産 豪華ボックス版

『moon2』が作られない理由とは!? 『ストレイチルドレン』に隠された『moon』そっくりのRPGの秘密に迫る豪華パッケージ版発売&展覧会記念インタビュー
 『ストレイチルドレン』初回限定生産・豪華ボックス版には、実物のSwitch版のゲームソフトのほかに、展覧会でも注目を集めた設定画、ドローイング、開発資料を収録する冊子が付属する。
 さらに、崩壊する前の幻のRPG
『ミカヅキ』を想像するための音楽、ライナーノーツ、世界地図など、ゲーム本編の設定と結び付いた特典を収録。
 初回限定生産ということで、予約数をもとに生産数が決定されるため、購入希望者は予約しておこう。

木村祥朗氏が「日本ホラーゲーム大賞」審査員に参加

 木村祥朗氏は、2026年9月11日から13日までの3日間にわたって、東京ドームシティ・プリズムホールで開催される大型総合ホラーイベント“東京ホラー特区‼︎“で実施される「日本ホラーゲーム大賞 produced by 百室 2026」に審査員としての参加が決定。
 「日本ホラーゲーム大賞」は、ホラーゲーム情報専門メディアブランド「全領域百鬼夜行観測室」――通称「百室」がプロデュースする、魅力溢れるホラーゲームと、その作り手を顕彰するアワード。ユーザーによる一般投票に加え、ゲームクリエイター、メディア、ホラーやエンターテインメント分野の審査員が、それぞれの視点から作品を評価する。
 『moon』『
RULE of ROSE』『BLACK BIRD』『ストレイチルドレン』などを通じ、ゲームでしか生み出せない感情を想起する物語を描いてきた木村氏が、現在のホラーゲームをどのように見るのかにも注目だ。現在、一般投票を受付中。あなたがもっとも恐怖し、驚き、忘れられない体験をしたホラーゲームへ、ぜひ一票を投じてほしい。

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