『グラディウス』もプレイできた

本作はコナミの人気アクションゲーム『がんばれゴエモン』のシリーズ第4弾。スーパーファミコン本体の発売から約半年後に登場したタイトルで、独特な世界観を表現したグラフィックや日本横断の旅を彩るサウンドの質はとても高く、ハードの性能を存分に引き出した演出の数々には度肝を抜かされました。巨大化する4面のボス“おたふく仮面”などはとくに迫力満点でしたね。
ゲームは『がんばれゴエモン2』以来のアクションで、『がんばれゴエモン2』が和で統一されていた世界観であることに対して、本作はゲームセンターや遊園地、ハンバーガーショップといった時代にそぐわない近代的な文明が登場するようになり、ハチャメチャで楽しい雰囲気になりました。これらの要素はRPGで展開した『がんばれゴエモン外伝』シリーズにもあり、本作ではそれがさらに突き抜けた感じ。情緒あふれる和風の世界と近代文明の要素をミックスして、コミカルな雰囲気で統一した世界観は、本作以降の『がんばれゴエモン』シリーズにも引き継がれていくことになります。

内容はステージクリアー型で全9ステージ構成。ステージクリアー条件はそれまでの“通行手形”を揃えるといったものではなく、“ステージのボスを倒す”というわかりやすいものになりました。
ふたりプレイに“おんぶシステム”を搭載しているのが特徴で、おんぶ状態のときは移動と攻撃をそれぞれのプレイヤーが分担する形。連携が重要になるので友だちや兄弟でのプレイがより盛り上がりました。
プレイヤーであるゴエモンとエビス丸の武器は“招き猫”を入手することでパワーアップ。ゴエモンがキセル、黄金キセル、ヨーヨーの順番でエビス丸は笛、黄金笛、ピロピロ笛といった順番でした。ピロピロ笛はギャグっぽい見た目であるものの、攻撃範囲が広く、戻ってくるスピードも早くて隙が少ないので強力な武器でしたね。
サブウェポンはゴエモンが小判でエビス丸は手裏剣。使用すると所持金が減ってしまう仕様ですが、遠くから安全に攻撃できるため、ここぞというときに役立ちました。


筆者がプレイしてまず衝撃を受けたのは、最初のステージである江戸で“女幽霊”と対峙したとき。おどろおどろしい演出とともに女幽霊が現れたあと、アップテンポのボスBGM『お化け出現!』が流れるのですが、この曲が和風でめちゃくちゃかっこいいんですよね。最初に聴いたときは本当にシビれましたし、筆者と同じスーパーファミコン世代のゲーマーはこの曲に思い入れが強い人も多い……ハズ!
ほかに驚いたのはゲームセンターで『グラディウス』のステージ1がそのまま遊べてしまうというところ。ステージやBGMがアレンジされていて、とても手が込んでいて驚きました。それ以外のミニゲームもすごく凝っていてユーザーを楽しませようという気持ちがいたるところから伝わってくる内容になっていました。


2005年には本作とシリーズ第2弾『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』(1993年発売)が1本になった『傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』が発売されたほか、バーチャルコンソール版が2007年にWiiで、2016年にニンテンドー3DSで配信。2017年に発売された“ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン”にも収録されました。
今年(2026年)7月2日には、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラーで展開された13タイトルを収録した『がんばれゴエモン大集合!』が発売され、その中に本作もバッチリ収録されています。巻き戻しやクイックセーブ機能が実装されていて遊びやすくなっているのでぜひチェックしてみてくださいね!













